美臀おんな剣士・美冬と女侠客

著者: 御堂乱

本販売日:2011/02/10

電子版配信日:2013/09/27

本定価:713円(税込)

電子版定価:770円(税込)

ISBN:978-4-8296-8114-5

シチュエーション

時は幕末。賭場でイカサマを指摘し、熊倉組の子分

たちに命を狙われた女侠客・お柳。窮地に陥った彼

女に新撰組を引き連れた男装の女剣士・美冬が助太

刀する。復讐に燃える熊倉組は卑劣な罠で再びお柳

を捕らえ、女郎屋で慰みものに。同郷の深い絆で結

ばれた美冬はお柳を救うため、単身、野獣たちの巣

に乗り込むが……御堂乱が描く痛快無比な時代活劇!



<もくじ>

第一章 緋牡丹のお柳



第二章 罠にかかった女博徒



第三章 被虐のおんな剣士



第四章 恥辱の女郎修行



第五章 雪臀に食い込む股縄



第六章 梅屋の死闘

登場人物

みふゆ(24歳)女剣士

おりゅう(32歳)年上女(熟)

ちよ 令嬢

本編の一部を立読み

「やめとくれッ、後生だから、やめとくれッ」

婀娜っぽい腰を右に左に振りたくって、なんとか恐ろしい矛先を逸らそうと暴れるお柳に、

「ヘヘヘ、今さら気どるなよ、お柳」

「恥ずかしがるこたぁねえ。俺たちはみんな、お前さんの活きアワビをたっぷりと舐めてやったんじゃねえか。ヘヘヘ、もう身内も同然だぜ」

「こんなに戸板を濡らしといて、やめてもねえもんだ」

男たちは容赦のない揶揄を浴びせかける。その言葉どおり、お柳の残酷に裂かれた下肢の付け根の周辺には、失禁したかと疑うほどの汁だまりがあちこちに散らばっている。まだかすかに湯気を立てているそれは、秘部を舐められたお柳が幾度となく迸らせた熱い悦びの樹液なのであった。

「ヘヘヘ、うんと深く挿れてやるぜ、お柳姐さん。たっぷりと味わいな」

清吉の手が動いた。薄桃色の肉の花弁を左右に割って、長大な張形がズブズブとお柳の花芯に沈んでいく。

オオオオッ!!

大の字のまま獣のように絶叫し、お柳は縛られた手の拳を強く握りしめた。

「う、うむ、ううむッ……」

身を引き裂かれる拡張感の後に、ズシンと重い衝撃に脳を揺すられた。張形の先端が子宮口を押し上げたのだ。

「あむむうッ」

「フフフ、嫌がっていたわりにゃあ、見事に根元まで咥え込んだじゃねえか」

長大な張形を根元まで埋めて、清吉は脂汗を浮かべたお柳の顔面を覗きこんだ。

「それにこの締まりようはどうだ。本当に嫌なら、こんなに嬉しそうに締めつけたりはしねえもんだぜ」

筒具の根元を握りしめた清吉の手に、お柳の媚肉の緊縮感が伝わってくる。強く緊縮する上に、生々しい肉のうごめきまでが感じられた。ハメてみるまでもなく、お柳のそれが千人に一人いるかいないかの名器だと分かる。

「別嬪なうえに見事な熟れ肉、そしてこのボボの締まりようだ。壺振り師なんぞにしとくにゃあ勿体ねえ。壺は壺でも、こっちの肉壺を使って生きていくほうがお似合いだぜ。フフフ」

三下の清吉に嘲られても、お柳には反発する気力も余裕もなかった。

「うううッ」

ギュウッと眉根を寄せてキリキリと歯を噛みしばるかと思えば、紅唇を悩ましく開いて、美しい歯並びの間から、ふいごのように熱い息をハアハアと吐いた。野太い張形に女の生命を侵犯されて、もう息も絶えだえといった有様だ。

「あ、あァ……」

挿入の瞬間に固く閉ざされたお柳の瞳が、悩ましげな吐息と共に開いた。長い睫毛に縁取られて翳りの深い双眸に、焦りとも怯えともつかぬ表情がうかがえた。それを見てとった清吉は、

「ヘヘヘ、どうした、姐さん」

張形の根元をつかんだまま、お柳の煩悶する美貌と生々しい肉のうごめきを楽しみつつ、相変わらずピクリとも筒具を動かそうとしないのだ。

「うッ……あァ……ううッ」

重く呻きながら、お柳は何度も睫毛を開いたり閉じたりした。吐く息が湿っぽさを増し、ヌルヌルと汗ばんだ肌が気色ばみはじめた。

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