はげまし兄嫁となぐさめ義母
本販売日:2019/09/20
電子版配信日:2019/10/18
本定価:763円(税込)
電子版定価:770円(税込)
ISBN:978-4-8296-4395-2
「朝までずっとつながっていたいの……」
肉茎を身体の奥に埋め、裸で添い寝をする若菜。
彼女と行くはずの温泉旅行が突然のドタキャン。
傷心の義弟を慰めるため、同行を申し出た兄嫁。
恋人気分のキス、献身フェラ、濃密セックス……
人目も気にせず愛し合う二人のもとへ義母が……
●もくじ
第一章 キャンセルされた婚前旅行
だったら私が一緒に、と兄嫁が
第二章 身代わりデートは混浴露天で
さらにフェラと中出しまで
第三章 布団の中でねっとり慰め合い
でも孕ませてしまったかも……
第四章 貸し切り風呂で泡まみれ
そこへ「ママもまぜて」
第五章 朝まで癒し合いましょう
お尻もたっぷり使ってね
エピローグ
わかな(28歳)兄嫁
あおい(34歳)義母
本編の一部を立読み
「お願い、もう入れて! 康平くんのオチン×ン……」
康平は驚きのあまり、身体を強張らせた。清楚で明るい兄嫁の口から、思いもよらず淫らな要求が発せられたからだ。
「信じられないよ、義姉さんがそんなこと言うなんて」
「あなたが言わせたのよ。私のこと、こんなに濡らして……あなただって、もう入れたいでしょ? これ」
ずっと握っていてくれた細指に、いっそう力が込められた。
「よく我慢したわね。我慢して、私をこんなになるまで可愛がってくれた。もういいの。もう、私のほうが我慢できない。私の女の部分が、どうしようもなく康平くんを欲しがっている……」
官能に咽ぶ兄嫁は、ゆっくり美脚を開いた。その間に、康平は身体を入れていく。握られたままの肉棒の先端は、カウパー液で満ち溢れていた。
勃起を握る細指の上に、自らの指を重ねる。
「……来てっ……」
先端が、秘園に触れた。薄い粘膜を通し、おびただしい愛液の量と、兄嫁の昂ぶりまでが伝わってくる。
(もしかしたら、義姉さんのほうが興奮しているのかも。いいか、焦るな。ゆっくりだぞ……)
自分に言いきかせながら、康平は、ゆっくり腰を沈めていった。
「んあっ、は、入ってくるの、硬いのが。ああっ」
(んっ、とってもせまい入口だ。ペニスが押し戻されそう)
それでも、膣奥から溢れる愛液という潤滑油に導かれながら、勃起は奥へ奥へと突き進んでいく。
(こんなに濡れているのに、すごい締めつけだ。義姉さんが既婚者だってこと、信じられなくなるくらい……)
康平には、濡れ満ちた蜜壺を味わう余裕すらあった。そして触れ合い密着する肌から、兄嫁の体温の高まりをひしひしと感じ取っていた。
「んっ、ああっ、来てる……奥まで、来てるぅ」
勃起から離した兄嫁の手が、より奥まで迎え入れようとするかのように、康平の背中を抱く。
「ああっ、吸い込まれていく。義姉さんの中、とろとろで、溶けてしまいそう」
「あ、あたってるの。オチン×ンが、子宮まで……ああっ、いいっ」
そう言って、兄嫁は大きく息を吐いた。昂ぶる男の怒張は、それ以上進む余地のないところまで挿入し、止まった。
(繋がっている、義姉さんと。ほんとうは絶対に許されないことなのに、この感動はなんだ。言葉に言い表せないくらい、感動している)
感動が、腰を突き動かそうとする。しかし、そんな動きを敏感に察知した兄嫁に、制されてしまう。
「まだ、だめ。もうしばらく、このままで……」
「あ、はい……義姉さん」
(そうだ、焦っちゃだめだ。それで僕は、いままで失敗してきたんだよね。いきなり腰を遣うのは僕のひとりよがり。もっと、この美しい身体を堪能しなきゃ)
康平は上体を倒し、やわらかな女体にもたれかかる。美しい兄嫁の、甘ったるい吐息がかかる。汗ばむ肌と肌、ときめく胸と胸が密着する。
「ああ、なんて温かい身体なんだろう。中と同じくらいに温かいよ」
「康平くんも。とても温かい。ううん、熱いくらい」
「ああー、なんだろう、この気持ち。義姉さんと性器で繋がって、ほんとうはとっても淫らなことなのに、癒されるというか……」
「セックスって、ほんとうは互いの心や身体を癒すための行為かもしれないわね」
兄嫁の言葉が心に染みた。
初めて訪れた和倉温泉の夜。互いの息遣いしか聞こえない、静かでゆったりとした時間。邪魔をする者もないふたりだけの世界は、ゆっくりと流れていった。