本販売日:2016/03/23
電子版配信日:2016/05/20
本定価:784円(税込)
電子版定価:880円(税込)
ISBN:978-4-8296-4142-2
「悔しいッ。イキたくない。こんな奴等に……ああッ」
敵の手に落ちた人妻捜査官・玲子を待っていたのは、
女の弱点を知り尽くした獣たちの執拗な快楽拷問。
仲間を救出しようとした他の牝豹(エージェント)も囚われ、
次々と肛姦の餌食にされ、奴隷オークションへ……
弥生、いずみ、文乃……肉檻に繋がれる美しき女!
●もくじ
序章 失踪した女
第一章 人妻捜査課
第二章 ダブル輪姦地獄
第三章 令夫人、無惨
第四章 牝豹たちの逆襲
第五章 愛する夫の前で
第六章 奴隷オークション
れいこ(32歳)女捜査官
やよい(26歳)女捜査官
いずみ(34歳)女捜査官
あやの(37歳)女捜査官
みき 女捜査官
めい 人妻
本編の一部を立読み
(負けないッ、こんな犯罪者なんかに……負けてたまるものですか!)
身体は汚されても、心までは──と、ギュウッと拳を握りしめる。
だがそんな気持ちすらも雲散霧消してしまいそうなほど、玲子は肉情を高ぶらせてしまっていた。有能な捜査官である前に、成熟した女なのだ。
「ククク、思ったとおり、なかなか調教し甲斐のあるジャジャ馬ですね」
ではそろそろ私も加えさせていただきましょうと、今まで見物にまわっていた李がニヤリと笑った。何やら光るものを手にして、玲子の宙に浮いたヒップの後ろにしゃがみこんだ。
目の前のむっちりと成熟した双臀は、汗でヌラヌラと光って弾力を感じさせ、平手で叩くとパチッと弾き返されそうなほどだ。狭間の割れ目に益田の剛直が出没を繰り返すたびに、甘く匂う花蜜がジクジクと滲み出ている。
調教師の李が手にしているのはガラスの棒だった。マジシャンがやるような仕草でその細長い棒をまずゲストの男たちに示しておいてから、先端を玲子の丸いヒップの中心の尻割れに這わせた。
「アッ!」
と、玲子が叫んで双臀をこわばらせたのは、恥ずかしい尻穴に冷たい感触を覚えたからだ。
「ヒイッ!」
それが何であるかは知らないが、肛門をなぶられると知って慄然とした。
「いやッ、お尻は……お尻はもういやッ」
益田の指でまさぐられた疼きがまだ煮えたぎったままなのだ。前をえぐられながら後ろの恥ずかしい穴にいたずらされたら……。
(ダメっ、ダメよッ)
白桃のようにむちっと張ったヒップの双丘をよじりたて、玲子は懸命に逃れようとする。だが野太い肉杭に深々と貫かれてしまっている尻が、菊坐の中心を縫ってくるガラス棒を防げるはずもない。
「い、いやああああッ」
泣き声をあげながら、玲子は尻穴深くガラス棒を受け入れていく。
「ああッ、いやッ、いやッ、抜いてッ」
吊られた裸身を反らしたまま、狂おしく髪を揺らした。
「ククク、奥さんみたいなジャジャ馬には、なんたってこいつが一番効くのさ」
愉しくってたまらないというように李はガラス棒を動かす。ほじるように抽送しておちょぼ口の肛穴を刺激するかと思えば、先端で円を描いて腸腔を捏ねまわすようにする。ガラス棒を使ったアナル責めは彼の十八番。これをされて狂わない女はいない。
「やめて……ああッ、やめてッ」
玲子はワナワナと腰を慄わせ、熱っぽく喘ぎだした。
ヌプリ、ヌプリと最奥を突き上げてくる反りかえった剛直。尻穴を陰湿にほじってくる細いガラス棒。異なる感覚の二つの抽送が、玲子の中でもつれ合い絡み合って、女の官能を狂わせていく。
(こんな……ううッ、こんなことって……)
めくるめく官能の渦の中、敏感なまでに益田の逞しさを感じとってしまう。玲子はもう我を忘れて泣きじゃくった。身体の芯がひきつるような収縮を繰り返し、妖しくざわめきながら男の抽送に絡みついていく。
(いいッ、いいわッ、あああああッ!)
後から後から押し寄せる喜悦の大波に、もう見守るゲストらのことも、愛する夫や捕われの身の我が子のことも頭に無かった。脳を溶けただれさせる快感に、熱い喘ぎを止められない。吊られた裸身をよじりたて、身も世もない嬌声を放って甘い身悶えをみせる人妻捜査官は、男がわざと腰の動きを止めて焦らすと、
「あッ、いやッ、いやあッ」
恥も外聞も忘れ、自らせがむようにヒップを揺すりたてた。