憧れのグラドルのママ(上)

美母は娘以上の爆乳で淫らに誘う

著者: 七歌

電子版配信日:2024/02/22

電子版定価:880円(税込)

「お願い、新太くん、娘の恋人になってくれない?」
目の前にいる優兎さんは、俺が憧れつづけたグラドルの実のママ。
娘の優喜より爆乳で大人の色気を振りまく魅力的な女性が、
「私の身体でエッチの練習をして」と性の手ほどきを仕掛けてきて……。
娘とはキスまでの純愛、でも母親とは手コキ、パイズリ、本気セックスを……。
エスカレートする淫愛の行方は──ウェブで話題、超人気本格官能小説!

目次

プロローグ 始まる、セックスレッスン

一章 すべては彼女の手のひらの中

二章 溺れる、彼女のママのMカップ

三章 誘い、貪られる、彼女のママの媚肉

おまけSS 憧れのグラドルの母親は、ちょっとキツめの制服で誘う

本編の一部を立読み

プロローグ 始まる、セックスレッスン


 ふわりと、柔らかなにおいが鼻孔をくすぐった。
 太ももが擦れあうほどの距離から香る、女の匂いは、柔らかさの中に男心をくすぐる、いやらしいフェロモンが紛れている。
 ニオイに釣られて、青年――間地新太(ルビ けんちあらた)は自分の横を見た。
 そこには、新太の憧れの人とそっくりの顔をした女性がいる。憧れの人よりも年は上だが、年齢にそぐわない若々しい美貌を備えたその顔。そして、憧れの人よりもずっと大きな乳房が、新太の二の腕を軽くうずめさせるように押し付けられている。
 女性は新太の股間に手を這わせると、丁寧な手つきで、ずっと甘く勃起しっぱなしだった肉棒を取り出した。
 しなやかな指先が、絡みついて、さらなる屹立を促す。自分の指先とは違う、すべすべとした感触に、さっそく新太の体の中で快感が渦巻き始めた。
 はぁ、と、女性が熱い吐息を漏らす。吐息にたっぷりと込められたメスの情動が伝わってきて、新太の胸を高鳴らせる。
 ……遠く、シャワーの音がうっすらと聞こえる。憧れの人が、風呂場でシャワーを浴びている音だ。
 想像を掻き立てる水音と、実際の快感を与える指先。二つが重なって、新太の肉棒を敏感にしていく。
「ふふ……とっても元気。でも、経験ないのね……? 緊張してるのに、すごく敏感になってるの、感じるわ……」
 裏筋をゆっくりと、人差し指が撫で上げる。それだけで新太は射精してしまいそうだったが、女性は絶妙な加減で射精には至らせない。
 しゅに、しゅに、と軽く撫でる様な動きで焦らされる。早くも息が上がってきて、腰がヒクついて、浮いて、新太は切ない気持ちでいっぱいになる。
 そんな新太のことを熱っぽい目で見つめて、女性は耳元でささやいた。
「まだ、ダメ……♪ ほら、目を閉じて……こんなおばさん相手で射精しちゃダメ。これはあの子とエッチなことをするときの、練習なんだから。ほら、シャワーの音……聞こえるでしょう?」
 言われたとおりに目を閉じて、遠く響いているシャワーの音に集中しながら目を閉じる。
「あの子のグラビア、いっぱい見たんでしょう……? 思い浮かべて……あの子は今、裸で、シャワーを浴びてるの……見えないところはわたしが教えてあげる。乳首はピンク色……綺麗にしてるのよ。股間はうっすら毛が生えてる……柔らかくて、おちん×んを擦り付けても気持ちいいくらい。あの子、髪もだけど、あそこの毛も柔らかいの……おっぱいは……わたしよりは少し小さいけれど、このくらいの柔らかさ……♪」
 ずり、ずり、と二の腕に柔らかな塊がより強く押し付けられる。
 まぶたに浮かぶ、憧れの人の裸体の妄想が、より現実味を帯びていく。だけど同時に、それは横に座る女性の肢体の魅力そのものでもあると思い知らされて、二つの興奮が混ざり合って、新太の頭の中をめちゃくちゃにしていく。
 ペニスが痛い。痛いほど、張りつめて、先っぽから衝動が透明な汁となってあふれ出してしまう。
 それを丁寧に亀頭に撫で広げながら、ますます吐息に熱を込めて、隣の女性はペニスを扱く手に力を込め始めた。
「もう……いい子ね。そのままあの子の体を想像して……あなたが何度もそうしたみたいに、あの子に熱いのをたくさんかける妄想をしながら出しましょうね……♪」
 こくりと頷き、女性の手淫に身を任せ始める新太。
 憧れの女性の妄想と、実際に触れている生々しく鮮明な刺激。
 二つに挟み込まれ、昂りながら、新太はこんな奇妙な事態になった経緯を思い出していた――


一章 すべては彼女の手のひらの中


 間地新太が人生でおそらく初めて、重大な間違いを犯したのはそれが初めてだった。
 高三の時大学見学と理由をつけて、数日上京した時のことだ。新太はもちろん大学見学もしたのだが、その後ずっと追いかけているグラビアアイドルのイベントに向かった。
 グラビアアイドル・『YUKI』。
 学生らしく、表立った仕事こそ少ないものの、グラビアはもちろん雑誌モデルの仕事もしており、そのスタイルは新太にとって理想のもので、新太は女性の裸を思い浮かべる時にはもうYUKIのスタイルしか思い浮かばないほどになっていた。
 仕事が少ないのもあってあまり大々的な人気こそないものの、新太は初めて見た時から心のすべてを奪われて、それまでアイドルなどにも一切興味がなかったのに、YUKIの出ているグラビアやDVDはもちろん、カレンダーや1ページしか写っていないような雑誌まで集めている。
 ここ一年ほどはオナニーもYUKIのグラビアでしかしておらず、自分は彼女以外で射精できなくなっているのではないかと思う時があるくらいだった。
 そんなYUKIと、新太はイベントで初めて、顔を合わせた。
 生のYUKIは写真と全く変わらない、否、写真以上に美人な上に、スタイルもよかった。
 実際に会ったらスタイルなんてそこまでじゃなかったというのはグラビアアイドルにはつきものと聞いていたのだが、そんなことはない。
 まず、手足の長さが違う。長さどころか造形が違うんじゃないかと言うレベルの手足は、しかし細いだけではなく確かに女性らしい柔らかな肉質も感じられた。
 次に、写真で見るより、動画で見るよりも圧倒的な乳房の存在感が違う。これはバランスがとれているが故の錯覚というべきなのだろうが、あまりにも手足がすらりと長く、乳房が綺麗な形をしているため、写真や動画の平面的にしか見えないコンテンツではその大きさを実感できなかったのだ。
 実物は、まさに『想像できない大きさ』というのが正しい、圧倒的な存在感をYUKIの胸部は放っていた。
 YUKIのおっぱいが大きいのは知っている。彼女の頭二つ分のものが胸部についているのだと理解はしていた。しかし、実物は、写真で見るよりも、動画で見るよりも、圧倒的だった。
 全てが、圧倒的だった。全てが魅力的だった。
 そうして……新太はますますファンになった。買ったDVDのパッケージにサインしてもらったついでに握手した時なんか、手が緊張しすぎて硬直し、離せなくなったほどだ。
 新太は舞い上がった。
 舞い上がりすぎた。
 そして、間違いを犯した。

続きを読む

電子版の購入

定価:880円(税込)

以下の書店でもお買い求めいただけます

電子版の購入

定価:880円(税込)

以下の書店でもお買い求めいただけます

本の購入

以下の書店でもお買い求めいただけます