スパイの妻、陥落  敵国幹部に堕とされる巨乳妻

著者: 逢川かえで

電子版配信日:2023/10/13

電子版定価:880円(税込)

エース諜報員アドニスの妻が、極秘任務のハニートラップ役に!?
敵国幹部を黒ドレスの谷間で誘惑し、欲求不満な人妻を演じるディアナ。
通信機から漏れる声は次第に艶めかしい響きを帯びていき……
窮地を救うため踏み込んだ先には、最愛の妻が他人棒を懇願する姿が!
立ちバックで絶頂する妻を、無力感と絶望にうちひしがれながら、
マジックミラー越しに眺めるばかり──eブックス賞受賞作家が贈るSPY×NTR!

目次

プロローグ

第一章 ハニートラップ

第二章 大使館の、秘密の部屋

第三章 愛する夫の目の前で

エピローグ

登場人物

ディアナ 女捜査官

本編の一部を立読み

                *

『あっ……だめ、ダメぇ……』
『そんなこと、そんなことありませ……はあぁっ!』
『ううぅっ……ああぁ……やあぁっ……』
 次々と耳に飛び込んでくる嬌声を、アドニスは信じられない想いで聞いていた。
(これは……これはイワンを誘惑するための、ディアナの演技なんだよな……?)
 ドクン、ドクンと心臓が早鐘のように打ちはじめた。
 正気ではいられなくなりそうだ。
 愛する妻が、敵国の卑しい男に弄ばれ、甘い声で鳴いているのだから。
 これは世界大戦の勃発を防ぎ、人々の平和を守るための任務なのだ。耐えなければならない──。
 そうわかっていても、怒りと屈辱で暴れ出しそうになってしまう。
 そんなアドニスの耳元に、イワンの野太い声が飛び込んでくる。
 愛する妻の美脚を撫でさすりながら、あの男が妻の耳元に囁きかけているのだ。
『この指を、もう少し上のほうまで引き上げていったら……一体どうなると思いますか?』
 妻の太ももの内側を撫でさする、男の太い指。
 その指が次に狙っているのは──ショーツに覆われた、ディアナの秘部だった。
『だめっ、だめですっ、それだけは……!!』
 スカートの中にまで手を入れられそうになっていることを察したディアナが、小声で必死に抵抗をはじめた。両手でイワンの手を握り、何とかその動きを止めようとする。
 だが──
 イワンは太ももを蹂躙しているのとは逆の手で、ディアナの細い肩を掴むと、小さくて形の良い耳を目がけて、「フッ」と息をふきかけた。
『うあぁあっ……』
 愛する妻が、男に耳を責められて、喘いでいる──
 その声が、アドニスの耳にははっきり聞こえてしまう。
 夫であるアドニスは、耳がディアナの性感帯であることをよく知っていた。
 しかし、自分以外の男にそこを責められる姿を見るのはもちろん初めてである。
 耳に息を吹きかけられたその瞬間、ディアナの全身がびくんっ! と震え、そして次の瞬間には、カラダ全体がくたあ……っと弛緩していった。
 太ももの愛撫と言葉責めで高められていたディアナの性感は、弱点である耳すらも責められたことで、はっきりと昂ぶってしまったようだった。
 もう、抵抗すらもできなくなるほどに──。
 それが、遠くから見ているアドニスにもはっきりとわかった。
 今やディアナは、『どうぞわたしの秘部に触れてください』と言わんばかりに、全身を弛緩させ、言葉での抵抗もやめて、『その瞬間』を待っている。
 イワンはニヤリと笑うと、太ももを撫でていた手のひらをゆっくりと、スカートの内側に向けて進めはじめた。
「あ……ああっ……」
 ディアナはもう、綺麗な顔を真っ赤に染めて、それを見ていることしかできない。
 イワンの手を握りしめるディアナの両手は、まるで自らイワンの手をスカートの奥へと導いているようにすら見える。
 そして──大男の手は、ゆっくりとしたスピードで、最終目標地点──ディアナの下着へと到達した。
 下着の上から、ゆっくりと──ディアナの中心線を二度、三度と撫であげていく。
「うはああぁあっ……んうううぅうっ……あああああぁあっ……」
 ディアナはもう、はっきりと『喘ぎ声』を漏らすようになっていた。周囲の人々に聞こえないように、なるべく声を小さくすることで精一杯で、男の指の動きに合わせて喘ぐのを止めることができない。
 しかし、どれほど声を小さくしても──耳につけたイヤリングはその声を拾い、愛する夫へと、その喘ぎ声の全てを届けていく。
「びしょ濡れじゃないですか、奥さん」
「……っ!!」
 イワンがディアナの耳元に告げたその言葉は、通信機を通じてアドニスの耳にもはっきりと聞こえていた。
 妻・ディアナは、敵国の男に太ももや耳を愛撫され、下着をびしょびしょに濡らしてしまっているのだ──。

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