本販売日:2001/02/23
電子版配信日:2009/08/07
本定価:545円(税込)
電子版定価:660円(税込)
ISBN:978-4-8296-1021-3
再び目にした同級生は、妖艶な女に変貌を遂げていた。
高校時代の猛々しき欲望を現実にするように、
男は憧れの優紀子を渉猟する計画を実行する。
喘ぎ、悶え、完熟した性を貪る清純無垢だった女。
セーラー服の似合う過去からは想像できない超絶肉奉仕。
人妻同級生――甘すぎる、美しすぎる究極の標的!
ゆきこ(36歳)実母
あみ 女子学生
まい 女子学生
りさ 女子学生
本編の一部を立読み
「……退学だけは」
尻を嬲る手が離れた。優紀子はうろたえながらも、潤んでいるような涙目で慶介を見つめ、電車が揺れた隙に身体をひねり、ほぼ正面を向く。上着の襟を持ちあげる豊かな乳房が慶介の胸に当たるのを恐れ、両腕を胸の前で組んだ。
「私にどうしろと言いたいんです。チャンスは与えました。しかし、あなたが約束を破ったんです」
「本当に、今日だけなんです。今から別れを告げに……」
優紀子はそう言うと、キッと唇を噛み、慶介を見あげる。
「最後に男に抱かれる下着ですか。破廉恥な話だ」
慶介が冷酷に告げると、優紀子はああーと小さな吐息を吐いて、顔を伏せた。
(なんて間の悪い偶然なの。一本電車が違えば、会うことはなかった。男と一夜を過ごし、朝になれば、善良な母親に戻れたのに……)
優紀子は後悔した。しかし、時は遅く、目の前に慶介がいる。そして、慶介の両腕は自分を抱きかかえるように腰にまわり、さらに両掌は尻を包みこんでいるのだ。痴漢のような猥褻な行為……助けて、誰か! そんな叫びを発することはできない。恥辱から逃れた途端、亜美の退学が決まってしまう。
(……私が我慢をすれば、亜美は助かる)
しかし、尻朶を包みこんでくる掌の生温かさに、嫌悪感が膨らんでいく。
下着の検査と称した、軽く触れる接し方ではない。両掌を丸め、両の尻朶を包みこみ、まるで熟肉の量感を確かめるように軽く持ちあげるのだ。充分に丸く膨れた熟尻を包むパンティの面積が小さく、尻朶ははみだしてしまっている。いくらスカートの生地の上からとはいえ、まるで直接、フルフルと震える熟尻を撫でられているような気分になる。
慶介の指先がイヤらしく蠢いている。太腿の裏から、尻へと緩やかにつづく膨らみを撫でまわし、柔肉の弾力を味わい、さらに尻の谷間を覆っている三角形のパンティラインまで探る。
「……おやめください」
小さな声で訴えるが、慶介はそ知らぬ顔で触りつづけている。それどころか、腰にまわった両腕に力をこめ、引きしまった腰ごと、引き寄せるのだ。満員電車の不安定な足もとがよろけ、腰を前に突きだすように優紀子が体勢を崩しながら、されるがまま、少しつんのめった。
ハッとして、強引に腰を引き戻そうとする。
(その気になってる……)
腰を前に突きだした時、明らかに勃起している男根の硬さが下腹部を圧迫したのだ。その途端、生活指導部の教師である慶介に強い男の匂いを感じた。どこか胡散臭い気持ちは湧いていて、どんな行為に出ようと、教師であるという認識を捨てることができなかったのだが、今、慶介がかぶっていた教師の仮面の下の男を実感した。そして、優紀子の頬が紅潮しはじめた。
「満員電車は暑いでしょう。顔が赤いですよ」
そう指摘されると、つい、うつ向いてしまう。
慶介の指はさらに大胆に這いまわる。尻と太腿の境界線を撫でていた右手の指先が、徐徐に内側に移動し、尻の谷間を撫ではじめた。サワサワとスカート生地越しに撫でていた指先に力がこめられ、布をねじこむように尻の谷間を割る。左手は尻朶から離れたものの、谷間の深さを確かめるように指先がめりこんでくる。指戯から逃げようと腰を前に振ると、下腹部に男根が当たってしまう。
身動きの取れぬまま、尻の谷間を撫でられつづけるのだ。
(お願い、もう許して……)
優紀子は心のなかで訴えた。尻の谷間を指先が滑りこみ、さらに奥を探れば、妙な気持ちになってしまうのだ。それは、あの男と会って初めて知った快楽のボタン……アナルへの刺激だ。