のぞき穴 若妻の秘密

著者: 冬野螢

本販売日:2004/07/23

電子版配信日:2007/08/01

本定価:681円(税込)

電子版定価:770円(税込)

ISBN:978-4-8296-1290-3

鍵穴の向こうに夫が見た光景――それは絶望だった。

汗に濡れた若妻の乳房を揉みしだく男の無骨な手。

巨根が恥毛に埋まるたびにもれる、妻のあえぎ声。

(奈々香……そんな太いモノを咥えこんで……)

呻きながらも、男は湧きあがる魔悦に狼狽していた。

妻が、母が、彼女が、寝盗られる! 倒錯の七編。

登場人物

ななか(27歳)人妻

まゆみ(26歳)人妻

まなみ(36歳)実母

まゆ(18歳)女子大生

かなこ 美少女

本編の一部を立読み

「ううっ、は、入ってくる……」

奈々香が拒否とも、嗚咽ともとれる声をもらした。毒々しい血管を脈打たせた肉棒は、メリメリと奈々香の肛門を割り裂き、今や半分まで埋まっている。

「うう、キリキリ締めつけてくる。そうだ、この感触だ。おまえのアヌスは」

「い、痛いっ、もっとゆっくり入れて!……」

強烈な圧迫感に見舞われたせいか、奈々香の背中にじっとりと汗が浮かぶ。巨大な砲身に肛門を極限までひろげられながらも、さらに深く呑みこんでいく。

とうとう柄を残すことなく、根元まで埋まった。互いの陰毛が絡み合っている様が薄目を開けた幸雄の視界に入った。

(あんなに大きなものを奈々香が受け入れてしまうなんて……)

だが、次の瞬間、幸雄はさらに信じられない光景を目にすることになる。

尻穴を貫かれていた奈々香の腰が、ゆっくりと前後に動きはじめたのだ。

「おまえ、よっぽど飢えてたんだな……」

祐一は自ら動かず、奈々香が尻を振りたてるままにさせながら言う。その声には嘲りというより、同情が混じっていた。

「そ、そんなこと……ああっ、思ってなんか……いないわ」

そう答えながらも、尻を前後に動かしつづける奈々香。アヌスのこねられる音が、ヌチュッヌチュッと粘り気たっぷりに鳴り響く。

「もう言うな。おまえはかわいそうな女だよ。ラグビー部の部室で姦られたことを思いだしながら、身体を疼かせてたんだろ?」

少しずつ、奈々香の腰の動きが速くなっていく。白桃のようにむっちりした丸い尻が、時折り円を描くようにくねって、ぬめつく腸壁で肉棒をしごきあげつづける。

(ああ、あんなに腰を動かして……奈々香、おまえやっぱり……)

奈々香が尻を振りたてるたびに、肛門からオリーブ油のような腸液が溢れでて女陰へと伝い流れ、蜜液と混じり合って、幸雄の顔にポタポタと滴り落ちてくる。幸雄は無意識に舌を伸ばして、口もとについた粘つく粘液をペロッと舐め味わってしまう。

「こんな程度じゃ満足できないんだろ? 昔みたいにアヌスから血がにじむくらい激しくピストンされて、なかに熱いやつを注いでほしいんだろ?」

祐一はいきなり激しく腰を動かしはじめた。

「だ、駄目っ、そんなに激しくされたら││」

奈々香は言葉とは裏腹に、自らも激しく腰を前後に揺すりたてる。幸雄の真上で、巨大な肉棒が妻の肛門を出たり入ったりする。

(奈々香、尻の穴がそんなに気持ちいいのか? 俺に抱かれている時も、祐一に変態的に愛されていたことを思いだしていたのか?)

幸雄はこんなに気持ちよさそうに喘ぐ妻の姿を見たことがなかった。ベッドの上ではいつも嗚咽をもらすのも恥ずかしがって、口もとを押さえていたのだから。

(なのに今、奈々香はアヌスを貫かれて、喘ぎ声をこらえきれないでいるんだ。俺より、祐一に抱かれるほうが感じるんだ……)

妻が今まで見せたことのないような恍惚とした顔で口から涎れまで垂らしている。ユサユサと前後に揺れている乳房の尖端で、ピンク色の乳首がロケットのようにピンッと勃起しているのが見える。

「ああっ、いいっ、もっと奥まで突いて!」

尻穴性感の虜になった奈々香は、夫に聞かれているとも知らずに叫び、腸液でヌルヌルになった肛門を締めて、祐一の勃起をキリキリと絞りあげる。

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