「なぜか最近、あす姉を見てるとムラムラしちゃうんだ」
姉・亜純の弟愛あふれるスキンシップが欲情の原因?
「カノジョ? い、いるさ。いい年だもん」
玲太がついた軽い嘘──目論見は大きくはずれてしまい……
目の前にいたのは制服コスプレした八歳年上の姉!?
初めてのラブホ、公園でのハード青姦、イキまくりカーセク……
人妻のお姉さんと性長していく「変愛」の行方は……
(文庫換算 287ページ)
●もくじ
序章 コスプレした姉が目の前でナンパされてるんだが
一章 オレのハジメテを姉が奪いにきてるんだが
1 弟の……カノジョ?
2 本気のキス
3 脱童の瞬間――!
二章 公園デートで姉に性のレッスンをされてるんだが
1 弟の秘密
2 水上セックス
三章 カーセクしまくりで姉がセフレみたいになってるんだが
1 ラブホが良い
2 マイカー
四章 身を引いたはずの姉がオレのVRオナニーに興味津々なんだが
1 姉風呂
2 オナサポ
3 慰め
終章 ぜんぶバレたのに姉との関係をどうするか迷ってるんだが
1 いつもの癖で
2 弟の性長
3 何度もイカされる私
あすみ(26歳)姉
本編の一部を立読み
(ほ、ほんとにするのか?)
腰を下ろす。対面座位だ。ジリジリと体を近づけてくると、
「――ひっ」
勃起の裏側が何かに触れ、感電するような刺激が走った。
(マ、マ×コにあたってるのか?)
スカートに隠れて中は見えないが、
(しっとりとしてるような……)
棒茎のつけ根に、皮膚とは違ったものが密着している感覚があった。
「おチ×チン、見つけた。ふふ。ピクピクしてる」
「す、すごく……気持ちいい」
「まだ入れていないわよ」
「わ、わかってるけど……」
ただ触れているだけでも、グングン高まっていくのだ。
(変に意識するから、余計に過敏になっちゃうのかも)
ゆっくりと、深く呼吸する。射精コントロールする要領だ。
(よし。いいぞ。落ち着いてきた)
下にばかり集中していたので気づかなかったが、
(む、胸も……柔らかいな)
細腰に腕を絡ませ、巻きつける。抱きつかれることはあっても、自分から抱きついたことはない。
「いいわよ。もっとぎゅってして」
「う、うん。でも痛くない?」
「折れるほど強くしてくれてかまわないわ」
いわれるまま、抱きしめる。ただ、やはりそこまで思い切ることはできない。
「優しい子。でも嬉しい」
うっとりとするあすかの肩に、顔をうずめる。うなじのあたりから、人肌の持つ良い香りがする。
「さっき走ったもの。くさいでしょう?」
「ううん。いいにおいだ」
ゆったりと呼吸を続ける。股間同士も強く密着しているが、だいぶ慣れた。
(おマ×コ、おそるるに足らず)
先ほどまでの鋭い刺激はない。やはり自慰で鍛えているだけある。
「じゃあ……もう一汗、かく?」
熱息が耳穴をくすぐり、息が止まった。
(とうとう、中に……)
玲太は奥歯を噛み、小さくうなずいた。
「あなたはそのまま、じっとしていればいいわ」
股部の接触を手がかりにするように、あすかがゆっくりと腰を上げる。
「――んあっ!」
素股状態で裏筋がこすり上げられ、目の裏に火花が散った。
「大丈夫?」
「う、うん」
本当に大丈夫だろうか。
(オナニーでは、自分の好きなときに射精できる。セックスだって、似たようなものだ。同じようにやれる……はず……)
これから行われる初めての挿入に、期待がつのる。だがそれよりも、不安が上回る。
「わかる? 先っちょが、入り口にあたっているの」
肉茎は、はちきれんばかりに膨張し、痛いくらいだった。亀頭もパンパンになっているに違いない。その熱に負けないくらい、ピタリと触れたあすかの粘膜も焼けていた。
「これが、女の子の……」
「そう。女の子の、女の子」
中腰のまま、あすかがチュッと軽く口づける。唇の感触と、女陰に触れる感覚がよく似ているのが発見だった。
「入れるわね」
「き、きて」
「んっ、は……あぁ」
ゆっくりと腰を下ろしながら、腹から大きく息を吐く。
(――んおっ、おおおっ)
肉洞の中に、ズブズブと埋没していく。まるで全身ごと呑みこまれるかのような深い快感に、声さえ出なかった。
「奥までちゃんと入ったわ。おめでとう。童貞卒業ね」