若妻と悪魔【執着】

著者: 倉田稼頭鬼

本販売日:2006/06/23

電子版配信日:2008/05/16

本定価:660円(税込)

電子版定価:770円(税込)

ISBN:978-4-8296-1432-7

見初めた女は上司の若妻……遥子の全てを知りたい!

一途な想いを昂らせた男は、香水の匂い、生下着に酔い、

豊潤な双臀を揺らしながら歩く、背後に取り憑く。

このチャンスを逃がしたくない、遥子から離れたくない。

通勤電車、会議室、夜の公園、そして夫婦の寝室……。

約一カ月、追い求め続けた若妻の素顔を暴く瞬間が!

登場人物

ようこ(24歳)人妻

本編の一部を立読み

「……よ、遥子のオ、オマ×コだァァァ」

小声でうめき、久保田は数十秒間、全身を硬直させ、露出させた女陰を見つめつづけた。

ひろげた内腿の肌は青白く抜けるような白さなのに、女陰周囲が楕円形のピンク色、肌は少し荒れたようにブツブツとし、短い恥毛がパラパラと生えている。唇に似た女唇の色はさらに赤みを増す。しかし、赤黒いというより濃いピンク色と呼んでいいほど、けがれた色合いではなかった。神崎に可愛がられているはずなのに、経験が浅いような綺麗な色彩なのだ。ひび割れのような細かい皺が走る女唇は予想通りふっくらと膨らみ、ここにも恥毛が点在していた。

ビロンとした二枚の女鶏冠はピタリと縦割れを覆っていた。ここも夫婦生活が未熟だと思わせた。厚みのある二枚の女鶏冠が短いのだ。片脚を持ちあげた姿勢のせいか、片方の肉ビラが一方の肉ビラに重なるように歪んでいた。

その下に少し黒ずんだ蟻の門渡りがピンと張り、キュンと赤みの強いアナルまで目に飛びこんでくる。

「……綺麗だよ、遥子」

久保田の両手が伸びた。一旦はおさまっていた震えが指先を小刻みに震わせる。両の親指と人差し指で肉ビラを摘む。厚みがありフワリと柔らかいのに、芯がある固さに思えた。痛みで起こさぬように優しく摘み、左右にひろげる。ピタリと縦割れが閉じ、軽くひろげると裂け目となり、鮮やかなピンク色の濡れ肉が顔をのぞかせた。

ゆっくりと肉ビラをひろげる。裂け目のピンク色が徐々にひろがり、女陰上部の涙形の肉の盛りあがりも目に飛びこんでくる。

(な、なんて可愛いんだ)

プクリと小さな円形の肉の盛りあがり、クリトリスは完全に姿を隠していた。遥子が寝た振りをしているのではなく、完全に睡魔に支配されていることの証明だ。恥豆はその小さな頭すらのぞかせていない。

グイッと肉ビラを大きく菱形にひろげる。隠れていた粘膜が完全に露出した。鮮やかなサーモンピンク色の肉は湿ってテラテラと輝き、その中心に歪んだ円形の蜜口が見えるのだ。肉ビラが少し伸びるほど引っ張ると、小指の先ほどの小さな蜜口に、ピンク色の筋に似た複雑な形状の内部が見えた。

「ハーハーハー」

久保田はまさに炎天下の野良犬のように荒い息をもらしながら、上半身を傾け、半開きの唇を女陰に近づける。犬だ。飢えた犬だ。下唇に乗った舌の先からダラダラと唾が溢れ、ひろげた蜜口にポタポタと滴り落ちた。糸を引きながら雫が垂れ、蜜口から蟻の門渡りまで流れ落ちる。

指先同様に小刻みに震える舌先を長く伸ばし、ついに蜜口を舐めた。興奮が絶頂に近い久保田の舌には、女陰は蕩けるほど甘く感じる。生臭さや甘酸っぱい感覚ではなく、砂糖漬けのサクランボのように甘露な味なのだ。

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