本販売日:2015/01/23
電子版配信日:2015/05/01
本定価:835円(税込)
電子版定価:880円(税込)
ISBN:978-4-8296-4051-7
「お願い、理性を取り戻して! いやあぁっ」
服を引き裂かれ、リビングに押し倒される人妻。
背後からのしかかってくるのは善良だった隣人!
謎のウィルスに感染した男たちが突如、淫獣に変貌。
女教師が校務員に、若妻が義父に、患者が医者に、
次々と襲われ、無数の白い裸身が狂い啼く!
●もくじ
第一章 感染一号 襲われた隣人妻
第二章 狂った町 狩られる女たち
第三章 学校籠城 女教師の抵抗
第四章 爆発伝染 破られた校門
第五章 悪魔の家 飼育される家族
第六章 封鎖決壊 淫獣の群れ
しずえ 人妻
まゆみ(24歳)人妻
まちこ(27歳)女教師
かんな(18歳)女子学生
本編の一部を立読み
(ああっ、あなたっ……)
ついに犯されてしまった。愛する夫だけに捧げたはずの肉体を、無理やりとはいえ他の男に貫かれてしまった。それも夫以上に深く──信じられないほど深く──。
(あなた、許してッ……)
息もできないほど逞しい肉に気が遠くなりながら、静江は何度も夫に詫びた。だがそんな貞淑な人妻を、次第にペースを上げてくる抜き差しが崩しにかかる。
「我慢しなさんな。これだけ熟れきった身体なんだ。あんただってまんざらでもないんだろ? えェ?」
耳元に囁かれて、静江は狂おしくかぶりを振った。
「け、けだものッ!」
「フフフ、けだものは私だけかい? さっきはクリを舐められて、あんなに悦んでたくせに」
(ああっ……)
勝ち誇って覗きこんでくる顔から懸命に目をそらした。一度快楽に屈した女肉の芯は、まだ熱く疼いたままなのだ。痙攣も収まらない秘壺をこんなふうにリズミカルに突きえぐられて、成熟した人妻の肉体が反応せずにいられるはずもなかった。
(いやッ、もういやッ)
パワフルな抜き差しに、身体の芯がますます熱くなってくる。声を放って牝歔きをしたかった。だがそれをすれば夫を裏切ることになる。母を辱しめた卑劣漢に、娘である自分までもが屈することになる。
(ダ、ダメッ!)
唇を奪われそうになって、危ういところで顔をそむけて逃れた。静江にできる抗いはそれだけだ。体重をのせて真上から突き入れてくるストロークに、好き放題に女肉を犯され続ける。
(静江さん……あァ、そんな……)
隣の診察台で、真由美は驚きと恐怖で声を出せなかった。暴行の現場を目のあたりに見せつけられて、スーパーの店主にレイプされたショックがまざまざと甦った。
(そんな……いや……もういや……)
一体これは現実のことなのだろうか。何もかもが夢で、目を覚ましたら夫が見守ってくれていて、
「うなされていたよ、真由美。悪い夢をみたんだね」
そう言って優しく髪を撫でてくれるのではないだろうか?
「おおうッ、出そうだッ!」
白衣の腰を大きくバウンドさせながら、黒岩が喜悦の呻きを洩らした。
「ダ、ダメっ、ああッ、ダメええええッ」
それだけは許してッと、静江が悲痛な声を張りあげた。紅潮した美貌が怯えに引き攣っている。