本販売日:2017/12/22
電子版配信日:2018/01/19
本定価:713円(税込)
電子版定価:770円(税込)
ISBN:978-4-8296-4270-2
(やっぱり来た、私をいやらしい目で見ていたものね)
闇の中、寝たふりをして女陰を火照らせる恭子。
荒い息遣い、胸を揉む手、ふとももに忍び寄る指。
悠斗を熟女フェロモンで挑発しつづけた38歳の柔肉。
渇ききった未亡人の女体は、肉欲に溺れてしまい……
叔母、兄嫁、義母――淫らなてほどき未亡人たち!
●もくじ
序 章
第一章 祭りの夜の夜這い体験
第二章 恥じらい義母の夜伽志願
第三章 蔵でほどこされた性教育
第四章 布団で鉢合わせする美熟女
第五章 裏門責めをおねだりされて
第六章 てほどきの宴は終わらない
ゆき(33歳)義母
きょうこ(38歳)叔母・伯母
えりな(26歳)兄嫁
本編の一部を立読み
「恭子叔母さん。起きている?」
声をかけるが、返事はなかった。
悠斗はそっと襖を一センチほど開けると、明かりがもれてきた。
「あれ、眠っているのか?」
隙間から覗くと、部屋の中央に敷かれた布団の上に、寝間着にしている紺地に草花模様の浴衣を着た恭子が、横たわって目を閉じていた。
よく見ると、浴衣の胸元が規則正しく上下している。
悠斗はそっと襖を開けて、部屋へ忍び込んだ。
部屋は八畳ほどの和室で、洋服ダンスと和ダンスが並び、別の壁にパソコンの置かれた机と三面鏡が並んでいる。
(お酒を飲みながら本を読んでいて眠っちゃったんだ)
叔母の枕元に置かれたお盆には、緑色のワインの瓶と飲みかけのコップが置いてあった。そしてだらしなく伸ばした手に、小説だろうか、ブックカバーがかかった本が開いたままの状態で持たれていた。
(あれ、恭子叔母さんって結婚指輪をしているんだ……)
左手の薬指に銀色のリングがキラッと光っていた。今までも指輪をつけていたのだろうが、悠斗は気づかなかった。
(そういえば、ママも左手の薬指に指輪をしたままだよな)
女性は夫を亡くしても結婚指輪を外さないものなのかと、チラッと頭をよぎったが、そんなことより、目の前の叔母の寝姿に視線が集中していく。
(恭子叔母さん。なんてエッチな格好で眠っているんだ……)
横向きに眠る叔母の胸元がはだけ、豊満な柔肉が形作る深い谷間が半分近く覗けていた。それだけでなく、片脚を走るときのように前に出して膝を曲げているので、浴衣の裾が捲くれて白いムチッとしたふとももが、かなり上のほうまで露わになっていた。
(このおっぱい。柔らかそうだよ……)
悠斗は息を殺して、叔母の前に座った。叔母はスヤスヤと軽い寝息を立て、起きる気配がない。
(ちょっとだけなら、さわっても起きないだろう……)
悠斗はそっと手を伸ばし、浴衣からこぼれそうになっている乳肉を、人差し指の先でツンツンと突いてみた。
(うおっ。まるでマシュマロみたいにフワフワだっ)
あまりの柔和さにたまらなくなった少年は、人差し指に中指と薬指を加えて、三本指で押してみた。
柔らかさだけでなく、指一本ではわからなかった肌のきめ細かさも感じられた。
(このおっぱい。思い切り揉んでみたいな……)
悠斗は我慢できなくなってきた。叔母はまだ寝息を立てている。
手を広げ、五本指でそっと揉んだ。
(うわっ。フワフワすぎて、僕の手の熱でアイスクリームみたいに溶けちゃいそうだ)
悠斗は、もう一度揉もうとした。
しかしそのとき。
「悠ちゃん。イタズラしちゃダメよ」
叔母の手がサッと伸びてきて、悠斗は腕を掴まれてしまった。
「えっ! ああ……っ」
驚いた悠斗は、言葉を出せずに固まった。
「いつの間にか眠っていたのね。今何時かしら……十二時前ね。こんな時間にどうしたの? 私になにか用かしら?」
恭子は悠斗の行為を咎めるでもなく、気だるそうに悠斗を見つめてから手を離した。
「あ、えっと。あの、眠れなくて、それで……」
叱られないことにホッとした悠斗だが、夜這いに来たとも言えず、しどろもどろになってしまった。
「そう眠れないの。そうね。ここへ寝転びなさい」
叔母が寝転んだまま、布団を叩いた。
悠斗は勃起している股間を隠しながら、恭子の隣に身体を横たえた。恭子は左肘を布団につけて腕枕をして、悠斗を見つめている。
叔母から、ほんのりとアルコールの匂いが漂ってきた。そのせいなのか、いつもの快活な雰囲気とは違って妙に色っぽかった。