熟女の海

未亡人義母と未亡人女教師と未亡人海女

著者: 小鳥遊葵

本販売日:2014/10/23

電子版配信日:2015/02/06

本定価:763円(税込)

電子版定価:880円(税込)

ISBN:978-4-8296-4034-0

「もっと強く抱いてっ。あの人を忘れさせて」

対面座位で繋がりながら少年に抱きつく未亡人。

二十代に見まがう艶肌から漂う熟れたフェロモン。

夫を亡くして三年、おんな盛りの躰をもてあます

陽子の孤閨を慰めたのは、義息のたくましい肉茎!

39歳、36歳、35歳、海辺の熟女たちは哀しく美しい……



●もくじ



第一章 夜這いを待ちわびる未亡人女教師



第二章 海辺の女たちからの秋波



第三章 男日照りの未亡人海女



第四章 母子の馴れ初め



第五章 息子のふしだらな提案



第六章 謀られた同衾の夜



第七章 愛の交歓に溺れる三匹の未亡妻

登場人物

ようこ(35歳)義母

のりこ(36歳)女教師

さなえ(39歳)年上女(熟)

本編の一部を立読み

「うッ……ゆ、祐樹くん、あ、あなた、お、落ち着いて……。こんなこと、ダメ……。主人が、見てる……」

夜中なのに、教え子とはいえ、血気盛んな男の子を、家に入れた。憲子は美しい熟女だった。そんな状況下に置かれたなら、どんな男でも目の前の女を抱こうとするのは当然のことだった。

(祐樹くんは悪くない……。悪いのは彼を家に入れた、この私……。でも……)

現役の教師でもある憲子の思いは別なところにある。それは聖職者として決して許されることではない。ましてや、夫を亡くし、葬儀を終えたばかりの夜に、教え子というよりは、他の男を家に上げるなど、非常識極まりないことだった。

(でも、祐樹くんの勢いをおさめる術はない……。夜這い同様に寝室の私の気配を窺っていた祐樹くんを、私は自ら家の中に迎え入れた……)

「の、憲子先生……。僕を嫌いにならないで……。ううん、嫌いになられてもいい。僕、憲子先生が、ほ、欲しい……」

熱い吐息が憲子のうなじを刺激した。必死に抗おうとすれば拒絶できる。そう思いながらも、しかし、若い男の強靭な腕の中に抱き締められている体は弛緩し、反応しなかった。

「でも、ダメよ。好きだと言われるのはとても嬉しいけれど、あっ、こ、こんなのって、いけない……。ね、お願いだから、先生を解放して……。ここまでなら、私、何もなかったことにしてあげられる……」

言葉での抗いにも力はなかった。

(ああ、なんて熱い体なの……。祐樹くんの体、まるで燃え盛っているよう……)

目の端が夫の遺影を捉えていた。その微笑はこの状況をけしかけているようにも見えた。

(ああ、あなたがいけないのよ。あなたの逞しさが、教え子に迫られて、すぐ反応するこんな私をつくり上げたのよ……)

憲子は強引にこの場の自分を許す言い訳を思い浮かべていた。

「憲子先生……、ああ、ぼ、僕……」

若い力が起伏に富んだ憲子の体を正対させ、再び強く抱き締めてくる。強く腰を抱かれると、背がしなり、自然に顔が上向く。

祐樹の顔が迫ってくる。四肢が硬直する。憲子は目を閉じていた。顔は祐樹のほうに向いたままだった。唇に祐樹の唇が触れた。かすかに開いていた唇に、祐樹は舌を挿し込んできた。

(ああ、祐樹くん、ダメ……。隣に住んでいるのに、教師と教え子なのに……。ああ、私は夫を亡くしたばかりなのに……)

様々な思いが胸を揺さぶる。その中の一つとして、この状態を認めるものはない。あるのは唯一、生前、夫が膣内に深々と肉棒を挿し込みながら、俺が死んだなら、すぐに恋人を探せ、と口癖のように言っていたことだけだった。

(祐樹くん、す、凄い……。硬く勃起させながら、私の舌を吸うなんて……。それに、どこでこんなにも巧みなキスを……)

とても高校生のふるまいではなかった。

(祐樹の舌に、三十路半ばの女であるこの私のほうが翻弄されている……。ああ、陽子さん、あなた、なのでしょう……。まだ高校生の義理の息子に、こんなにも生々しい密着の仕方を仕込んだのは……)

そう思わずにはいられない。祐樹はすでに隆々と勃起させた肉棒を、衣服越しではあるが、堂々と憲子の下腹部にめり込ませていた。憲子の舌に舌を絡め、口内粘膜全体を蹂躙しはじめていた。

(ああん……、このままじゃ、私、夫の遺影の前で、教え子に姦られてしまう……)

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