本販売日:2012/07/23
電子版配信日:2013/01/25
本定価:765円(税込)
電子版定価:880円(税込)
ISBN:978-4-8296-1872-1
「ああっ、いいっ……翔太君の奥まで届いてるっ」
後ろ手に縛られながら自ら腰をくねらせる23歳。
対面座位で義姉を悠々ともてあそぶ悪魔の義弟。
禍々しい男根が妹の純潔を狙っているとも知らず、
小雪の美唇からは啜り泣きの声がもれはじめ……
美姉妹を最後に待つのは「二段ベッド」調教!
こゆき(23歳)姉
あさみ(19歳)妹
本編の一部を立読み
(逃げ出したい。何で、お姉ちゃんなの)
姉が同じベッドの上で義兄とセックスをしているのは、音を聞くだけでも明らかだった。獣のような体位で、あの野太いペニスを受け入れているに違いない。木製のベッドがぎしぎしと鳴る。
(ああ、お義兄ちゃん、あたしだけがお義兄ちゃんの牝だと思っていたのに……)
義兄も義兄だ。露骨なことをしないで欲しい。切なさがこみ上げ、涙が零れる。
「ああ、凄いよ、義姉さん、チ×ポがぐいぐい締めつけられるんだ」
翔太の声には遠慮がない。
「僕も、もう出そうだよ。さあ、一緒にイクんだ。義姉さん、久しぶりだから一緒にイクんだよ」
(あんな優しそうな声で、姉さんとエッチしているだなんて……)
悔しかった。でも、自分より落ちついていて淑やかな姉が、義兄と結ばれるのは無理もないような気がした。
それだけにバイブで気をやりながら悶々と聴いている自分がみじめだった。
(こんなはしたない恰好をお姉ちゃんに見せるわけにいかないわ)
目を固く閉じて、姉がセックスを終えて、この部屋から出て行ってくれることを切に願った。
「ヒェーッ」
くぐもった声が聞こえた。今わのような声。姉が絶頂に達したのかも知れない。一瞬周囲が明るくなったような気がした。恐る恐る目を開く。
(イヤーァ)
皺になったシーツの間に、姉の顔があった。アクリル板に顔をつけ腰を高く上げている。大きな乳房は麻縄で括りだされ、後ろ手に縛られている。全裸の義兄が、後ろからペニスを姉の淫裂に突き入れていることが一目瞭然だった。
義兄が、姉の秘裂から肉茎を抜き出した。漏れ出した白濁液と姉の愛液の混じり合ったものが、残ったシーツに染みを作る。
翔太はシーツを引き抜くと、姉のボールギャグを取り外した。涎がツーと落ちた。
「イヤーッ、こんなの……」
一瞬驚きのあまり、取り乱した小雪だったが、すぐに落ち着きを取り戻していた。
「麻実も……なのね」
諦念を感じさせる声に聞こえた。しかし、小雪の肉体はアクメの快感で腰が抜けたようになっていて、動けない様子だ。
(何で、お姉ちゃんなの……)
麻実は悲しかった。しかし、裸で縛られて、獣の体位で犯された後の姉の姿は美しかった。自分が縛られた姿も美しいと思っていたが、華奢な姉が、大柄で男臭い義兄に凌辱された姿は、可憐な一輪の花が手折られた風情を感じられて、普段にない美しさを感じた。
(お姉ちゃん、きれい……)
そう思わずにはいられなかった。
麻実にとって、小雪は仰ぎ見るような大きな存在だった。小さいころから成績優秀。顔だって、淑やかな文句なしの和風美人である。落ち着いていて目鼻立ちがバランスよく小柄で可愛らしい雰囲気を醸し出している。
そんな自分のあこがれの的が、全裸で縄掛けされて、自分のご主人様によって犯されているというのは、大きなショックである。