淫母と少年

倒錯の下着

著者: 鬼頭龍一

本販売日:1993/02/23

電子版配信日:2011/04/01

本定価:535円(税込)

電子版定価:660円(税込)

ISBN:978-4-8296-0477-9

「××なら母さんが……母さんがあげる!」

美和の眼前で始まった我が子と小娘の肛交に、

母は耐えきれず、肉欲を抑えられずに叫んだ。

挑発的な下着に女盛りの身を包む美和の心には、

その姿を息子に見られ、犯されたい願望が……

それに気づいた時、美和は理性を投げ捨てていた。

登場人物

なな(20歳)年上女(若)

みわ 実母

本編の一部を立読み

「このオチンチンが、いけないのね」

そう呟くなり、美和は和彦の腰にしがみつき、愛おしい肉柱に頬擦りしていった。自分でもわからぬまま、情欲に駆られるがまま。

「このオチンチンが悪いんだ。悪い毒が溜まってるんだ。母さんが……わたしが、吸いだしてあげる」

飢え、かぶりつくかのように、美和の口がペニスを呑みこんでいく。

「あっ……」

美和にも、なおさら和彦には信じられない展開だった。和彦は呆っ気に取られたまま、自分の下腹で展開される光景を見おろすしかなかった。

ソバージュの髪を揺らめかせ、頭をくねらせ、半身にねじれた女体をもじつかせながら、貪り食らうように勃起をしゃぶりたてる母の光景を。

もじつきよじれる女体は、滑らかなシルクのガウンをさらにはだけ、片方の乳首と煽情的な黒い下生えまで、チラチラと見せている。淡紫色に光沢するシルクがはしたなくはだけ、白い肌がひときわ白く、薄紅色の乳首がひときわ清らかに、漆黒の茂みがひときわ黒く際立つさまは、幻想的なまでに艶めかしく、和彦を再び夢の世界に引きずりこもうとする。

そして何より、唾液を溜めたぬめぬめの口腔に音をたてて吸われる淫らさ、熱い舌が巻きついて這いまわる卑猥さに、尿道は疼き、勃起はちびりそうな快感におののきをとめられない。

本当に丸ごと呑みこんでしまうのではないかという貪り方だった。口から溢れたねっとりした唾液で、和彦の下腹は、陰毛から玉袋まで水浸しになっていく。それでもなお美和の口は、ひと呑みごとに深さを増し、ついには完全に根元まで咥えこんで、亀頭の先端に喉の肉が擦れるのがはっきりと感じられた。

「アッ、アーッ!」

亀頭に喉を塞がれ、何度もむせかえり、目尻に涙をにじませながらも、美和はさらに深く呑みこみたいとばかりに頭をより激しく上下にくねらせ、勢いをつけて啜りあげる。

亀頭がすっぽりと喉にはまれば、異物を吐きだそうとする喉の条件反射なのだろう、粘膜が痙攣しながら亀頭を締めつける。

「ウッ、ウーッ!」

すさまじい快感に、勃起全体が炸裂するかのような勢いで、煮えたぎった精液が美和の喉奥、食道にまでほとばしる。

むせて喉を引いても、美和の唇はピクピクと間歇し、射精しつづける我が子のペニスを離そうとしない。

いつの間にか、淡紫色のガウンから淫ら毛まですっかり露わにした下半身がもじつき、内腿がふしだらに擦り合っている。

「母さん……」

和彦の口から初めて言葉が出た。

「さあ、これでいいでしょう。もう大丈夫ね」

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