四人の淫らな美熟妻
本販売日:2016/09/23
電子版配信日:2016/12/16
本定価:763円(税込)
電子版定価:770円(税込)
ISBN:978-4-8296-4180-4
(圭太くん、やっと来てくれたのね……)
期待に乳首が勃ち、股間をしとどに濡らす巴枝。
闇の中、柔肌をかすめる荒い息遣い、忍び寄る手。
隣家の息子に見せつけた、夜這いを誘う自慰姿。
童貞君を教え導くはずが、逆に溺れてしまい……
38歳、37歳、36歳、34歳……淫らな美熟女たち。
●もくじ
第一章 巴枝 人妻夜這い
第二章 真紀子 初体験の復習
第三章 沙織 友達の母の手ほどき
第四章 加奈子 ほしがる熟女妻
ともえ(37歳)人妻
まきこ(36歳)女教師
さおり 人妻
かなこ(34歳)人妻
本編の一部を立読み
(えっ!? 誰? こ、これは、夢などではない……)
一気に全身が汗ばんでくる。目を開けて確かめようとしても、決心がつかなかった。(よ、夜這いなの? ヤダ、い、いったい、誰が……。いけない。イヤよ……。圭太くんに電話して、助けに来てもらわなければ……)
思うものの、全身はまるで金縛りにでもかかったように、動かすこともできない。
(誰なの? ああ、だ、ダメ……。ふ、太ももだけにして……。それ以上、ああ、上に手を這わせたりしちゃ、ダメ……。ああ、あたし、何も身に着けてない……)
羞恥心とさらに汗ばんでいる体が意識を覚醒させていた。思い切って、そっと、薄く眼を開けてみる。股間に埋めようとする男の頭が眼に入った。手が執拗に太ももを這い回る。声を出そうと試みる。
「だ、誰? 誰なの? あなたは……。な、何をしているのか、わかってるの……」
声は掠れていたが、しかし、それは充分に夜這い男の耳に届いたようだった。太ももを這う手の動きが硬直したように止まり、その指先から脈打つ男の緊張感が太ももへと直に伝わってくる。
「お、おばさん、ごめんなさい……」
怯えたような声で謝る男の顔を見て、巴枝も驚きの声を上げていた。
(ああ、夢じゃなかったのね……。圭太くんが、夜這いの犯人だなんて……)
内心、嬉しかった。だが、巴枝は辛うじて表情を引き締め、広げられた自分の股間にひざまずき、頭を下げる圭太の姿を見つめた。
「圭太くん、顔を上げなさい……。訳を話してちょうだい……。あたしはさっき、何かあったなら連絡するから来てちょうだい、とはお願いしたけれど、その圭太くんがこんな破廉恥なことをしたのじゃ、あたし、今度は誰に救いを求めればいいのか、わからなくなるじゃないの……」
巴枝は夜這い人が圭太だと知り、落ち着きを取り戻していた。
(ううん、本音はとても嬉しいのよ……。だって、三十七歳の女に、十九歳の、しかも、あたしにいつも熱い眼差しをくれる圭太くんが、勇気を出して夜這いしてくれたのだもの……。でも、人妻としては、すんなり受け入れられないの……)
大きな体を小さくしてうなだれる圭太の姿は、巴枝に心地よい優越感を与えていた。
(ああ、でも圭太くん、太ももを触っていただけではないわよね……。ああ、あたし、圭太くんに、自慰で醜くなっている、あそこを見られているのだわ、きっと……)