本販売日:2000/08/23
電子版配信日:2009/09/11
本定価:545円(税込)
電子版定価:660円(税込)
ISBN:978-4-8296-0984-2
学園レイプ事件の後、転任が決まった英語教師・彩。
教師生命を賭けて赴いたのは、新興の進学校。
だが、いきなり理事長室でスリーサイズを計測され、
レオタード姿で全校生徒に紹介されることに!
まさか、この学校でも、同じなの……。
そう、悪夢はいま再び、彩の身体に迫っているのだ。
あや(24歳)女教師
なつの 女教師
ゆりこ 女教師
みき 女教師
本編の一部を立読み
いつの間にか、すべての視線が集まっていることに気づき、彩はうろたえた。
自分は教師としてではなく、生徒たちの愛玩物として、この進学校に呼ばれたのではないのか、という疑念が湧きあがった。
「さあ、はやくして」
夏乃が彩の腕を取り、体育館の外へと引っ張りだした。
考える暇も与えず、夏乃が彩のワンピースを脱がせにかかる。
「や、やめてください」
背中のジッパーがさげられ、ブラジャーのラインが露わになった。
「みんな自習の時間を割いて、あなたのために集まったのよ。S学園の教師としての自覚を持ちなさい」
「自覚……ですか」
レオタードで女らしい身体のラインを強調し、生徒たちに挨拶するのが、S学園の教師としての務めというのだろうか。
彩は夏乃の手でブラジャーとパンティだけにされた。
「さあ、はやくして」
彩はどうしても納得できなかったが、抗って学園を追われることを恐れ、女教師としてのプライドを抑えた。
紫のレオタードで、凹凸に恵まれた身体を包みこむ。股間がかなりのハイレグで、パンティをVの字にぐっと引きあげた。
「これを履いて」
紫のハイヒールを履くと、ツンと吊りあがったヒップの位置がさらに高くなった。
体育館に入ると、ざわめきがやんだ。水を打ったように静まりかえり、すべての視線がレオタードに集まった。
「今日、赴任された若林彩先生です」
マイクをとおしての教務主任の紹介に、拍手が起こった。
「英語の教師になられて三年目の二十四歳、スリーサイズは、バスト、八十七、ウエスト、五十六、そして、ヒップ、八十八センチの素晴らしいプロポーションの持ち主でいらっしゃいます」
彩は体育館に響きわたる身体のサイズを聞きながら、階段をあがった。
火のような羞恥に身体が震えている。
ああ……み、みんな……私をどういう目で見ているのかしら……。
うつ向き加減のまま、壇上の中央へと進んでいく。
剥きだしの白い脚線や、高く張りだしたバストのふくらみに、生徒たちの視線が集中する。
「では、若林先生、ご挨拶をどうぞ」
「は、はい」
彩は深呼吸をして、顔をあげた。
生徒たちの視線とぶつかる。無数の目、目、目が、レオタード姿の自分の身体に突き刺さってくる。
「は、はじめまして……」
露出の快感に、彩は目眩を覚えた。裸で立っているような錯覚を感じ、身体がカァッと灼けていく。