未亡人叔母・痴蜜指戯

著者: 倉田稼頭鬼

本販売日:2005/03/23

電子版配信日:2007/08/01

本定価:597円(税込)

電子版定価:660円(税込)

ISBN:978-4-8296-1340-5

甥の指がスカートの裾を捲りあげてくる、満員電車――

太腿に食いこむように這い、下着の奥へと潜りこみ、

柔らかな尻の感触を愉しんでから、秘唇までも貪り抜く。

駄目よ……ああっ、濡れているなんて、知られたら……。

羞恥と快感の狭間で、奈緒の身体が一瞬、硬直した。

未踏の菊座に、もう片方の指が抉りこんできたのだ。

登場人物

なお(29歳)叔母・伯母

本編の一部を立読み

(姦らせてくれない叔母さんが悪いんだよ)

そんな思いをこめるように、指先をさらに内腿に沿ってずりあげた。あと数センチでパンティの船底にたどり着く。途端に、奈緒の頬がピクリと痙攣した。電車の揺れに同調するように、青痣ができるほど強く擦り合わせた両膝がくねった。しかし、一度内腿に忍びこんだ指は追いだせない。

二十九歳の旨みがのり、タポタポと柔らかい内腿、いくら両膝を擦り合わせても隙間が生まれ、身悶えると、逆に直樹の指に生温かさが伝わるだけだ。

奈緒の頬が強張り、唇が噛みしめられた。そして、直樹を睨みつけていた顔がうつ向く。

(……やっぱり食いこんでいる)

中指はパンティの船底に到着した。濡れが乾かず、湿っていた。手首を捻ると、太腿の付け根の熟脂肪がグニャリと歪む。人差し指と薬指の二本で熟脂肪を横に押しひろげ、湾曲させた中指の先端で船底を撫でる。

とても、パンティの船底とは呼べぬ代物だった。縦に走った生地の皺、それが濡れを含み、一本の紐のように細くなり、浅く縦割れに食いこみ、中指の腹には固い感触があった。グニョリと柔らかい内腿の脂肪だと二本の指が感じた肉は、船底からはみだした女唇なのだ。

直樹も顔を伏せる。しかし、混雑の闇と密着する下半身のせいで、目にできないことが悔しくてたまらない。

目を閉じて、指先を血走った瞳と化す。はみだした女陰はヌルヌルと滑り、網の目のように細かい皺が交差している微妙な肌触りまでわかる。二本の指先をくねらせると、ポツポツとまばらに生えている短い恥毛が濡れで滑った。

紐となった船底を撫でていた中指が曲がり、恥丘を這いあがる。そして、指先を曲げ、潜りこみ、縦割れに食いこむ船底を横にずらす。

(また濡れが溢れてきている)

充血し開いた縦割れはグッショリと濡れを伝えてきた。ビロンと小さな舌のように伸びた二枚の女鶏冠まで濡れが滲んでいた。それは名残りではなく、明らかに新しい淫汁の滴りだった。

興奮し、我れを忘れた直樹はガタガタと電車の揺れに合わせ、指をくねらせていた。それが叔母の震えだと気づくと、さらに頭に血がのぼる。

腋の下から一気に汗が噴きだした。車内の熱気に煽られるだけではなく、身体の芯から熱くなったのだ。

小刻みに擦り合わせた両膝が震え、時折り、ビクンと腰が跳ねあがる。中指が女鶏冠をひろげ、指先が蜜口を撫でるたびに、奈緒は肩まで痙攣させたのだ。

「……だ、駄目……」

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