塩対応の初恋相手・皆藤優希に募る想いは漆黒の欲望に。
監禁猟褥で処女を奪い、容赦なく恨みと恋を注ぎ込め!
バックで貫かれ、果ては自分からまたがり腰振り騎乗位。
嫌悪する相手に犯される屈辱の涙が絶頂歓喜の涙に変わるとき、
バスケ部エース少女は××にすがるメスデレカノジョに!
話題の「監禁王」マサイ、書き下ろし降臨! カバーはPiOKO。
(文庫換算128ページ)
●もくじ
プロローグ 恋に落ちて
第一章 俺を嫌いな彼女の処女を奪う。
第二章 俺を嫌いな彼女をバックから犯す。
第三章 俺を嫌いなはずの彼女が俺の上で腰を振る。
第四章 俺を嫌いな彼女が俺を大好きになった。
第五章 俺を大好きな彼女がデレデレご奉仕プレイ。
エピローグ 恋に堕ちて
ゆうき 女子学生
本編の一部を立読み
「はぁ、はぁ……」
自分の吐息、そして激しく脈打つ心臓の音がやかましい。
見下ろせば、畳の上に置いた懐中電灯が、白い裸体を照らし出している。
革の拘束具で、左右それぞれの手首を足首と繋がれたМ字開脚状態。口にボールギャグを噛まされた皆藤優希が、ぐったりと畳の上に横たわっていた。
額の汗を拭い、彼女の股間をまじまじと眺める。
薄い陰毛の下に、いつも涼しげな顔からは想像もつかないような卑猥なクレバス。大きく開かれた脚の間で、鮮やかなピンクの柔肉が息づいている。
初めて見る女の秘部は、想像以上に複雑な形をしていた。
取り返しのつかないことをしていることぐらい、佐藤にだってわかっている。捕まれば一生を棒に振ることになるのは言わずもがな、怯えもある。不安もある。罪悪感は押しつぶされそうなほど。だが今は、言いようもないほどの高揚感が、それらをはるかに上回っていた。
(優希は、お、俺のモンだ。渡してたまるかよ……)
彼女の鞄を漁って見つけた生徒手帳。佐藤は震える手でページをめくり、顔写真入りのページを開いて彼女の腹の上に載せると、裸体と一緒にスマホで写真に収めた。
拡大すれば生徒手帳の名前も読める。顔はもちろん、ぱっくりと開いた秘部の内側まではっきりと写っている。
流出してしまえば、もう取り返しがつかない、そんな写真だ。
(こ、これで、もう……ゆ、優希は、お、俺のモンだ)
焦がれに焦がれた、この女の生殺与奪の権を握ったのだと思うと、背筋をゾクゾクとしたものが駆け上がってくる。
女子バスケットボールのスーパーエース。彼女が表紙を飾ったバスケ雑誌はすべて持っている。もちろん、そんな雑誌では、彼女のこの美しい裸体を確認することはできないが……。
佐藤は、ゆっくりと彼女の脚の間に跪き、その胸へと手を伸ばす。
夢にまで見た彼女の裸体。うっすらと割れた腹部に、花瓶のごとくにくびれた腰。妄想していたよりずっと美しい身体。筋肉質なせいか胸は小振りだが、それがまたバランスがよかった。
ショートカットで凛々しい顔立ちゆえに、後輩の女子たちは王子さまなどと呼んでいるようだが、とんでもない。こんなに美しい女が、王子なんかである訳がない。
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ……」
佐藤は震える手で胸を揉み、乳首へと唇を寄せる。赤ん坊のように吸ってみると、狂おしいほどの欲望が押し寄せてきた。
彼はいきり立つ股間を押さえながら、「まだだ、まだ……」と自分に言い聞かせる。
ここから先の出来事は、ちゃんと優希の記憶に刻み込んでやらなければならない。自分を女にしたのは誰なのかを……その一部始終を全部だ。
佐藤は、彼女が目を覚ますのを待ちながら、ここまでの経緯に想いを馳せた。