本販売日:2005/08/23
電子版配信日:2007/08/01
本定価:660円(税込)
電子版定価:770円(税込)
ISBN:978-4-8296-1375-7
青獣たちが目をつけたのは人妻・真由美、かつての女教師。
触りたい、姦りたい……叶わなかった想いは狂愛へ昇華する!
妖艶さを湛えた朱唇、弾力を増した乳房、張りつめた尻肉。
匂いたつ女体を襲う六つの魔手、そして三本の剛直!
乱れた黒髪が悩ましい、桜色に染まった白肌が艶めかしい……。
めくるめく恥辱の果て、25歳の人妻が歩みだす第二の人生!
まゆみ(25歳)人妻
本編の一部を立読み
(あぁ、あなた、あなた……たすけて)
この場にいない夫を心に思ってすがろうとしても、現実に濡れた女貝を行き来する指の前には無力だ。理性は溶け消え、官能が優越する。
「ひ、ひぃっ」
真由美は背中をひくつかせて、甘い悲鳴をあげる。
だが、この淫らな指は前戯でしかない。悦ぶほど欲望が湧く、そして濡れ肉の合わせ目に、硬く太い男根での充実感を望みはじめた。
(も、もう駄目だわ)
抵抗力を失った真由美の、豊かな腰がくねりだす。
「あぁ、くうぅうっ」
「どうしたの?」
民雄は肉壺に抜き差しさせている指に密着し、締めつけるように蠢く肉襞の感触に気をよくして尋ねる。
「は、はあぁ」
「言葉にしてよ」
脂汗を浮かべて切なげに悶える背中に、民雄は唇の端を吊りあげた余裕の笑顔で尋ねる。
「ほ、欲しいのよ。あぁー」
肉欲に負けた人妻は言ってしまった。
「なにが、だ。でっかい牝犬ちゃん」
「い、言えないわ……」
「じゃあ……」
民雄の指が逃げた。あうっと啼く真由美がつづける。
「あ、あなたの……タミオ様の硬い、硬いのが……」
「硬い、なんだ?」
「あ、ふぅ……ペ、ペニスが……あうぅ。い、入れて、ほ、欲しいのぉ……」
「ついに言ったな」
功の声につづけて、咎めるように長倉が言う。
「ご亭主を裏切ってまで欲しいのかよお」
「もっと言うよ」
民雄が背後から深く浅く前後させる指がとまった。それにタイミングを合わせ、快感を満たしていた淫婦の腰の動きが一瞬、とまる。
やがて手の動きが再開された。狂った安堵とともに、快美地獄に堕ちる真由美が呻く。
「くっ、あ、あぁ。あなた、あなたぁー……ご、ごめんなさいっ」
「言わせたな」
「裏切っている、こいつゴメンですませようとしているぜ。ひでえ牝」
「……すごいじゃないか」
ぬめった指が粘液の糸を引いて離れる。