先輩の奥さん・歌織さんと二人きりで過ごす最後の夜が訪れた。
歌織さんに暗示を発動させて、マッサージという名目で、
豊かな乳房を、可憐な秘唇を、禁断のアナルを蹂躙していく。
目の前にいる虚ろな瞳の美しすぎる隣人妻に、
狂おしき妄想と欲望と独占欲は、とめどなく暴走しつづける。
この欺瞞の帝国では、いつでも僕は独裁者になれるのだから。
ネット小説界を騒然とさせたXPJboxの傑作マインドコントロール小説!
第五週(1)
6月16日(月)
6月17日(火)
6月18日(水)
6月19日(木)
6月20日(金)
第五週(2)
6月21日(土)
6月22日(日)
第六週(1)
6月23日(月)
6月24日(火)
本編の一部を立読み
「……それじゃ、力を抜いてください」
「んっ」
肩に触れる。優しい感触。優しい匂い。歌織さんの肌だ。
なつかしいこの感覚。清楚なくせにスケベな体つきが、僕の五感を支配する。
歌織さんが、僕の手の中に帰ってきてくれたんだ。
「んっ……はぁ……」
背中のラインを辿るように、指を下ろしていく。すべすべしていた。本当にきれいだ。
マッサージをしながら、髪の匂いを堪能する。さりげなくブラの紐にも触れる。
あと少しイタズラをすれば簡単に外すことができる。でも我慢だ。歌織さんは艶めかしい声を上げるだけで、僕の好きに触れさせてくれる。
「あっ、あん、気持ちいい……文哉くんの指」
どこをどんな風に触っても、それはマッサージだ。彼女にはそう暗示してある。
だけど、いざ好きにさせてもらおうと思っても、なかなか勇気は出ない。
ためらいながら、歌織さんの胸に手を伸ばす。
彼女のカップにそっと触れる。
「んっ」
「マッサージですから、歌織さん」
「んっ、わかってる、よぉ。んんっ」
ぼぉっと頬を一気に赤くして、それでも僕の手を払いのけたりしない。
とうとう触った。歌織さんの胸。
カオリちゃんじゃなくて、歌織さんのときに触ってしまった。
鼻血が出そうなくらい興奮している。
「んっ、んっ、あんっ、んっ」
軽く回すように動かす。ブラの下の大きな脂肪の塊が、たぷたぷと上下している。
「歌織さん……」
ぐっと指を押し込む。「んんっ」て歌織さんは唇を噛む。ブラの下に、心地よい弾力を感じる。
歌織さんのおっぱいを揉んでいるんだ。僕は、人妻のおっぱいに指を食い込ませている。
少し力を入れた。歌織さんにもしっかりと感じてもらえるように。
人妻に横恋慕している隣人に、胸を好き放題に揉まれているんだとわかるように。
「あっ、んっ、はぁ、ん、はぁ、はぁっ」
それでも歌織さんは抵抗しない。
うっすらと腹筋の浮かぶお腹を鮎のように艶めかしく動かすだけで、胸を僕に預けてくれる。全てを委ねている。
これまで積み重ねてきた信頼がどれほど強固なものだったかと思い知る。僕のマッサージを彼女は安心して受け入れてくれていた。
続けてきてよかったと心から思った。
「歌織さんっ」
「あんっ」
たまらなくなって、後ろから覆い被さるようにのし掛かる。歌織さんは、ソファの上で四つんばいになってしまった。
「んっ、こんな格好、するの?」
「……は、はい。これから、腰のあたりをほぐします」
黄色い下着の中で張り詰めているお尻。こんなのを突き出す格好をさせられても、歌織さんはまだこれをマッサージだと信じている。
「んっ、んっ」
両手でそのお尻をじっくりと揉む。手に張り付く肌の感触に、股間から何かが滲み出る。
「歌織さん……うっ、気持ちいいですか?」
「んっ……よくわかんないけど、んっ、なんだか、ぽかぽかする……」
「このまま続けます。はぁ、少し、強くなったりするかもしれませんが」
「うん……文哉くんに任せる」
あぁ、歌織さん。歌織さん!
ぎゅっとお尻の肉を寄せて、ぱっと離すと彼女の白い肌に僕の指の跡が残る。揉んでいるうちに、下着がよれて彼女の割れ目に挟まっていく。
「ん、や」
それを引っ張って戻す仕草が、すごく僕の股間に響く。
「歌織さん。マッサージ中だから、あまり動かないでください」
「で、でも」
どこをどんな風にしても怒られない。ただ、恥ずかしそうに下着を直すだけだ。
ブラも外しちゃおっか。でも、さすがにそれは怒るかな。怒られても、僕の催眠術でどうとでもできるけど。
歌織さんは僕のもの。
カオリちゃんじゃなくても、僕のものにできるんだ。その気になればいつでも。
そう考えると興奮して、何でもしてやろうかなって思ってしまう。
でも、やりすぎはダメだ。彼女は先輩の奥さんだ。
今夜は最後だから、少しだけ大胆なことさせてもらう。それだけだ。
「歌織さん、体を起こして」
「んっ」
「僕の上に腰を落として」
「え、でも」
「これはマッサージです。普通の、んっ、ただのマッサージですから」
「だけど、ちょっと、文哉くん、あん」
僕の膝の上に歌織さんを跨がせて座らせる。後ろから手を回しておっぱいに添えて。
「体幹をほぐしますから。少し揺すりますね」
「あっ、怖い、これ、文哉くんっ」
「しっかり、支えてますから、安心して、任せてください、うぅっ」
腰をお尻に押しつけるようにして、ソファのバネを使って突き上げる。
歌織さんの体は簡単に弾んで、僕の手の中に豊かな胸の振動を、そして僕の股間にお尻のむっちりとした柔らかさとボリュームを伝える。
「あっ、あっ、こんなマッサージ、あるの? あんっ、んんっ」
「あ、ありますっ。前にもしたことあったはずです」
「そう、だっけ? んっ、あんっ、これ、少し怖い、んっ、んっ、文哉くんっ」
「僕にもっと体を預けてください。しっかり支えているから大丈夫です。ほら、もっと」
「あんっ」
抱き寄せて、彼女の全身に手を這わせて揺する。
どこもかしこも柔らかい。温かくてすべすべしている。最高だよ、この女性は。
ソファが大きく軋んでいる。下の階の住人にはセックスをしていると思われているかもしれない。
あぁ、セックスしたい。歌織さんとセックスがしたい!
「は、あっ、文哉くん、はぁっ、これ、すごい、よぉ、体、ぶるぶるするっ、はぁっ、はぁっ」
「全身を、ほぐしてますから、もっと、力を抜いて、んんっ、体を僕に預けてくださいっ」
「はいっ、んんっ、あっ、はぁっ、はぁっ」
僕の腕の中で、歌織さんが僕に従う。
お尻を突き出して、僕の股間にされるがままになっている。
髪に顔を埋めて、ぺろりと肩を舐めた。ビクンと歌織さんの体は反応したけど、それでも僕の好きにされている。
胸を揉む。お腹を撫でる。匂いを感じながら、また肩にこっそりキスをする。
「あぁっ、あぁっ、あぁーんっ、文哉くんっ、あんっ、これ、強すぎるかも……あぁぁ!」
最高だ。
歌織さん、最高すぎるよ……ッ!
「あぁっ、歌織さん!」
ズボンの中で精液が暴発した。
どくんどくんと痺れる快楽と連動して、大量の精液が下着もズボンも濡らしていく。
それは、歌織さんの黄色い下着にもあっという間に染みこんでいく。
「え、こ、これって……」
「僕の催眠人形」
慌てて歌織さんを停止させる。
僕の膝の上で、足をMの形にしたまま彼女はカオリちゃん人形になる。
「聞いてください。これはマッサージオイルです。おかしなものじゃないです。全身を使ったマッサージをしているから、服のどこかに付いたりするかもしれないけど、僕は全然気にしないので、歌織さんもお気遣いなく。それよりも、気持ちよかったらもっと声を出しても平気です。僕とふたりっきりだったら、それは恥ずかしいことじゃありません。体に感じる気持ちよさが強すぎて怖かったら、僕を頼ってください。しっかりと、しがみついて。僕は全然平気です」
そして、歌織さんをソファに横たえる。
本当に美しいプロポーションだ。モデルや女優さんにだって全然負けていない。お人形さん以上だ。
僕はそんな彼女の足を大きく広げる。もちろんお人形さんはそんな恥ずかしい格好されても抵抗しない。膝を曲げてカエルをひっくり返したようなポーズを取らされても、彼女の心はお人形さんの幸せに浸っている。
下着の股の部分が、僕の精液とは違った染みを作っていた。
「あぁ……」
感動して泣きそうになる。
歌織さん。ありがとうございます。あなたも感じてくれてたんですね。僕とセックスしてくれたんだ。
そっとそこに口づけをして、覆い被さった。
顔を近づけて、唇にも口づけをして、そして僕の股間を彼女の濡れた股に重ねる。
「解除です。目を覚ましてください」
ぼんやりと瞳に光を取り戻していく歌織さんを、僕は上から揺すり始める。
「……え? あっ、やっ、文哉くん」
「ん、まだマッサージの途中です。はぁ、歌織さん、もう少し揺すりますね」
「やっ、なに、この格好、恥ずかしいっ」
「ただのマッサージですよ。ん、普通ですよね。いつもしてましたよね」
「あんっ、でも、あんっ、今日は、なんだか、あっ、恥ずかしい気が」
「リラックスして。楽にすれば、もっと気持ちよくなりますから、あっ、うぅっ」
「ん、ん、あっ、はぁっ、あ、あっ、あんっ、これ、なんだか、あんっ、あぁ!」
大きく口を開いて、歌織さんが仰け反る。
僕の腹の下で。
人妻の歌織さんが喘いでいる。
「はぁっ、はぁっ、あっ、あっ、強いっ、これも、強いよ、文哉くんっ、文哉くん!」
「しっかり掴まって。後で、オイルが出たらもっと優しくなりますからっ。そのまま、しっかり僕に掴まってて!」
「んんんっ、文哉くん……ッ!」
細い爪が僕の肩に食い込む。
歌織さんは、真っ赤に上気した顔で唇を噛んでいる。大きく口を開いて仰け反っている。
これ、セックスの顔だ。
歌織さんは、セックスのときこんな顔をするんだ。
なんてきれいなんだ。
あなたは、本当に、どこまでも……!
「はぁ、はぁ、歌織さんっ、歌織さんっ」
「んんっ、あっ、文哉くんっ、んんっ……」
僕たちの疑似セックスで、ソファがぎしぎし鳴る。
もっとしたい。歌織さんともっとセックスしたい。
腰を強く押しつけて、ぐりぐり回す。歌織さんは大きく口を開けて、「あぁーっ!」と響き渡る絶叫を上げる。
「もっと、声を出してっ。これは、ただのマッサージなんですから! 出していいんです!」
「でも、んんっ、恥ずかしいっ、あんっ、あぁっ、んっ、ダメ、そこ強くしちゃ、ダメ、あっ、あっ、あぁー!」
「恥ずかしくなんて、ありません! 歌織さん、はぁ、歌織さん、素敵だっ、あぁっ、すごい、いい、僕も、いいですっ」
「んんっ、あぁーっ! やっ、あっ、あっ、あっ、あっ、あっ、んんっ、あっ、あっ、あっ、文哉、くん、あっ、あっ、文哉くんっ、やっ、顔、近いよっ、あっ、あんっ!」
キスしたい。
その柔らかそうな唇が欲しい。
でも我慢して、その代わりに愛を囁く。
「好きです、歌織さん」
歌織さんは、口を「あ」の形に大きく開くと、びくんと仰け反った。
「好きです。大好きですっ」
「だ、だめだってば。んんっ、今、変なこと言わないでっ、あんっ、マッサージに、集中、してよぉ、あぁんっ」
「好きだっ、大好きだ!」
「あ、あ、あっ、あっ、ダメ、だってば、んんっ、もう、小田島さんに、あんっ、言えばいいよ、そういうことはっ、あん!」
「歌織さんっ、好きだ!」
「あ、あぁ、あぁーん!」
言うな、というくせに「好き」と聞かせるたびにビクンビクンと痙攣する。
そんなの何度だって告白するに決まっている。
好きだ。あなたは本当にきれいで、僕を夢中にさせる。
「あぁーっ! あっ、あっ、あっ、あっ、あっ、あっ、あっ、あっ」
腰を動かすことに夢中になる。
肩に強く食い込む歌織さんの指の感触が最高に誇らしい。
歌織さんを抱いている。
大好きな人妻を犯している。
そして喜ばせているんだ。
「歌織さんっ、そろそろ、オイルを使いますっ。たっぷり注いでマッサージしますから……足を、もっと広げてっ」
「は、はいっ、んんっ、あっ、あっ、あっ、あっ、あっ」
「歌織さん、歌織さぁん!」
「あぁー!」
「出る! 出るよ……あなたの上で、出します!」
二度目の射精も、大量に弾けた。
頭の中が真っ白になり、歌織さんの膣内で射精する想像でいっぱいになり、体中の液体を絞り出すつもりで射精した。
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ」
歌織さんも僕の体の下で弛緩して、ぱたりと腕を投げ出した。
すごくだるくて、しばらくこのままボーッとしてたいけど、なんとか体を起こす。
歌織さんも、ポーッとしていた。目の周りが赤くて、そしてすごく優しい表情をしていた。
下着の上にシミを作っている僕の精液に指を這わせて。
「すごい……こんなにいっぱいオイル出たの?」
ぞわぞわと背すじが痺れた。
そんな色っぽい顔で言われたら、またヤリたくなって股間がうずうずする。
険しくなる僕の表情に勘違いをしたのか、歌織さんは精液のついた指を伸ばしてきた。
「……疲れちゃった?」
息を乱している僕の髪をその指で撫で、唇を軽く噛んで恥ずかしそうに歌織さんは微笑む。
「がんばってくれてありがと。すごく気持ちよかった」
その色っぽい表情に、また襲いかかりたくなったけど、なんとか我慢した。
「――それじゃ、ごちそうさまでした」
ずっとそばにいたいけど、そういうわけにもいかない。
濡れた股間もそのままに僕はお暇を告げる。
すごいことをしてしまった。もしもこれが最後の夜だとしても僕は後悔しない。
歌織さんの『セックス顔』を見たんだから。
服を着直した歌織さんは、玄関まで見送りに来てくれた。
そして、後ろで手をモジモジさせて僕を見上げる。
「ねえ、文哉くん」
「はい」
「土曜日にはあの人も帰ってくるから、明日が本当に最後だね」
「え?」
「何食べたい?」
まだ赤いままの頬。熱っぽさの残った視線。
ぞくりとした。事後の顔だ。抱いた男に甘える表情を歌織さんはしていた。
これまでに見たことない歌織さん。夫にしか見せない夜の顔だった。
僕たちが積み重ねてきた催眠と、今夜の大胆なマッサージが彼女の心に小さな風穴を開けたと確信する。
最後の夜も僕と過ごしていいと……いや、過ごしたいと思わせた。
奇跡だ。
舞い上がった気分を隠すことなく、僕は破顔する。
「なんでもいいです!」
「だから、それが一番困るんだってば~」
歌織さんがくれたラスト一日。
僕は決めた。
明日、最後に歌織さんとキスをする。
そして、カオリちゃんと本物のセックスをするって。