「母さんの裸、縛ってみたいんだ!」
愛する我が子の要求に、万希子が覚える甘美な戦慄。
縄掛けされる期待に、女体はふしだらにわななき、
淫芯がマゾヒスチックに疼きはじめる。
近親相姦という禁断の毒が、仲睦まじい母と息子を
底無し沼のような倒錯の魔界へと導いていく!
まきこ 実母
ゆきこ 叔母・伯母
本編の一部を立読み
入れさせてあげたら?……どうして入れてあげられないの?……一希が可哀相じゃないの……。
もう一人の万希子の声がだんだん大きくなる。
「どうしても?……どうしても入らなくちゃ、駄目なの?」
身悶えしてまで抗う一希に、万希子はかなわない。
「うん!」
一途なまなざしに、最後の理性が音をたてて崩れていく。
「知らないから……かあさん、どうなっても知らないから……」
万希子はそう言って目を閉じると、一希の肉棹の尖端を女陰の入口にあてがったまま息をとめた。
「かあさんッ!」
一希の声は、もう興奮にうわずっていた。
「いい? 約束して。もう二度とかあさんのそばを離れないって。約束してくれるわね」
「するよ……約束するよ!」
「本当ね。本当に本当ね。うれしいわ、かあさん」
万希子はもう一度大きく息を吸うと、そのまま息をとめて、ゆっくりと腰を落としていった。
「ウーッ!」
「アーッ!」
待ち焦がれたふたつの性器がヌルッと結合し、ふたつの体から同時に吐息がもれる。信じられないほどに甘くきわどく熱い快感が、それぞれの体に沁みわたっていく。
万希子は一希の下腹にしゃがみこみ、両腕で一希の体を力いっぱい抱きしめる。
「入ってるんだ! かあさんのなかに入ってるんだね!」
「そう、そうよ。一希が、かあさんのなかに入っているの!」
互いに互いの体を必死に吸い合い、実感し合うかのように、母と息子は交尾しつづける。
「約束よ……約束してね……もう決してかあさんのそばを離れないって」
「うん。約束するよ。かあさんと……かあさんといつまでも……毎日、いつだって、こうしているって」
「かあさん、うれしい……うれしいわッ」
こらえようのないうれしさが女陰に伝わり、一希のペニスをキュッと締めつける。
「ウーッ……ぼ、ぼくもだ、かあさん!」
母の体のなかで、息子のペニスが悦びにわななく。
毎日よ……毎日、こうしてセックスするのよ……約束よ!……
万希子は心のなかで叫んで、禁断の交わりにのめりこんでいった。