童貞を殺す大魔王! 例のセーターを着たサキュバス姫

著者: 伊藤ヒロ

本販売日:2017/07/18

電子版配信日:2017/07/31

本定価:748円(税込)

電子版定価:748円(税込)

ISBN:978-4-8296-6402-5

シチュエーション

さあ、〈童貞を殺すセーター〉を着た
余とHして、生気を吸われるがよい!
サキュバスの姫にして大魔王・ベルル
の手で、異世界召喚されたヨシフミ。
ロリ巨乳淫魔に跨られて夢の初体験!
嬉しいけど死ぬのはイヤ! 妹の明日
香、公爵、騎士団長、元帥&大臣――
みんなに搾られる幸せ?異世界ライフ。 

本編の一部を立読み

☆童貞を奪われて☆
「くふっ! んふふふふふふっ! よいである! ヨシフミよ、よいであるぞ! んふっ! んふッ! あはっ! あはぁっ!」
 ベルルは声に合わせて腰の上下を続け、やはり声に合わせて吐息を荒くする。彼女は一突きごとに軽く絶頂し続けているようにも見えた。同時にヨシフミも――、
「あ……あはは、ベルルさま愛してます、ベルルさまのおま×こきもちいい、ベルルさま愛してます、ベルルさまのおま×こきもちいい……あ、あはははは! でる! でちゃう! しゃせーする! しんじゃう! じぬ! 射精して死ぬ! たすけて! やだやだ、たすけて! しぬのやだ! ベルルさま愛してます! ベルルさまのおま×こきもちいいっ! ベルルさま、ベルルさまぁっ!」
 アイシテルと言ったのは、助命を懇願するためではない。単に意識が塗りつぶされて他の言葉が出なくなっていただけのことだ。その現象がさらにベルルの心を高揚させる。妹や家族のこと、これまでの人生のこと、さまざまな思い出が彼の脳裏をよぎっていったが、しかし口から出てくる言葉は、ただ『ベルルさま』のみ。
 もちろん彼は、必死で射精を我慢しようとしていた。それだけが自分の生命を繋ぐ唯一の手段であったろう。だが、もう耐えられない。自分でわかる。すべての神経が、意識が、力が、ペニスの先端に集中しているのを感じていた。そして、ついには……。
「やだやだやだ! でるでる、しんじゃう! じぬ! せーしでてしぬ! ベルルさまあいしてる! ベルルさまあいじでるぅ!」
「よかろう! ヨシフミよ、射精すがよい! そして、余の膣内で死ぬがよい!」
「でるぅっ! ベルルさまぁっ! ベルルしゃまぁっ!」
 射精、した。
 まさしく『射』精だ。単に精液を『出す』というより、『発射』『射出』という言葉が相応しい。信じられぬほど大量の白濁液が、細い尿道を通ってポンプ式の水鉄砲のように勢いよく噴き出したのだ。分量にして、ゆうに一〇ccは出ていただろう。自分でも信じられぬほどの量だった。――と同時に彼は、腰が抜けそうになるほどの快感に襲われる。
 こんな感覚は初めてだ。これが童貞を失うということなのか。
 それはまるで、体内にあるすべてのものをエネルギーに変換し、ぴかあ、と天に向かってまばゆき閃光として発射するかのよう……。
 事実、ヨシフミの目は眩み、視界は輝くような白濁色のみとなって、世界すべてを包んでいたが、それが本当に起こった現象なのか、彼の頭の中だけに映っているイメージにすぎないのか、それはすでにわからなかった。
 ただ、一つだけ事実として言えることは、この高良田ヨシフミにとって、これは今までの人生で最も気持ちのよい射精――否、射精以外を含めたとしても、最も気持ちのよかった体験であり、そして、すべての精液を放出した直後、彼の意識はそんな言いようもない多幸感の中で途切れていったということだ。
(ああ、そうか……。これが、最後――)
 人生最高の射精は、人生最後の一瞬だった。  彼はそのまま目を閉じる……。

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