童貞治療日記
本販売日:2003/11/23
電子版配信日:2007/09/19
本定価:576円(税込)
電子版定価:660円(税込)
ISBN:978-4-8296-1236-1
私はいけない母親……息子の××を口にしたりして。
私はいやらしい看護婦……患者に××を触らせたりして。
禁断と知りつつも、淫汁を零し震える息子の肉棒を慰め、
性に目覚めた患者の少年に乳首を与えてしまう佐知子。
熟れた女肉が若牡たちのつきぬ欲望に抗えないのだ。
その先にさらなる倒錯が待っていたとしても!
さちこ(32歳)看護婦
本編の一部を立読み
佐知子は、腰の上まで、白衣の裾をまくりあげる。白いパンストにぴっちりと覆われた下半身がそっくり露わになる。小さな白いビキニのパンティも、くっきりと透けて見えている。
少年は口もきけずに、一心に見つめている。佐知子の動悸もいよいよ速くなって、息さえつまる。
白衣の裾を腰の上にまくりあげたまま、パンストをおろし、パンティをおろしていく。
「…………」
少年の喉仏が上下して、ごくりと生唾を呑む音が聞こえた。
変に隠したりすれば、かえって、いやらしく、卑猥な欲情を刺激してしまう……佐知子は、自分をそう納得させ、ためらう心を振り払って、面と向かい合ったまま、パンティを一気に押しさげていく。
パンティの縁から、黒いものがのぞいたと思った次の瞬間、まるでざわざわと音が聞こえ、さーっとこもっていた匂いが飛び散るかのような、そんな勢いで、黒い繊毛の群れがいっせいにあふれだし、競い合うように迫りだして、こんもりと盛りあがっていく。
「!…………」
少年の息を呑む音が聞こえた。目は丸く見開かれ、口も同じように丸く開いて、閉じられなくなってしまっている。
佐知子は、そのまま、パンティとパンストを膝の下まで、おろしていく。白いストッキングの下から現われた太腿の肌は、赤く染まっていた。
「すごい! 綺麗!」
ぺっこりと凹んだ下腹部に、くっきりとした逆三角形を描いて、ふっくらと盛りあがった黒い繊毛の叢……艶やかに輝くそれは、目にも鮮やかであるばかりではなく、いかにも柔らかそうで、温かく、そして、いい匂いがしそうで、少年の五感のすべてを圧倒するものだった。この少年にはまだ早すぎる、成熟した女ならではの、艶熟した下腹部の光景だった。
「じゃあ、するね……」
佐知子はそう言って、トイレの便座に座ろうとした。
「あ、待って」
少年が右手を伸ばして、佐知子の腕をつかんでとめた。
「えっ?」
「ちょっと……触っちゃ……どんなのか、触っちゃ、駄目?」
見れば触りたくなる、それは人間の自然の欲求だ。それも、やっと右手が使えるようになった少年の願いだ。佐知子はもうためらわなかった。