欲望と倒錯に我を忘れた実弟のため、
裸身を、恥部を晒す非常識な行為に
姉の胎内でも淫らな血が騒ぎはじめる。
姉のストリップを凝視する弟の獣眼は、
白い尻肉ばかりか狭間の菊座へ……。
ああ、触りたい、舐めたい、入れたい!
えみ 姉
ようこ(20歳)姉
さち 姉
ともみ 姉
ひろみ(20歳)姉
本編の一部を立読み
「ね、ねえさん……ぼ、ぼく」
正弘があせったように姉の口をもぎはなす。
「オ、オシッコしたくなっちゃった」
「あら、こまったわね」
弘美はいたずらっぽく笑いながら、二人の下半身の間で、今や弘美の汚物にまみれて力なくうなだれたペニスに目をやった。
「オシッコするから、ね、ちょっとどいて」
「フフッ、そうはいかないわ」
そう言いながら、弘美は、正弘のペニスを片手でつまんだ。もう自分の排泄物が手につくことなど、気にはならなかった。
「わたしにだけ、こんな恥ずかしいことをさせておいて、それですむと思う?」
弘美はあることを思いついて、さもうれしそうに正弘の顔をのぞきこんだ。
「このまま、しなさい。どうぞ、たっぷりオシッコしてごらんなさい」
「えっ、まさか」
「まさかじゃないわ。わたしにはウンコまでさせたんだから、オシッコぐらいなによ。これは命令よ! オシッコしなさい」
正弘にかえす言葉はなかった。
「さっ、早くしなさい!」
「わ、わかったよ」
そうは言われても、緊張のせいか、感嘆には出てこない。正弘は、姉につままれたペニスを必死に力ませる。
チロッ……チロッ……。
「もっと勢いよく!」
弘美は、正弘の膝の上に跨ったまま、つまんだペニスを、おもしろそうに小さくゆすった。その瞬間、いきなり、せきを切ったように、ペニスの尖端から小便が勢いよく放出されはじめた。
「アッ、キャッ!」
ペニスをつまみあげていたものだから、正弘の小便は、一直線に弘美の下腹を直撃した。熱く鋭いものが突き刺さるような感触を弘美は覚えた。そして、見る見るうちに、弘美の下腹は熱い液体にグッショリと濡れ、黒い叢も水びたしになり、アンモニア臭のまじった湯気がたち昇る。二人の下半身にこびりついた汚物が、流れおちる。
「ご、ごめん、ね、ねえさん!」
あやまったとて、いったん放出しはじめた小便はとまらない。だが、どうしたことだろう。弘美は不快感を覚えるどころか、ゾクッとするような甘美な感覚を感じていたのだ。自分でも不思議なくらいだ。
「ううん、いい気持ちよ……」