いやらしすぎる身体をした母がいけなかったのか……
実母の乳房を忘れられない少年がいけなかったのか……
「他の男とセックスなんか、させるもんか!」
再婚を控えた美しき母を前に若牡の欲望が爆発した時、
息子の勃起を前に母の秘所は潤みはじめていた。
37歳と15歳が貪り合う、禁じられた謝肉祭が今始まる。
まさよ(37歳)実母
ゆきこ(25歳)姉
本編の一部を立読み
「ぼくが……今度は、ぼくが、する番だ」
真世の首筋を舌で舐めまわしながら、真夫は、ジャケットの前をひろげ、ブラウスの胸もとに手を差しこんでゆく。
「駄目だってば。もう行かないと、先生のところに、今日中に行って、ちゃんとお話ししなくちゃ」
身体を起こして逃れようとする真世と、押さえつけて貪ろうとする真夫とが、机の上で諍いを起こす。ボタンがちぎれとんで、ブラウスがはだけ、露わになった胸に、黒いブラジャーに包まれた乳房に、真夫の口が張りつく。
「いやだ! あいつのことなんか、もうほっとけばいいんだ! そう言ったじゃないか! 母さんはぼくだけのものだって! だから、ぼくが、ぼくが……」
自分でもどうしてかわからなかった。ただ、とにかく今、この瞬間、母を、母の身体を離したくなかった。露わになった母の熱い肌に、真夫はなにかに駆られるように口を押しつけ、鼻を擦りつけてゆく。
「真夫……」
一瞬でも離れるのが不安なのだろう。体を離した瞬間、一人になってしまうのではないかと怯えているのだろう……真夫の思いがヒシヒシと感じられれば、真世はもう抗えなかった。
「母さん!」
両手で、ブラウスの前を裂き、ブラジャーを押しあげて、剥きだしにした乳房に、顔をぶつけるようにして、かぶりついてゆく。
「アーンッ、真夫ったら、もう……」
乳房にしゃぶりつかれれば、母は弱い。
「母さん、もう絶対に、真夫を一人になんかさせないから……母さんは真夫だけのものだから」
「本当……本当だね」
こわばっていた身体が優しく柔らかな感触になってゆくのを感じて、真夫は安んじて、母の乳房に顔を埋める。
「アアーッ、いい匂い。母さんの匂い……本当の母さんの匂いだ」
「フウーンッ、真夫のお馬鹿さん……」
職場の机の上で、ブラウスをはだけ、剥きだしにされた乳房に息子の愛撫を受ける、あってはいけないことのはずなのに、真世はなぜかそのことに、不思議な幸福感と甘美な艶めきを覚えていた。
「母さん……」
乳房から下へ、口を這いおろさせながら、真夫はスカートを捲りあげ、母の下腹部を露わにさせる。母の無言の承諾を得ると、体を起こしパンティストッキングのウエストバンドを両手に掴んでずりさげ、パンティと一緒に捲りかえし、下腹部から剥ぎ取ってゆく。こもっていた温みと匂いが解き放たれ、目の前の空気が色づき、押さえつけられ乱されていた繊毛の茂みがいっせいに毛先を伸ばし、ふっくらと盛りあがって、白い下腹を黒く艶やかに彩る光景に、真夫はしばし、目を奪われてしまう。十五の少年にはまだ早すぎる爛熟した女体、息子には見せてはならぬ淫蕩な母体の光景だった。