若妻【人質】

著者: 御堂乱

本販売日:2007/10/23

電子版配信日:2009/09/25

本定価:817円(税込)

電子版定価:880円(税込)

ISBN:978-4-8296-1532-4

(死んだってもうさせない……でも、またやられる)

日も射さない地下室にもれる、静江の絶望のつぶやき。

囚われの社長夫人を襲う、昼夜を問わぬレイプの嵐!

屈辱の体位をとらされ、淫虐の限りを尽くされても、

夫への貞節を守ろうとする人妻に、やがて甘い嗚咽が……

美しき人質と淫獣、息を呑む密室の凌辱ドラマ!

登場人物

まお(27歳)人妻

しずえ(38歳)人妻

きみこ(29歳)人妻

本編の一部を立読み

「気持ちいいんでしょ? ほら、じっとしてないで腰を振りなよ」

「ううッ……けだものッ」

夫ある身を、七歳も年下のストーカー青年に好き勝手に凌辱されている。口惜しさのあまり、麻央はキリキリと歯を噛みしばり、美しい切れ長の眼をひきつらせて冬樹を睨みつけた。が、内心を見透かすような冬樹の視線に合うと、あわてて顔を横にそむけた。

(ああ、あなた……麻央、どうすればいいの?)

潤んだ瞳をしばたたかせた。貫かれている最奥を中心に、熱い疼きが下半身にひろがっていく。ブルブルと背筋が震えて止まらない。じっとしていると気が狂いそうだ。声をあげて歔きたくなった。思う存分腰を動かし、女の悦びを貪りたかった。

「いや……ゆるして……」

抗いの言葉も形ばかりだ。お湯に濡れた首筋が妖しく火照っているのは、成熟した人妻の女体が満開に咲き誇る前兆だった。

「いやなもんか。ふふ、ごまかしたって無駄さ。もっと動かして欲しいって、奥さんの色っぽい顔に書いてあるもんね」

「そんな……う、嘘よッ」

「嘘かどうか、こうすればわかる。ほら、ほらほら」

お湯の中で双乳をわしづかみすると、冬樹はタプタプと揉みこんだ。人妻らしい量感と弾力を存分に味わいながら、徐々に突き上げのペースを速めていく。疲れを知らぬパワフルな腰使いは、みなぎる若さと女を知った自信に満ちあふれていた。

「駄目……ああ、そんなに激しくされたら……ああ、駄目、駄目よッ」

麻央は激しく惑乱した。

夫にはない荒々しさ。残酷なまでに深く最奥をえぐってくるたくましい剛直の律動に、メラメラと肉欲の炎が燃え上がる。

形の良いおとがいを上へ向け、麻央はハアハアとせつなげにあえぎはじめた。激しすぎる交接の動きで、浴槽の縁からザブザブとお湯が溢れ出た。それに合わせるかのように、麻央の開いた唇から悩ましい嬌声が洩れこぼれる。

「ああッ……はあッ……はううッ」

「ああ、オマ×コが吸いついてくる。すごい。奥さん、すごすぎるよ」

「いやあッ」

生々しい反応ぶりを指摘され、一瞬我れに返るものの、すぐにまた情感の泥沼に引きずりこまれてしまう。淫らな官能の業火に焙られて、全身の肉がドロドロに溶け崩れていくのがわかった。

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