本販売日:2018/03/23
電子版配信日:2018/04/20
本定価:713円(税込)
電子版定価:770円(税込)
ISBN:978-4-8296-4290-0
「もう我慢できないの、お願い、奥まで入れて」
36歳の空閨を押し分けていく矢じりのような先端が、
奈摘の完熟肢体にくすぶるおんなの悦びを甦らせた。
シングルマザーと浪人生が人目を忍んで交わす逢瀬。
母への想いを不器用にしか伝えられない娘・映里香が
純潔をなげうって真佐人にけなげな誘惑を仕掛け……
●もくじ
序章
第一章 美人歯科衛生士はシングルマザー
1 甘いアクシデント 2 初めてのデート
3 車のなかで
第二章 パジャマ娘に魅入られて
1 押しかけ家庭訪問 2 ひきこもり娘の本心
3 未知の世界へ
第三章 三角関係のはじまり
1 すれ違う愛情 2 告白の行方
3 三十六歳の淫性
第四章 ママと同じ〝愛し方〟がいいの
1 素敵なワンピース 2 精一杯のおねだり
3 健気な裸エプロン
第五章 美母娘と僕【身を寄せ合って】
1 涙の理由 2 しあわせのかたち
3 母の胸に包まれて 4 ふたりであいして
終章
なつみ(36歳)シングルマザー
えりか その他
本編の一部を立読み
「あっ、あああ、あ……あたしのオマ×コ、んっ、キュンキュンいってるっ!」
奈摘の喜悦がほとばしる。甲高い黄色い悲鳴が、耳に快い。
熱い膣内にいると、ヌメヌメとした手で力いっぱい握られているかのようだ。ドロドロに蕩けた膣襞が、艶かしく蠢く。
スッポ抜けないギリギリ、雁首までめいっぱい抜くと、中から溢れた愛液がゴポッとこぼれて、外に滴る。
(映里香ちゃんのもすごかったけど、やっぱり奈摘さんのは……クッ)
熟れた肉壺が、貪欲に精を搾り取ろうとする。激しく動き続ければ、一気に果ててしまいそうだ。さんざん彼女をリードしておきながら、その実いっぱいいっぱいだった。気を張っていただけにすぎない。
真佐人は緩急をつけつつ、膣の最奥までを行き来した。ザラザラとした膣壁が、暴力的に男の官能を高める。
やはり駄目だ。このままでは持ちそうにない。奥は諦めて、入り口付近で小刻みな抽送を繰り返す。
(あ、これ……これくらいがちょうどいい……)
襞のザラつきもさほどではなく、締めつけもほどほど。まったりとした気持ちよさで、長く官能の海に漂っていられそうだった。
「あ、あ、あ、きもちいいっ、真佐人君、きもちいいっ。もっと、もっと奥きてっ。来てっ。来てっ。来ていいのよっ」
容赦のないおねだりに、脂汗が滲む。しかし、淫靡に喘ぐまにまに言われたら、応えないわけにはいかない。
真佐人は膣底を勢いよく、ズドンと突いた。ジーン、と重たい痺れが腰部に染み入る。一瞬遅れて、体幹にブルブルっと震えが走った。
(やっぱダメっ。たったひと突きでこんなになるなんてっ。もたないっ)
奥歯を噛んで、ツンとくる射精衝動をこらえる。
しかしそれは、イッたばかりで敏感なままの奈摘も同様だった。
「あっ、んあっ、すごっ、奥っ、は……入ったアッ、あっ、あっ、一番気持ちいいとこっ、はっ──! ああ……んっ。また、少し、はぁっ、イッちゃった……」
膣壺がペニスを最奥まで飲み込んだまま、キュンキュンと微収縮を繰り返す。真佐人は腰を動かしつつも、だましだましの抽送でしのぐ。
奈摘はポルチオを特に好むようだったが、浅い部分でGスポットを探した。全神経を肉槍の穂先に集中し、膣の腹側の壁をえぐるように突き、擦る。
「あっ、ああ! あんっ、あんっ」
ときどき鋭く反応するタイミングがある。ちょうど、クリトリスを裏から小突きあげる要領だ。
「奈摘さん、こっち向いて」
立たせて向かい合い、ズボッと勢いよく挿入しなおす。
「あっ、強いっ、んはぁっ、あんっ」
ゴリ、と深く壁を削る手応え。これがGスポットだ。集中的に擦り上げる。
間近には、淫蕩に酔って赤らんだ美貌があった。見つめ合う間もなく、ふたりして同時に唇を求め合う。