孕むまで【７４日間調教】

「本当にわかってるの、わたしたちは義理であっても母子なのよッ」
「そう言われると、余計に背徳感がこみ上げてくるね」
「ひいッ、どうしてまた大きくなるの」
　強弱のついた巧みな抽送で、反射的に伸びた手がソファを握り締める。
「素直に感じるんだ、絶頂を重ねるほど、女の身体は妊娠し易くなるからね」
　肘を使って逃げようとしても、キツく埋まった肉杭が女体を解放してくれない。
「もうすっかりグチョグチョだ、ずいぶんと濡れやすいんだね」
「母親になんてことを言うの……ああッ……」
　相手に顔を向けた直後、首筋にしゃぶりつかれた。ヌルルと這い回るおぞましい感触に鳥肌が立つ。
「舐められながらが好きなんだね、喜んでるのがチ×ポにビンビン伝わるよ」
　亮は未亡人の上半身を裸にすると、滑らせるようにして肩口へ舌を移動させた。唾液で道を作りながら、腋窩まで堪能すると女体の抵抗が一層激しくなった。
「そんなところを舐めるなんて変態よ、信じられない」
　懸命に身を捩るたび肉柱が膣壁に擦れ、豊満な乳房がブルブルと揺れる。美貌は汗に塗れ、薄く紅が引かれた唇の隙間からは、ねっとりと唾液が垂れ落ちた。
（このままだと、息子に乱れさせられてしまう……）
　深呼吸で興奮を鎮めようとして、口奥まで舌を押し込まれた。慌てて唇を解こうと頭を振る。圧が強まり、唾液を飲まされた喉がカーッとヒリついた。
「もう我慢できないから、このまま一発出させてもらうよ」
「ま、まさか……だめよ、それだけは絶対にだめッ」
　最悪の事態を思い描いた千鶴は、力の入らない両腕で必死に娘婿の肩を押す。
「出さないでくれたら、このことは秘密にしてあげるから」
「まだ僕の目的を理解してないのかな」
「亮くん、お願いだから落ち着いて……あッ、ああんッ」
　返答の代わりに義息が突き上げてきた。千鶴は肩で勢いをつけ、懸命に跳ね返そうとする。呼吸を荒げ、汗が噴き出すまで続けても剛直はビクともしなかった。
「いやあ、誰か助けてッ」
　膨張する肉棒に慄き、千鶴は涙目で義息の胸を叩く。
「いいから黙って種付けされるんだよ」
「中だけはいけないのよ、ねえ、話を聞いてッ」
「残念だけど、もう手遅れだよ」
「えッ……あッ、だめ……だめえッ」
「出るよ、出るッ、お義母さんの子宮に、うううッ」
　熟れた裸身に痙攣を伝え、義息は肉砲から灼熱を放った。胎内に満ちるおぞましさに目の前が真っ暗になる。唇がわなわなと震え、頬に幾筋もの涙が零れた。
「本当に出てる……うそよ……いやあッ」
　濃厚な樹液を感じるたび、悲しみで胃の奥がキュウとする。放液が衰えるまで、千鶴は背徳感に苛まれながら耐えるしかなかった。