本販売日:2000/05/23
電子版配信日:2009/10/02
本定価:545円(税込)
電子版定価:660円(税込)
ISBN:978-4-8296-0966-8
極小パンティの脇から侵入する戯れの指。
ぬかるむ秘唇、濡れた陰毛、収縮痙攣する恥肉。
電車の中、美人女医は痴漢の指技に耐えている。
いや、29歳の女体は、白衣によって封印されていた
女の欲望に火をつけ、倒錯の快感に疼いているのだ。
香山亜冴美――美しき女医を魔性の虜にする痴漢包囲網!
あさみ(29歳)女医
りか(20歳)看護婦
みやこ その他
かおる(31歳)人妻
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「イ!……」
イヤッと言う声を呑みこむ。駄目ッと叫びそうになる。
指先が恥菊に入ってくる。いや、ヒクついている恥菊がふくらみ、縮み、指を咥えこもうとしているのだ。自分の意志とは違う悦びの痙攣が、指を迎えたいと蠢いているのだ。
わずか一センチの指の挿入に冷や汗が出る。背中に滲みでた汗、熱い、身体が熱い……。
「だ、だ、駄目ッッッッッ……」
うわ言のように、押し殺したうめき声がもれてしまう。
痴漢の親指が秘豆を撫でたのだ。淫汁で濡れが滲んでヌルヌルとした秘豆を転がした。
亜冴美が顎をあげた。ふっくらとした唇を半開きにし、ハーハーと熱い吐息がもれる。
少し吊りあがった大きな瞳が潤んでいる。長い睫毛が震えていた。熱い吐息は時に大きくなり、長くもなる。そして、ふと息がとまる。秘豆の刺激が変わるたびに声が変わる。
亜冴美が潤んだ目を閉じた。瞼がヒクついている。眉間に深い縦皺を集め、唇を噛んだ。
「だ、駄目ッ……」
思わず、声をあげ、亜冴美は浩介の胸に顔を埋めた。狭く小さな肩が荒い呼吸に合わせ、大きく上下した。
浩介は恥菊を嬲っていた指先をさらにさげた。指を脚の付け根、女陰に向かうカーブに合わせ、曲げながら押し入る。
「ハグッ」
痴漢の指が抜かれると、亜冴美が耐えきれず、声をあげる。
「ウッッ」
すぐさま、浩介の指先が女陰を撫でた。
「すげえ濡れじゃねえか。恥ずかしいと思わねえか、満員電車のなかでこんなに濡らして、淫らな女だぜ」
浩介に囁かれても反論できない。淫らと言われるだけで蜜壺が痙攣するのだ。
(欲しいのよ。指を入れてもらいたいのよ)
指先はぱっくりと口をあけた、女唇の厚みや柔らかさを確かめるように触れている。
(じらされてる)
亜冴美は浩介にしがみつくことしかできず、震えている。
「まもなく、到着いたします」
車内放送が聞こえてきた。
その声に、亜冴美の理性が甦りはじめる。
顔をあげ、浩介の顔を見るが、薄笑いを浮かべ、指の戯れをやめようとはしなかった。
「駅に着いちゃう……」
こみあげる快感をこらえながら、亜冴美が震える声で言った。
「……だから、なんなんだ」
冷酷に告げた浩介の指先が蜜口を撫で、指先を入れる。
「駄目ッ……駅に着く。降りるのよ……」
「誰が降りていいって言った。お楽しみはこれからだぜ」
細い指がヌルッと滑り、秘襞を押した。
「アグウッッッッ……」
耐えきれなくなった亜冴美は、脇にさげていた両手で浩介にしがみついた。
ぐちょぐちょと、浩介の指が大きく出入りする。