黒い下着の美人課長

著者: 櫂京平

本販売日:2000/04/23

電子版配信日:2009/10/09

本定価:545円(税込)

電子版定価:660円(税込)

ISBN:978-4-8296-0961-3

有能な美人課長として会社に君臨する涼子。

出世争いに敗れた無能主任の罠にはまり、

気高いプライドを黒い下着とともに剥ぎ取られ、

バイブを秘肉に埋められたまま部課長会に!

秘密写真を元に痴漢通勤、剃毛ショー、フェラ残業……

美人課長が牝課長に変わる魔空間オフィス!

登場人物

りょうこ(28歳)課長

えみ(23歳)OL

よりこ(28歳)OL

あき OL

ゆり OL

本編の一部を立読み

小山の指が素肌から、黒のパンティへと移った。ウエスト部分のレースの飾りを越えて薄い布地の表面をなぞる指は、すぐにふっくらとした小さな丘にたどり着き、その頂点へと登っていく。爪の先でそっとかくように撫でまわされて、じんわりと下半身が熱くなる。もどかしいような感覚に我れ知らず腰がくねった。

「濃いんだな、女課長は。パンティの上からでもちゃんと見えるぜ」

小さな布地だけに守られた涼子の下腹部は、無防備な姿を男の目の前に晒している。小山の指先にかきまわされるパンティの中心を飾るレース部分には、かすかな黒い翳りが透けていた。その部分に男の粘っこい視線をはっきりと感じて、涼子は錯乱しそうになった。

「いやらしいわ、見ないでっ」

「とんでもない。たっぷり見せてもらうぜ、女課長」

小さな股間のふくらみを荒々しく揉まれた。

「うっ!」

甘い衝撃が走り抜ける。

「駄目っ……あ、触らないで」

なんの好意も抱かない男に好き勝手に触られて、抵抗できないばかりか、こんなにも強く快感を覚えてしまうなんて。

「土手高じゃねえか、女課長はよ」

涼子により屈辱感を与えるのだろうか、やたらと「女課長」という言葉を連発しながら、小山は感触を楽しむようにしつこく撫でまわしてくる。

歯噛みをしたい思いだというのに、一方では身を溶かすような愉悦に、抑えようもなくまた声がもれた。否応なく追いあげられてしまう我が身の不甲斐なさに、泣きたい気持ちになった。

こんな男に負けちゃ駄目。感じちゃ駄目よ!

懸命に自分を叱りつけても、肉体の裏切りはとまらない。

とうとう小山の指が開かれた両脚の間にもぐりこんできた。布地越しにどこよりも敏感な部分をとらえる。

「あ、駄目っ!」

涼子の身体がピクンと跳ねた。小山が小刻みに指先を震わせる。そのあたりがたちまち甘くしびれて、身体の奥からさらに温かいものが湧きあがった。

ど、どうしたらいいの。

涼子は縛られている両脚をばたつかせて耐えた。

そうだ、考えるのよ、涼子。なにかを考えるの。そうよ、誰がこんなことをさせているのか考えればいいんだわ。誰が彼らに頼んだのか、考えるのよ。

必死に自分を取り戻そうとする涼子を嘲笑うように、小山の手が追い討ちをかけてきた。女の身体のどこよりも柔らかい部分を、布地越しに強く揉みあげられる。

「あんんっ!」

涼子は声をあげてのけぞった。かき集めようとした冷静さがあっという間に消し飛んでしまう。

「やめて……お願い」

抑えようもなく乱れる息のなかで、惨めさをこらえて必死で頼んだ。小山はそんな涼子の懇願を小気味よさそうに聞き流しながら、女の秘密の部分を、パンティを押しこむようにして嬲りつづける。

「口じゃなんと言っても身体は正直だぜ。気持ちいいんだろ? なんだかパンティも湿ってるみたいだぜ」

恥ずかしいこと言わないで!

涼子はいやいやと首を振った。

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