美貴には、夫にはいえない、見せられない、晒せない性癖が……
だから自慰でしか本当の絶頂を味わったことがなかった。
そんな熟妻に救世主が! 相手は、実弟の裕二!
美貴以上に倒錯癖がある弟の、部屋に入り浸り、
互いの恥部を見せ、晒し、嗅ぎ、舐め、啜り、濡らし合い
最高の絶頂を味わう姉に、背徳も禁忌も怖くない!
みき(28歳)姉
本編の一部を立読み
「フフーンッ……ハァーンッ……」
がっぷりとかぶりつかれて、一途に貪られつづければ、自分の肉身を本当に食べられているような錯覚に陥り、美貴は陶然となってめまいしてしまう。
牛ヒレ肉のステーキにかじりついていた、食欲を剥きだしにして一心に貪り食らっていた裕二の姿が、顔が、肉汁を滴らせた口が、脳裏にまざまざと見える。
「ハハァーンッ、そんなに……そんなに、女のお肉が好きなの……ああああ……」
めまいしながら美貴は背を弓反らせ、頭をのけぞらせ、両脚を裕二の頭に巻きつけて、内腿にきつく挟みつけては、腰をくねり踊らせる。
「う、うん……おいしいッ……おいしいんだァ、姉さんのお肉……アーウッ……」
両腕に美貴の腰を抱えあげて、裕二はほとんど飢えた野獣さながらに、姉の股座に、甘い肉身にかぶりつきつづける。
「ハァ、アアーンッ……」
ほっておいたら、本当にいつまででもかじりついたまま離れないだろう。本当においしくてならないといった様子がひしひしと伝わってくる。そんな一途でひたすらに貪欲な口淫に、こみあげてくる快感の波に呑みこまれて、美貴も恍惚となって我れを忘れていく。
「アアーッ……フウーンッ……」
机の上で美貴の下腹が波打ち、身体がのたうつ。女体がもう勝手にとろけはじめて、裕二の口に吸われるがままに、トロトロになって漏れだしてしまっている。
あああああ、このまま……このまま最後まで、全身をとろけさせて、ヌルヌルになって吸いつくされたい……。
「アッ……」
そのときだ。尿道がジンッと熱く疼いて、チロッと漏れた。美貴はハッとして我れにかえる。