【蘭光生傑作選】 拉致監禁【七つの肉檻】

著者: 蘭光生

本販売日:2021/10/08

電子版配信日:2021/10/15

本定価:1,049円(税込)

電子版定価:1,049円(税込)

ISBN:978-4-8296-7688-2

シチュエーション

極悪トリオABCが復活!
令嬢、女教師、OL…鬼畜たちの餌食に!
街で見かけたイイ女を連れ去り、肉棒をねじ込む。
一人ではできない行為も三人集まれば最高の宴に!
標的に選ばれたのは清純女子大生・三鈴と江里奈。
伝説の作家・蘭光生が描く暴虐小説の神髄!

●もくじ

Ⅰ 肉襲に令嬢は堕ちる
第一章 淫狼のトラップ
第二章 漆黒のデルタ
第三章 牝姦レッスン
第四章 張形のドール
第五章 暗闇のスレイブ
第六章 魔獄のインセスト

Ⅱ 肉菖蒲が池畔に咲く

Ⅲ 獣道に黄菊が谺した

Ⅳ 八月の海は汚れた

Ⅴ 鉄棒に花唇が開く

Ⅵ 別荘に菊の華が薫る

Ⅶ 許嫁の前で処女が散る

本編の一部を立読み

 三鈴は異様なポーズで床に転がされていた。両脚をあぐら縛りにされたうえ、足首を縛り合わせたロープの余りが首の後ろにまわされて引き絞られている。そのため背を丸め、首を前にがっくりと折った形になっていた。しかも両手首は前と同じ、後ろ手縛りのままであった。その裸身を、うつぶせに床に前のめりに倒されているのだ。
 いわゆる「座禅転がし」というポーズだった。体を支えているのは、両膝と前のめりに床についた額の三点である。本来なら、それこそ本式の座禅のように両足首を交互に組み合わせ折りこんだ形で縛りあげるべきなのだろうが、あぐら座りのまま足首を縛り合わせただけでも、女にとってはたまらなく恥ずかしいポーズである。M字型に椅子に縛りつけられたままの江里奈以上に、何もかも女の恥部のすべてをさらけだしたみじめな姿であった。
 絨毯に埋めた額に体重がかかり、その苦しさに時折り横を向いて耐えている三鈴の、すべやかなふっくらした尻たぶを、竜はご機嫌そうに撫でまわしながら、指先を開ききった花びらのあわい目にもぐらしては、露を丹念に花びら全体にまぶしていた。その指の動きで、女体が敏感に反応し、苦しげな嬌声をもらす。
「準備完了だ。どうだい、これから男に犯される気分は? 大事なバージンともいよいよお別れだ。何か感想は? それとも、また例の言葉を言ってみるかい? スパイシーエッグバーガーが食べたいって……」
「ああ、もう、かんにん……ゆるしてください……」
 そうだった。そもそものはじまりは、あのふざけたCMごっこが、この地獄の幕開けだったのだ。あれからまだ二時間もたっていないのに、あの時の明るい清純な二人の女子大生は、もうここにはいない。三鈴はまだ処女は喪ってはいないとはいえ、もうそれもあと数秒の命だった。人生の歯車が、あんなささいなことで、こんなにも大きく狂ってしまうものだろうか。
 男の手が自分の腰にかかったのを、三鈴は何か遠い世界の出来事のように感じていた。
 これは悪夢なんだわ。そう、夢よ。早く醒めて!……
 その願いも、次に股間を襲った体を引き裂く苦痛にあっけなく破れ、遠い世界の出来事が瞬時に身近なものになった。
「あうっ!」
 あまりの痛さに涙が溢れ、床の絨毯にめりこんだ顔が歪み、思わず舌を噛みそうになった。
「むっ……なかなか手ごわいぞ、こいつは……」
「Bちゃんの剛刀をもってしてもかね。Bちゃんのはただの日本刀じゃなく、馬をも真っ二つに斬れるという剛刀中の剛刀、胴太貫だからな。こいつはちょっと女が可哀相だ。Cちゃんにやらせてあげればいいのに……」
 Cが憮然として、
「まるで、おれのが……ま、胴太貫にゃかないませんがね」
 それの抵抗が大きいのは、Bの体格のせいばかりではない。バックスタイルというラーゲが、ふつうでも膣をきつくすぼめる体位だからでもあった。Bが好んでバックでするのも、女を四つん這いにさせるという征服感のうえに、そこをいやがうえにもきつく締めあげてくれる体位だからでもあった。それを、こともあろうに、まだ男を知らない三鈴を犯すのにその体位をとらしたのだから、三鈴にとってはまさに麻酔なしで手術を受ける苦しさに等しい。
 それでも剛刀は、その黒光りのする刀身を少しずつ肉鞘のなかに沈めていく。
「やめて……痛いっ! お願い……あう! もうだめです! ああっ! だめ!」
 どこまでも、男の熱い体が自分の肉体を引き裂いてもぐりこんでくる恐怖と苦痛に、三鈴は額を絨毯にこすりつけ、くぐもった哀訴と苦痛の叫びを繰りかえしつづける。
「まだよ。まだまだ……」
 時折りやっと埋没した体を後ろに少し引き戻しては、また新しい坑道をうがちつつ、果汁と破瓜の血で濡れた刀身を女体に繰りこんでいく。
「う……もう、やめて……」
 子宮を突きあげてくる不快さに、思わず体をよじり、後ろ手に縛られた手の指を白くなるほど固く握りしめながら、これが最後の願い、といった感じの哀願を喉の奥から三鈴が絞りだす。その願いがやっと聞きとどけられたかのように、
「ようし。いいぞ。やっと根元まで貫いた!」
「お見事! B之助殿」
 Aがおちゃらかす。
 三鈴は息もつけない苦しみに喘いでいた。果肉を引き裂かれた苦痛にまじり、大きな異物を体内に押しこまれた不快感。子宮を圧迫している鈍痛。それらが、座禅転がしの苦しいポーズがもたらす苦痛とあいまって、耐えがたい苦しみだった。その苦しみの前には、さっきの官能の疼きも消し飛び、羞恥心すら忘れかけていた。
 男が、ほんの少し身動きしただけで、花びらがきしみ、激痛が下腹部にひろがる。タンポンすら痛くて挿入したことのない三鈴だけに、この破瓜は、文字通りピンク色の瓜に似た処女壁を破る苦痛そのものだった。これがノーマルなサイズの男で、優しく愛撫されたうえで、正常位でゆっくりと時間をかけて行なわれたのだったら、これほどの苦痛は感じなかったにちがいない。異常な体位のうえにLサイズの剛刀を、しかもバックスタイルで挿入されたのだから、初体験の三鈴はそれこそ生きた心地がしなかった。
 竜はじっとさっきの位置のままに体を固定させると、目の下にある三鈴の後ろ手縛りのロープをほどきはじめた。
「苦しいだろう、三鈴ちゃん。今、縄をほどいてあげるからな」
 深く女体を刺し貫いたまま、竜は三鈴の両手を自由にしてやった。つんのめった格好で床に顔を埋めていた三鈴は、やっとの思いで痺れた両手を床につき、顔を絨毯からもたげた。長い黒髪が頭の前と横に垂れさがり、美しい顔を覆い隠した。
 四つん這いの姿になった三鈴の首の後ろで縛ったロープの結び目も、竜はほどいていく。
「Aちゃん、あとは頼む。おれ、このまま動きたくないからな」
 Aが心得て、三鈴の座禅転がしのロープの結び目をほどいてあげた。
「ああ……」
 ほっとして溜息をつき、股間にたくしあげられていた両足首を床におろした三鈴は、やっと正常位(?)のワンワンスタイルになったのだった。竜の、そんな厄介なプロセスを眺めながら、高彦は商売柄、ふとあるシーンを思いだしていた。
 これじゃまるで静脈注射じゃないか……。
 静脈注射を打つ時、まずゴム輪のバンドで患者の二の腕を縛る。血液の流れをとめ、静脈を浮きあがらせてから、太い注射針を刺す。うまく静脈に挿入し終わるとゴムバンドをはずし、それからゆっくりと薬液を静脈に注入していく。竜は自分の剛刀の太さといい、女の処女性といい、ただ押さえこんだだけでは暴れたら最後、バックスタイルではなかなかうまく挿入できないと思ったのだろう。だから、がんじがらめにして、身動きができない体にしてから、ゆっくりと時間をかけ、その無残な姿を楽しみながら処女膜をバックスタイルで破った。
 完全につながったうえで、あらゆる縛めをほどいた。もう離れようとしても、体内に男の体を埋めこまれた体では身動きもできない。太い静脈注射の針を刺されたのと同じだ。あとはゆっくりと薬液を注入するだけである。
 高彦はまた、もう一つのことにも気づいていた。
 そうだ、おれたちはずいぶんレイプしたが、ほんとうにジタバタ抵抗する女を殴り倒したり、首を絞めたり、ハリ倒したりしながら強姦したことはなかったんじゃないか……。
 まず、薬か当て身で意識を失わすか縛りあげて無抵抗の状態にしてから、ゆっくりと辱しめながら犯すのが三人のいつもとる方法だった。だから竜も四つん這いになって這いずり、逃げまわる女を後ろから襲うということをしたことがない。
 太い肉の静脈注射が、それこそ静脈を浮きあがらせて三鈴の体内で熱く、硬く、太く充実していた。
「むっ……」
 犬のように四つん這いになったまま、肉の楔をぶちこまれて身動きもできずにハアハアと大きく息をしている三鈴の白い裸身を、江里奈は悲しい救いのない気持ちで眺めていた。(可哀相なベルちゃん……あんなに綺麗な体を、こんな得体のしれない変態男たちの餌食にされて……)
 竜が三鈴のくびれたウエストを大きな両手でがっしりとつかむと、ゆっくりと腰を動かしはじめた。
「あうっ! だめ! 動かないでください!」
「じっと、明日の朝まで、こうつながったままいたいのかい? それじゃあ、それこそワンワンと同じだ」
 硬い肉刀が裂けた柔襞をこすり、そのたびに三鈴が呻いた。
「どうだ、いい気持ちだろう……とは言わないが、もう少し気分出したらどう?」
 竜は片手を伸ばすと、重く垂れさがった三鈴の乳房を絞った。
「うっ……かんにんして……」

続きを読む

本の購入

定価:1,049円(税込)

以下の書店でもお買い求めいただけます

電子版の購入

定価:1,049円(税込)

以下の書店でもお買い求めいただけます

電子版の購入

定価:1,049円(税込)

以下の書店でもお買い求めいただけます

本の購入

定価:1,049円(税込)

以下の書店でもお買い求めいただけます