エルフ騎士さん、エロマンガ島行こうよ

著者: 伊藤ヒロ

本販売日:2019/03/18

電子版配信日:2019/04/01

本定価:792円(税込)

電子版定価:792円(税込)

ISBN:978-4-8296-6460-5

シチュエーション

異世界からエルフ騎士がやってきた!?
「さあエロマンガ島行為をしよう!」
エルルシオンに騎乗されての初体験!
巨乳でぱふぱふ! おはようフェラ!
精液便所ごっこ! ソーププレイも!
お相手は響一郎だけで、意外に純情な
スケベエルフ。ついに訪れた解放区・
エロマンガ島でまさかの純愛告白へ!?

本編の一部を立読み

☆好きと言って☆
「や……やめて! やめろ! そんな――今、動かしたら!」
「否ッ! このエルルシオン、容赦せぬ!」
 彼女は、動いた。
 その腰を、尻を、激しく上下させるのだ。蒸気機関のピストンのごとく。
 そして、エルフ騎士の白い尻が一往復するたびに少年は甘く泣き叫んだ。
「ひぃ……ッ!? や、やめろぉっ、こすれるだろ! 肉がぬるぬるってこすれるだろぉッ!」
 先ほど彼が『細かい触手がびっしり生えているかのよう』と評したエルルシオンの柔い肉ひだが、敏感なペニスの表面を上へ下へと刺激する。
 喩えるならば肉ブラシ。膣肉のひだを毛の代わりにして、ごしごしぬるぬる、ごしごしずるずる、ペニスを丹念に磨いていく。
 ――一方、エルルシオンも似たような悲鳴を上げていた。
「んおッ! おっ! おほォっ! おおぅッ! おひぃッ! ひぃンっ、おおッ!」
 彼女とてオルガスムス直後の敏感な粘膜でペニス磨きをしていたのだ。激しく擦れ合う淫肉と淫肉。この嬌声も当然だろう。
 しかも腰を下に落とすたび、肉棒の先端がコツンと一番奥へと衝突する。
 つまりは子宮性感。――球(子宮)と球(亀頭)。硬すぎず、かといって柔らかすぎもしない二つの肉の球形同士が、コツン、コーン、とぶつかり合う。
 脊椎をじいんと響かすこの衝撃に、歴戦の騎士エルルシオンは腰を抜かしそうなほどの性的愉悦を味わっていた。
 しかも、それは腰を動かすごとに繰り返される。一往復ごとにコツン、コーンと。
「しゅご……しゅごいぞ、少年っ! こつんって! しきゅー、こつんってなりゅうっ! ま×この奥、こつーん、って! ちん×んっ! しょーねんのちん×んっ! ち×ぽ、すきぃっ! あいしてりゅうっ!」
 響一郎の真正面、すぐ目の前には、女騎士の蕩けきった顔があった。すでに呂律も回っていない。
(この……エロマンガスケベエルフ! なにが『愛してる』だ、相変わらずエロマンガみたいな顔しやがって!)
 とはいえ、きっと自分も似たような表情をしていたはずだ。そのことを少年は自覚していた。
 知らぬ間に、二人は交わったまま抱き合っていた。
 恐ろしいほどの快感に、両者とも『なにかに掴まっていなければ、自分がどこかへ落ちてしまう』と感じていたためだ。互いの身体にしがみつくその姿は、まるで心の底から結ばれた恋人同士であったかのよう。
 そのうちに、少年の背筋に震えが走る。
「あ、ああ……っ、もう駄目だ! 出そう!」
「い……いいぞぉっ、少年! だったりゃ射精せぇっ!」
「そんな、でも――」
「いいかりゃあっ! しょーねん、しゃせー!! ざーめん、だせぇっ! にゃかだししろぉっ!」
 騎士はそう答えたが、なにも避妊をしていない状態だ。  さすがに響一郎も躊躇ったが――、
「で……でも、そにょ前に……。しゃせーの前にぃ――」
 彼女はいっそう強く少年を抱き寄せ、言った。
「射精す前に――『すき』と言え……」
 あまりに不意を突く発言だった。
(えっ、なんで……? この人、どうして――いきなり、また可愛いことを!?)
 響一郎は胸をどきどきさせながら思わず、
「す……すき……」
 そう口にしながら放出してしまった。若い肉体に溜め込まれた、どろどろと渦巻く性の白濁を。
 騎士エルルシオンの膣内へと。
 ――どくっ、どくどくっ、びゅくっ。
 生まれて初めての膣内射精は、まるで天にも昇るよう。
 響一郎のみならずエルルシオンにとっても同様らしい。彼女は顔いっぱいに、だらしないほど幸せな笑みを浮かべていた。
「う、ふふ……。ありが、とう……」
 その笑顔に、少年は再びどきりとなる。
「ありがとう、少年――いや、キョーイチロー……」

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