【姦通】

三十路妻・六つの過ち

著者: 犬飼龍司

本販売日:2009/09/23

電子版配信日:2011/03/18

本定価:765円(税込)

電子版定価:880円(税込)

ISBN:978-4-8296-1670-3

(わたし、穢れた関係に溺れはじめている)

少年の股間にまたがり、悩ましく腰を振り乱す沙希。

初めて体験する体位に、甘い喘ぎがもれてしまう。

隣家から覗いていた16歳の奸計に嵌り狂わされた私生活。

滾る勃起にとろけていく、空閨を煩う三十路妻の性は哀しい。

30歳、35歳、38歳…「姦通」に心まで蝕まれた六人の午後!



<もくじ>

Ⅰ のぞかれた私生活

可憐な新妻~沙希・三十歳

Ⅱ 隣・人・妻・交・換

奥手の人妻~琴美・三十一歳

Ⅲ 理不尽な復讐

重役夫人~悦子・三十五歳

Ⅳ 放課後奴隷面談

人妻女教師~麻由美・三十二歳

Ⅴ 人事異動の淫罠

働く人妻~祥子・三十三歳

Ⅵ 失われた五年間

囚われの未亡人~京香・三十八歳

登場人物

さき(30歳)人妻

ことみ(31歳)人妻

あやね(36歳)人妻

えつこ(35歳)人妻

まゆみ(32歳)女教師

しょうこ(33歳)キャリアウーマン

きょうか(38歳)未亡人

本編の一部を立読み

(なんて逞しい……!)

実際に触ったことで、あらためて夫との差異を実感させられる。これほど大きく、力強いもので刺し貫かれたらどうなってしまうのだろうか。考えただけで全身が身震いするほどの戦慄を覚えてしまう。

肉の砲身から、ドクドクとした脈動が伝わってきた。京香と触れ合っていることで雅孝の興奮も増しているのだろう。若さにあふれた昂りを感じ、胸の内が早鐘を打った。

突然しなやかな手が伸びてきて、京香の両肩を押さえつけた。

「やめて」

制動の声はからからに乾いていて、自分自身でも聞き取れないほどだった。喉の奥が引きつり、強い言葉を発することができない。瑞々しい肉体がぶつかってきて、床の上に押し倒された。

セーターを裾からまくりあげられ、一息に脱がされる。さらに黒いブラジャーまで取り去られるのを、どこか他人事のように感じていた。最後にスカートをはずされると、しっかりとした肉づきの裸身が完全に露わになった。

女体への賛辞を表わす吐息が、京香の頬に吹きかかる。今度こそ、犯されてしまう――最後の一線を越えてしまう予感を覚えながら、心の片隅に妖しい疼きを感じていた。

雅孝が息を荒らげてのしかかってくる。

かすかに脂の混じった生々しい匂いが鼻腔を刺激した。久しぶりに嗅ぐ男の体臭が京香の心を揺さぶった。子供だとばかり思っていた隣家の高校生に対し、男を意識してしまう。

雅孝はくびれた腰をつかみ、己の腰を近づけてきた。少しでも距離を取ろうと、京香は全身を揺り動かした。腰をひねると、それに合わせて少年の手が追いかけてくる。左、右、左、と必死で身体をよじるが、そのたびに腰を捕まえられ、正面を向かされてしまう。

いくら逃げても雅孝は諦めてくれなかった。最後の抵抗を見せる京香を上から押さえつけ、両の太ももをつかみなおす。M字型に割り開かれた両足の間に、少年の腰が割りこんだ。

「こ、こんなことをご両親が知ったら、きっと悲しむわよ」

左右の腰骨を完全に固定され、動かすことができない。追い詰められたことを悟り、京香の全身から血の気が引いた。

「知られたっていいよ。おばさんとなら……後でどうなったっていい」

あふれんばかりの熱情をぶつけてくる少年に対し、京香は言葉を詰まらせるしかなかった。もはや何を言っても無駄なのだろう。徒労を悟り、両腕が力なく床の上に落ちる。

「ああ、やめてえっ、お願いよ」

赤黒い肉端を秘裂にあてがわれた。性器同士が触れ合う生々しい肉の感触に、背筋が凍りついた。身体の上にかかる重みが一気に増す。

「あああっ!」

ずぶり、と確かな肉感とともに、厚い花びらが左右に割り開かれた。秘めやかな穴が大きくひろがり、若肉を呑みこんだ。

久しぶりに味わう圧迫感に、京香は熱い喘ぎをもらした。濡れていたとはいえ、少年のペニスは巨大だった。五年間の孤閨を破られ、下肢が痙攣する。久しぶりの侵入に膣が軋み、疼痛が走った。

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