新体操の練習に励む美しい姉。
ハイレグのレオタードが秘めやかな
割れ目に食い込み、ほのかに濡れる。
その悩ましい肢体を密かに狙う
弟の熱い眼差しがそそがれる……!
近親相姦小説の決定版、登場!!
まゆみ(20歳)女子大生
のりこ(21歳)女子大生
本編の一部を立読み
「あった! あったぞ!……」
洗面所の洗濯カゴに小さく丸められたレオタードを見つけた時、真夫は思わず声を出してしまった。
たった今まで、姉さんの体に吸いついていたレオタード……姉さんの汗と匂いを吸い尽くしたレオタード……それも今日のは、あそこの蜜までついたとびきりのレオタードだ!
小さく縮こまった布地をつかんだたけで、真夫はもう震えはじめ、さっき暴発したばかりのものが勢いをとり戻しはじめていた。
指先に、かすかなぬくみと湿り気が感じられた。真夫はいきなり鼻に押しあてたい衝動に駆られた。
両手でわしづかみにしたレオタードを顔に近づけ、鼻の先が触れたところで手を止めた。目を閉じ、息を吸うと、姉の体から発散され渾然となった甘酸っぱい匂いが鼻孔に広がる。だが、真夫は急に思いなおした。こんなことをしてはもったいないように思えたのだ。両手の中でもみくちゃになった布地の中には、せわしない激情では味わい尽くせない、もっと濃密な姉の肉体そのものが秘められているはずなのだ。
真夫は、姉のレオタードをさも大切そうに両手に抱えて、自分の部屋に戻った。
ベッドの上に丁寧に伸ばし広げてみる。横たえられたレオタードは、姉のあの熟しきった肉体を包むには、あまりに小さすぎるように見えた。しかし、小さければ小さいほど、レオタードはきゅうきゅうに姉の肌と肉を締めつけて密着するわけで、それだけ深く肉に喰いこむ……真夫はそんな風に考えると、胸がキューンと締めつけられた。この小さな布地には、姉の女の匂いが凝縮されているのだ……。
真夫は着ていたものをもどかしげに脱ぎ捨て、ベッドの上にあぐらをかいた。勃起は下腹に触れんばかりに反り返っていた。
目の前に横たわった姉のレオタードをもう一度、熱いまなざしで射る。レオタードはしっとりとしたぬくもりと、甘い女の残り香で息づき、まわりの空気までもなまめかせているように感じられた。目を閉じて深く息を吸いこめば、そこに、まぎれもない姉の女体がほうふつとしてくる。
真夫は両手でレオタードの両袖をつまみ、目の前で吊し上げた。開いたレオタードの腋の下あたりは、汗をたっぷりと吸いこんで、濃い紫色に変っていた。その部分に鼻を近づけると、若い女ならではの、たとえようもなく甘酸っぱい汗の匂いが、真夫の頭をくらませた。
これが、姉さんの、白くて柔らかいしっとりした肌が発散する匂いなんだ!……
レオタードに鼻をすり寄せ、犬のようにクンクン鼻を鳴らしながら、両手をゆっくりと高くかかげていく。
まだ見たことも、触れたこともない姉の裸身が、レオタードの移り香の中に見え、感じられるようにさえ思えた。あくまでも白くしっとりと肌理細かな肌と、ムッチリと弾み、匂いのムンムンするような肉……。
レオタードの股間の部分はしわくちゃによじれ、あたり一帯の布地はくっきりと色を濃くしている。その部分の湿り気は、腋の下のそれとは違ってねっとりして、すり寄った鼻の頭に粘り着いた。一種独特の刺激的な匂いがした。淫靡な花の香りだ。
これが姉さんのあそこの匂い……。