本販売日:2021/12/23
電子版配信日:2022/01/07
本定価:937円(税込)
電子版定価:990円(税込)
ISBN:978-4-8296-4558-1
「あなた、見ないで。香澄、ママを見てはダメっ」
全裸で男に秘部をいじられ、尻を悶えさせる奈津美。
引退し、夫と娘と幸せな生活を送る人妻捜査官。
復讐鬼と化した犯罪者たちが自宅の団らんを急襲。
愛する家族が見守る中、37歳は性拷問を受けるが……
奈津美、春麗、静子、葉月、祥子……五匹の餌食!
●もくじ
第一話 引退した元潜入捜査官・奈津美 夫と娘の前で
第二話 格闘系エリート捜査官・春麗 被虐の淫情に敗れて
第三話 貞淑な人妻捜査官・静子 淫魔教団の生贄
第四話 情報担当インテリ捜査官・葉月 高度一万メートルの絶頂
第五話 緊縛された牝豹捜査官・祥子 突き崩されたプライド
なつみ(37歳)女捜査官
春麗 女捜査官
しずこ 女捜査官
はづき 女捜査官
しょうこ 女捜査官
本編の一部を立読み
「お願い、やめてっ」
葉月は首を振り、声を嗄らして叫んだ。
「き、危険日なのっ。中に出さないでっ」
そろそろ赤ちゃんを──そう夫とも話し合って今回の旅行のスケジュールを立てたのだ。いま中に出されたら……ああっ、そんなことになったら!
「危険日? そうか、フフフ、そいつはいいや」
黒岩のいやらしい目がますますギラついた。
「濃いやつをたっぷりブチ込んでやる。一発で孕むようにな」
「いやっ、やめてっ、それだけはやめてっ」
「ヘヘヘ、そんなに中出しが嫌なのかよ」
何を企んでいるのか、抜き差しを勢いづかせながら黒岩はニンマリ笑った。
「いやよっ、いやなのっ、ああっ、やめてっ」
「なら尻の穴を使わせるか?」
言うなり、剛直を抜き、葉月の裸身を横転させてうつ伏せにした。そのまま腰を持ち上げると、伏し拝む姿勢をとらせておいて、もたげさせた双臀を後ろから抱え込んだ。
灼熱の矛先を思いもよらない箇所にあてがわれて、葉月はハッとなった。
「いやっ!」
悲鳴をあげ、驚愕にひきつった美貌を後ろへねじった。
「お尻……お尻でなんて……いやああっ」
先刻来、乗客たちの指と舌で熱くとろけさせられ、奥はローターの振動で嫌というほど揉みほぐされてしまった葉月の肛門である。そこに剛直を受け入れさせようだなんて、まともな人間の考えることではない。獣に等しい所業は、考えただけで身の毛がよだった。
「だったら前だ。オマ×コに中出しだ。俺のザーメンをたっぷりとな」
黒岩は脅すように言うと、矛先を下にズラし、しとどに濡れた秘貝にズブズブと潜り込ませた。ヌプッ、ヌプッと大腰で抜き差しし、
「おおう、たまんねえ。出そうだっ、出そうだぞおっ」
わざとらしく、今にも自失してしまいそうな声をあげた。
相手の企みに気づく余裕もない葉月は、
「ひいいいーっ」
妊娠させられる恐怖に、恥も外聞もなく泣き叫んだ。泣き叫びながらヒップを振りたてる。みなぎる肉棒はピストンのペースを速め、今にも葉月の子宮にドッと熱いマグマを浴びせかけてきそうだ。
「ダメっ、中はダメっ、中はダメええっ」
「どっちだ。どっちを使って欲しいんだ?」
激しく揺すりあげながら、黒岩が選択を迫った。
「オマ×コか、尻の穴か。どっちに出して欲しいんだ!?」
「お尻っ! お尻いっ!」
葉月は発狂したように叫んだ。
「お尻がどうした? ハッキリ言わないと分かんないぜ」
「お尻にっ! ああっ、お尻に出してっ!」
「お尻に、じゃない。尻の穴に、だ」
意地の悪い黒岩は腰ピストンをゆるめない。みなぎる肉杭を渾身の力で人妻の花芯に打ち込みつづける。
「出してっ! お尻の穴に! お尻の穴に出してええっ!」
葉月は絶叫し、娼婦のようにヒップを振ってせがんだ。
妊娠させられる恐怖と肛姦の恐怖。どちらも血が凍るほど恐ろしい。尻を振りたてて肛姦をせがんだのは、今にも精を噴きそうな肉ピストンから逃れたい一心だった。