この×××がすごい!!上

地味子レイヤー紡木さんだって予約待チ××に。

著者: 枝垂みかん

電子版配信日:2023/01/13

電子版定価:990円(税込)

シチュエーション

絶倫な苗内くんに快楽堕ちさせられた和泉さん、波留さん、夜凪さん。
三人のメロメロぶりには気づかないまま予約待チ××ハーレムは続いていた。
少しずつ男としても成長し、モテててるのに相変わらずの苗内。
地味子な裏で人気レイヤーの紡木さんにも、あげチンを狙われて……
女の子たちを幸せにしてしまう苗内くんの最強×××。
大人気、新感覚鈍感系青春ラブコメ、第二部スタート!
もくじ
56 夜凪は、かきしるす 57 苗内は、いいなおす 58 苗内は、てれくさい 59 和泉は、きにさわる 60 紡木は、つれこんだ 61 苗内は、ことわった 62 波留は、たべざかり 63 和泉は、しょうゆは 64 苗内は、やりすぎる 65 紡木は、めだたない 66 夜凪は、しりぞける 67 苗内は、あやまった 68 紡木は、いらないこ 69 苗内は、おもいつく 70 紡木は、よくなった 書き下ろし番外編 苗内は、かみかくし

登場人物

紡木さん 女子学生

和泉さん 女子学生

波留さん 女子学生

夜凪さん 女子学生

本編の一部を立読み

「ダメ?」
「……ツムギなんかと、キスしたいの?」
「したいよ」
「なら、いいよ」
 なんか、すごかった……。  めっちゃ、すごかった……。
 息できないくらい、すごかった……。
 ツムギはキスってあんまりしたことないから、わかんないけど、きっと大好き同士がするキスってこんな感じなのかなって思った。
 ベロくっつけただけで、唇をはむッて甘噛みされただけで、こんなにも甘えたな気分になるなんて……。
「……はぁ、はぁ……息、苦し……はぁ、はぁ……」
「ごめんね。紡木さんとキスしてると思ったら興奮しちゃって。まだしていい?」
「……ツムギと、キスしたいの?」
「したいよ」
「して……♡」
 きっとツムギのキス顔なんて地味子だし、ぜんぜん可愛くないから、苗内は冷めちゃうかもだけど……目を瞑って、唇を少し突き出して、少しだけ口を開いてみた。
 ちゅちゅ、むちゅ、ぢゅちゅろ、はみ、はむ……。
 ずっとしてたい。そー思っちゃうくらい優しくて、やらしい、エッチなキスをされた。
 それが嬉しくって、苗内の舌をペロペロして吸いまくっちゃった。下唇噛んでくるから上唇をはむッてした。そーやってのめり込んじゃった。
 キスに夢中になってると、苗内はもぞもぞッてしはじめて――や♡♡ ツムギのお股にカチカチなの当たってる!?
「な、苗内……ゴム、して……」
 もおどーでもいい。そんなこと言っといて避妊を気にしちゃうツムギは、矛盾してるよね。いちおー安全日だけど、でも赤ちゃんはまだ早いし、苗内にも迷惑かけちゃうから。
 そんなふうなツムギの気遣いから言ったのに、
「もうゴムしてる。んじゃ挿れるねっ」
「――やん♡♡」  苗内の大っきいのが、ツムギのナカに入ってくる! ゆ、ゆっくり、ゆっくりしてよ、絶対に裂けちゃ……あ、あれ? 裂けてないし、痛くない?  お腹の圧迫感はすごいのに、にゅるるッて奥まで、苗内のが入っちゃったよ。 「はぁ、はぁ……奥っ……♡」 「痛い? 平気?」 「……痛くないし、いまは気持ちいだけ……♡」 「紡木さん、ギュッて掴まってて」  あそこの奥にグリグリあたる。そのたんびに身体がキュン、キュンて反応しちゃう。だからギュッてするのはツムギの方が助かるよ。
 腕をまわして、それでも足りないから脚も絡める。
 なんだかツムギが『めっちゃ好き』ってしてるみたいだけど、これが一番しっくりきた。苗内も嫌がってないみたいだし、いいよね?
「つ、紡木さん、俺……」
「ん?」
「出ちゃ――ゔッ!」
「――んん、やん♡」
 お腹のナカで、苗内のがビクンビクン跳ねてる。すっごいわかる。だって跳ねるたんびに、ツムギの敏感なところが揺すられて気持ちんだもん。  でも、もお終わりか。しかたないよね。男の人は気持ちくなったらそこまでだもん。ちょっと残念だけど、チン×ン挿れられて痛くなかったの初めてだし、いい思い出になったよ。
 てゆーツムギの達観した気分は、裏切られる。
 裏切られるって言っても悪い意味じゃなくって、かといっていい意味かって聞かれるとそれも微妙なんだけど……。
 苗内は腰だけ引いてチン×ンを抜いたら、すぐにゴムを取り替えて――また挿れてきた。
「――やんっ♡ や、ん……ん、やん……ホ、ホントに、何回も、できるんだ、ねっ……はぁ、はぁ……」
「まあ……紡木さんと、エッチ、できると思ったら、止まんなくて……何回もしちゃうけど、ごめんね」
 そー言ってずんずんッて奥をついてきたけど、またすぐに出しちゃったみたい。それでもまたゴム替えて、挿れてきて、またいっちゃって……。
 三回めくらいからかな、だんだんツムギも身体がむずむず疼いてきちゃった。
 だからゴムをつけ替えようしてる苗内に、
「はぁ、はぁ……ゴム、なくていいよ。大丈夫な日だから、ナカに出していいよ……もお止めないで……ツムギを、めちゃくちゃにして!」
 いろんなイヤなこと忘れられる。そー思ったのかも。
 このまま苗内といっぱいエッチして、ぜんぶ忘れて、どーでもよくなって、終わりでいい。
 そんなふうにツムギは思ったんだよ。

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