女教師母娘、AV堕ち

著者: 藤隆生

本販売日:2023/09/22

電子版配信日:2023/10/06

本定価:825円(税込)

電子版定価:880円(税込)

ISBN:978-4-8296-4682-3

(私、カメラで撮られてるのに……イクううう)
媚肉の天井を指ピストンされ、潮を吹かせる真理。
経営難の学園を救う代償は、女教師のAVデビュー。
男優の巨根と熟練のテクニックに翻弄される人妻は、
身体に眠る牝性を暴かれ、淫乱女優の才能を開花させる。
毒牙は同じ教職につく義娘・円花にも向けられ……

目次

第一章 学園を救う代償は女教師のAV出演


第二章 初撮影でさらけ出した淫乱の本性


第三章 人妻を失神させたポルチオ性感


第四章 義娘・円花 売られた初体験


第五章 カメラの前で奪われた令嬢教師の処女


第六章 本物の教室で行なわれた二穴交尾


第七章 母娘共演で極める背徳の絶頂

本編の一部を立読み


 創立百年を越える歴史を誇る中高一貫の名門校であるS学園。そこの教頭を務める新條真里は、校舎内の教頭室である男と向かい合っていた。
「いまでも俺を見るときは蔑んだような目になるんだな、真里」
 応接用のソファーに座った身体を起こし、もう老齢に近い男は身を乗り出してきた。
「そ、そんなことはないわ、叔父さま」
 男は真里の父親の弟である佐野英二だ。真里の実家はこのS学園を創設したふたつの家のうちのひとつで、代々、教師や学者を多く輩出している家系だ。
 真里もまたその慣わしに従い、教師となった。ただ叔父の英二は若い頃からいわゆる不良で、真里が生まれる前に勘当同然で家を放り出されていた。
 だから親族であってもどこか他人行儀になる。それが英二には蔑んでいるように見えたのかもしれない。彼はずっと佐野家を恨んでいると聞かされていた。
「ふん、まあ教師になって新條家に嫁いだお前からしたら、俺なんぞただの反社の人間にしか見えないのも仕方がないがな」
 紺のシャツと柄物のスラックスに茶色い色が入った眼鏡。英二は一見して堅気には見えないのはたしかだ。
 彼は佐野家を飛び出したあと、裸一貫からのしあがりかなりの財を築いているのだが、その事業の内容はかなり怪しいものも多いらしかった。
「別にそんな風には……」
 佐野家と新條家、このS学園は明治の頃、そのふたつの家によって創立された学校だ。
 それぞれが助け合って名門校と呼ばれるまでに発展させ、創立以来、トップである理事長兼学園長は両家の総領が交代で務めてきた。
『欲望に負けない正しい人間であれ、その上でこそ教育者として正しくあれる』
 先代の学園長の父がよく口にしていた、佐野家の先祖が残した言葉だ。
 だがその父は急に倒れてこの世を去った。そこで急遽、真里が新條家の長男である新條慎一と結婚し、慎一が学園長を継ぎ、真里が教頭として支える形をとったのだ。
 十二歳年上の慎一は、数年前に妻を亡くしていて、真里は後妻となる。前妻との間には娘がひとりいて、二十四歳になるその子もまた教師になって他校で働いていた。
『ほんとうは論文が出せるまで、研究を続けたかったんだ』
 もともと大学で准教授を務めていた夫がよくこぼす言葉がそれだ。
 先代学園長が六十代後半という若さで急死したため、予定よりもかなり早く新條家の長男である慎一が跡を継いだのだが、彼からすれば無理矢理に継がされたという思いなのだろう。
 頭のほうはかなりの慎一だが、教師としての経験はほとんどないため、真里が彼と結婚し、若くして教頭となって学園の現場実務を行っていた。
 いまどき政略結婚、それも後妻などあまりに理不尽だと憤ってくれた友人もいたが、それでも真里は先祖から受け継いだこの名門学園を守りたかった。
「まあいい。それよりも俺がお前に会いに来た用件はわかっているな」
 前のめりになって真里に迫るように英二は圧力を加えてくる。その目つきはやはりというか、きれいごとではない世界を生きてきた男の迫力があった。
「本気であんなことを考えているの? 叔父さま」
 教師としていろいろな職種の父兄とも接してきた真里だが、英二には独特のプレッシャーを覚える。相対する相手に有無を言わせないような力だ。
「もちろんだよ。お前の要望を受け入れるとなると、こちらの要求も聞いてもらわないとな、それがビジネスというものだ」
 紺系のスカートスーツ姿の真里に初めて笑顔を向けた英二は、彼の座るソファーの後ろに立つ秘書らしき男に目配せをした。
 男は小さく返事をして頷くと、手にしていたカバンから何枚もの書類を、真里と英二の間にある応接用のテーブルに並べた。
「十億以上の債権をすべて買い集めた。もうこの学園をどうするかはこの俺次第だ。いくら教師一筋で世間にうといお前でもこのくらいはわかるよな、真里」
 真里の夫である慎一が学園長となったとき、真里が学校運営の実務を、慎一が経営者として経済的な面を担当すると話し合って決めた。
 学園の経営は少子化の煽りを受けてかなり苦しかった。それでもどうにかやってきていたのだが、夫、慎一は投資を行って学園の経済状況をよくしようと考えたのだ。
 これがいけなかった。慎一は学者になるほどの頭脳はあっても、経済や投資は素人だ。あっという間に学園の資金に底をつかせた夫は、学園の土地を抵当に入れて借金をしてまで金を増やそうとし、最後は投資詐欺のような連中に引っかかってしまった。
 真里が気がついたときには、もうこの学園の土地建物、自宅まで抵当に入っており、もちろん返済のあてなど夫にはなかった。
「学園は閉鎖をして建物も全部取り壊し、あとはこの前伝えた、総合レジャー施設を作るつもりだよ」
 情けない話だが、真里が経営の惨状を知ったのは、英二から電話をもらった際にだった。
 英二は歴史ある校舎も壊し、跡地に風俗や飲み屋も入る建物を作ると言った。
 駅前の一等地だからというのもあるが、学園を風俗街に変えるのが俺の佐野の家に対する復讐だと英二は言った。
「そんな……ひどすぎますわ」
「だめだ真里。これは決定事項だ。もう準備も始めている。それにお前からの要望は猶予期間の話だったはずだ」
 英二は厳しい顔で言う。慎一の作った負債はあまりに多額で、学園の土地建物の評価額を上回っている。
 それらが赤字となっても英二が債権を引き受けたのは、なにより佐野家への復讐のためだと事前に電話で聞かされていた。
 借金とその後の処理については、すべて電話で真里は英二から一方的に告げられていた。
「いまの一年生が卒業するまでは学園を維持したいという話だったよな」
 英二は色が入った眼鏡の中の目をさらに鋭くして、向かい合う姪をあらためて見た。
 彼の復讐心が揺らがないものだと感じ取った真里は、学園がなくなることは受け入れる決心をしたが、せめて現在の一年生が巣立つまでは猶予してほしいと英二に懇願したのだ。
 S学園は中高一貫の学園なので、中等部の一年生は学園以外の高校に、高等部の生徒たちは大学に、それぞれ送り出してあげたい。それが教育者としての責任だと真里は思っていた。
「そうです、でも叔父さま……その交換条件、本気で私にこんなことをさせようとおっしゃるの?」
 白肌の張りのある頬。二重の大きな瞳。教頭としては若いとはいえ、もういい歳になる真里だが、いまも若い頃と変わらない美貌を保っている。
 その美しい目を少し潤ませて、真里は父の弟に本気かと尋ねた。
「もちろんだよ、真里。俺を見下したお前たちに対する復讐さ。まあやってみたら案外楽しい仕事かもしれんぞ」
 英二は悲しい顔をする姪に向かい、少し口元を歪ませて笑った。
 彼が突きつけてきた、学園の閉鎖を先延ばしにする条件、それは真里がAV女優としてデビューしてお金を稼ぐことだった。
 そうしても、到底、借金の返済に届かないことはわかっているが、代々教師一家の佐野家の女に裸の仕事をさせることで、英二は溜飲が下がるそうだ。
「電話でも言ったようにこれ以上の譲歩をするつもりはない。あとはお前の決断しだいだ」
 借金の内容などに関しては事前に郵送で受け取っているし、英二とは何度も電話で話をしている。
 いま真里の目の前にあるテーブルに並べられた書類も、すべてAV女優としてデビューすることに関する条件などが書かれていた。
 真里に許された選択、それはAV女優となって学園の閉鎖を先延ばしにしてもらうか、それとも拒否して即座につぶすか、そのふたつだけだ。
「ああ……」
 自分が選ぶべき選択はわかっている。真里にとって学園の生徒はなによりも優先されるものなのだ。
 生徒たちの進路に影を落とすくらいなら、自分はどうなってもかまわない。
 そう思う気持ちは強いが真里はもう耐えられずに、両手で自分の顔を覆った。
(私がアダルトビデオに出るなんて……)
 もちろん真里も子供ではないから、アダルトビデオの存在くらいは知っているし、学生の頃に付き合っていた恋人の部屋にあったものを見た経験もある。
 ただ自分が出演するなど考えたこともない。そして出る以上、オールヌードが全国の男たちの前に公開されてしまうのだ。
(そんな……いや……)
 真里はもともとグラマラスな体型で、ヒップも大きく膨らみ、乳房はHカップもある。夏などは薄着になるからどうしても男たちの視線を集めてしまう。
 大人の男性がそういう目をするのは仕方がないと思うが、思春期の男子生徒たちもまた、欲望にこもった視線を向けることがある。
『無意識にその身体が男を惑わせていることを自覚しなさい』
 大学を卒業して教師になったばかりの真里に、お局的な立場の先輩女教師が浴びせてきた言葉だ。
 佐野家も新條家も、大学を卒業した身内をすぐにはS学園に入れず、最低五年間は他校で教師としての修業を積む習慣があった。
『いい家の出だからといってもいやらしいものはいやらしいの』
 そのお局教師は、真里が名門学園の令嬢だということに嫉妬の気持ちもあったのだろう、遠慮のない、いじめのような侮辱までされた。
 まだ二十代だった真里は深く傷つき、夏でも身体のラインが目立たない服装を選ぶようになったのだ。
 だから教師になってからは、海外旅行に行っても水着になったことはなかった。
「どうするんだ、真里。今日は返事を聞かせろと伝えていたよな」
 そんな自分が不特定多数の人々の前でヌードを晒す。もちろんこの学校もすぐに退職となるだろうし、今後、教師の仕事など不可能だろう。
 自分のすべてだった教育の仕事まで捨てなければならない。その辛さに涙ぐむ姪にも遠慮することなく、英二は追いつめてきた。
「ああ、私は……」

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