転生した異世界で悪役令嬢・エリーゼちゃんと婚約した俺(将軍の息子)は、
可愛くて巨乳で恥ずかしがりやで敏感な彼女と、婚前旅行を満喫しています!
マシュマロ乳が当たる密着デート、町なかで人目を忍んでチュッチュして、
ホテルで愛情たっぷりにフェラして貰った後は、濃厚すぎる子作りエッチ。
旅先の他国でお家騒動に巻き込まれたけど、エリーゼちゃんのために一肌脱ぎます!
eブックスの超人気シリーズ、全編書き下ろしのイチャラブ旅行編!
第1章 悪役令嬢のエリーゼちゃんは俺の婚約者なので婚前旅行をします。
第2章 旅先で騒動に巻き込まれそうだけど隙を見てラブラブエッチをします。
第3章 いきなり婚約破棄現場に遭遇してとんでもない事態になりました。
第4章 デートの途中だけどドレス姿の婚約者が最高なので我慢できませんでした。
第5章 マシュマロおっぱいを堪能した後に出席したパーティが大変でした。
第6章 大団円を迎えたからなのかエリーゼちゃんが夜伽をおねだりしてきました。
本編の一部を立読み
第1章 悪役令嬢のエリーゼちゃんは俺の婚約者なので婚前旅行をします。
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学園を卒業し、騎士団に正式所属して半年。
ある日、俺は所属する第三騎士団の本部に呼ばれた。
「ナイブズ、話がある。ちょっと私の部屋に来てくれ」
三十代の、筋肉逞しい団長に手招きで呼ばれる。今日は普段と違い、キッチリと騎士服を着ていたので、どうやら会議があったらしい。
団長室に入って驚いた。部屋の応接セットに団長よりも格上の男がいたので確認したら、自分の親父だったからだ。
といっても、親父がここにいるのは、別におかしいことではない。何せ親父は公爵で、騎士団の将軍もやっているのだ。
しかし、家の中では顔を見ても、騎士団関係の場所で会ったのは初めてだった。
目があっても仕事用の無表情。特に感情は読み取れないので、俺が何か仕事でやらかして叱りに来た、という状況ではなさそうだ。
団長が親父の座っている斜め前の席に座ったので、俺もそこへ行き、邪魔にならないように姿勢を正して立った。
「なんの御用でしょうか」
団長が目の前に置いていた書類を取り、確認しながら口を開く。
「ナイブズ、会議でお前の昇進が決まった。辞令はまだ後になるが、役付きになるし、いろいろ忙しくなる……」
「はい」
無表情で答えたが、正直顔を歪めたい。将軍の息子だというだけで、誰より早く昇進が決まってしまうからだ。めんどくさい。
別に自分に能力がない、できない、とは思わないが、仕事が増えるのが本当に嫌だ。
婚約者のエリーゼちゃんとイチャイチャする時間が減ってしまう。
まあ、元王子の婚約者だったエリーゼちゃんを婚約者としてもらったのだから、社会的地位は高いに越したことはないのだが。
エリーゼちゃんに、恥ずかしい思いはさせられないしな。
諦めの息を吐く。
ゴホン、と上司が咳払いして、俺は視線を戻した。
「それでだな、昇進するとほとんど国から離れられなくなる。自由も減る」
マジで最悪だな。
「だから、その前に有休を一気に使っていい」
「え?」
「婚約者と旅行にでも行ってこい。と、将軍が仰せだ」
上司が親父に視線を向ける。
俺も厳つい親父の顔を見る。
全然感情は見えないが。
俺が親父に視線を向けると、親父は睨むような顔でこちらを見返す。
「ただし、よそで問題は起こすなよ」
「わかりました」
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まだ日が登ってすぐだというのに眩しすぎる。空を仰いで、俺は目を細めた。
足元を、手作りの仮装をした子供たちが走り抜けて、「ボクが勇者だー」「いや僕だね」と騒ぎ、そのままワイワイと人の群れに吸い込まれていく。
この国は『勇者の祭り』の真っ最中で、目の前の広場は今、この国で一番盛り上がっている場所だ。
大規模な祭りで、観光客も多い。広場は色とりどりの出店が並び、人々が陽気に食べ歩きを楽しんでいる。
有名な移動式のサーカスや、動物園も来ていて、チケットは即日完売だったらしい。
どこもかしこも人人人。
これが一週間続くらしい。
俺は婚約者のエリーゼちゃんとの旅行で、この国を訪れていた。祭りが終わるまでの一週間ほどいる予定だ。
あまりの人混みに、
「すごい人だね、大丈夫?」
と隣のエリーゼちゃんに声をかける。
爽やかな白のドレスで上品な帽子をかぶったエリーゼちゃんは、明るい陽光を浴びて、楽しそうに微笑んだ。
「初日だけあって、すごい賑わってるのね」
その笑顔に、俺も微笑み返す。
俺の恋人最高に可愛い。この顔を見れただけでも、旅行に来て良かったと思ってしまう。自慢したいくらいだ。
髪は赤毛で、少し吊り目。少しキツそうに見えるが、美人で可愛く、しかも巨乳。スタイルもいい。
こんな人混みの中でも、エリーゼちゃんは男たちの視線を集めていた。
そして俺は、何でこんなやつが美人の彼氏なんだ、と言いたそうな視線をぶつけられている。
まあその気持ちはわかる。
自分でもたまに、よく付き合えたな。と思うことがあるのだから。
タイミングが良かったんだよな。
たぶんあの時、エリーゼちゃんが『悪役令嬢』として王子に婚約破棄されている最中に記憶が戻らなかったら、俺はおそらく、エリーゼちゃんとは付き合えてなかったと思う。
俺はいわゆる転生者だ。
前世は二十一世紀の日本に暮らしていた。
一般家庭で実家暮らし。趣味はなく、最期はたぶん、大学生かサラリーマンだったと思う。
そんな記憶を思い出したのが、うちの国の王子が『悪役令嬢』に婚約破棄を言い渡している瞬間だった。
そして、目の前の婚約破棄のシーンが、前世妹がプレイしていた、乙女ゲームの世界のものだと気付いたのだ。
『悪役令嬢』のエリーゼちゃんが、前世の自分の一番好みのキャラだった。
だからその場で「王子が捨てるなら、俺がそのまま貰ってしまおう」と動いたのだ。
記憶が戻るのがあのタイミング以外だったら、前世の記憶を思い出したことに、特に何の感謝もしなかったと思う。
何もかもが旧式で、移動は馬車、武器は剣、家は公爵家で、国は君主制のこの世界の中で、便利で平和なデジタル世代の記憶など、何の役にもたたないからだ。
だから、俺の記憶が戻ったのは奇跡的なタイミングだった。
前世の俺がどう死んだのかはわからないが、とんでもなく徳を積んだんだろうと思う。
「エリーゼちゃん、はぐれないように腕組んどこうか」
男たちの視線からエリーゼちゃんのおっぱいを守るため、俺はエリーゼちゃんに肘を差し出す。
そこにエリーゼちゃんが腕を絡めた。
手が肘に絡まり、柔らかい胸が押し付けられる。
エリーゼちゃんの香りが匂って、体がムズムズした。
ああ、幸せ。
「エリーゼちゃん、おっぱい腕にあたってるよ」
顔を寄せて小声で揶揄う。
帽子の下を覗き込むと、エリーゼちゃんは頬をピンクにして、俺の手の甲をパチンと叩いた。
「もう、あっち向いてて。みんなに見られるでしょ」
すでにみんなが見ているのだが。
エリーゼちゃんは知らんぷりした。
エリーゼちゃんが可愛くて、俺はニヤニヤする。
「もう、人がいるのに……」
「ごめんごめん、見て回ろっか」
歩き出すと、押し当てられているおっぱいが、プルンプルン揺れて振動が伝わる。それを意識しつつ、気付かないふりをして俺は景色を眺めた。
「それにしてもすごい人だよね」
昼前で、ますます人が増えてきていた。
すれ違うのも難しく、かなり歩きにくい。
人との距離が近いので、エリーゼちゃんが潰されないか心配になった。
「やっぱちょっと、人多すぎだから、出店は今度にして、今日は高級店の通りに行こっか、そっちならそんなに人がいないし」
と、ホテルを出る時受付でおすすめされた通りを指差す。
エリーゼちゃんも頷いた。
「そうね。まだ人混みにも慣れないし……それにもう少し日陰がある場所を歩きたいわ」
確かに。
日差しはますます強くなっていた。
風は涼しいが、すごく晴れてて日光が強い。
この国は気候が良いらしく、一年のうちのほとんどが晴れらしい。
そのためか、歩いている人のほとんどが日焼けしていて、肌の色が褐色に近い。
俺は仕事で焼けることが多いからいいのだが、エリーゼちゃんの色白の肌が焼けて、赤くなったりヒリヒリしたら可哀想だ。
「じゃあ、あっち行こう。帽子でも見ない? 今かぶってるのもいいけど、ここに滞在する間、同じのばかりじゃいやでしょ?」
「そうね、毎日かぶるなら、いくつか欲しいわ」
「それで、帽子買ったら、ご飯食べるところ探そう」
2
帽子店でエリーゼちゃんに似合うものを二つほど買い、ホテルに届けてもらうように頼んで店を出る。
そのあとは、人のまばらな並木道を歩いて、次にどこの店に行くかを眺めた。
聞いていた通り、こっちの通りは庶民が少なく、落ち着いた雰囲気で歩きやすい。
並んでいるのは高級店だが、同じく勇者の国なので、こっちにも祭りの装飾が施されている。
色とりどりのリボンや布が建物や街灯に飾られて、風でヒラヒラと揺れていた。
エリーゼちゃんがその景色を眺めて、目を細める。
「こっちの景色もすごく綺麗ね。素敵なお祭りだわ」
遠くにまた、勇者のコスプレの子たちがいて、紙で作ったと思われる剣でチャンバラをしている。
コスプレと言っても、頭に王冠をかぶって、マントをつけているだけだが。
「みんな水色のマントなのね」
エリーゼちゃんに言われて、ああ、と数人の子供を確認する。
「本当だ。赤とか派手な色じゃないんだね」
「好きな色だったのかしら? ナイブズ様なら、何色がいい?」
「うーん……まあ、目立たない方がいいから、焦茶とか、周りに混じりやすい色がいいかな……」
「何に混じるの?」
「木とか。土とか」
「目立つためのものじゃないのね」
ふふ、とエリーゼちゃんが笑う。
「まあ、騎士の家だしね」
進行方向に広場の地図が描かれた案内板が見えて、そこに近づいた。
二人で眺めると、エリーゼちゃんが「あ」と地図上のマークを指差す。
「そこに勇者の像があるみたい」
「じゃあ、見に行ってみようか」
方向を変えてまた歩き出す。
方向転換がてら、組む腕を反対に変えると、再びエリーゼちゃんの胸がむにゅっと押し付けられた。
人が少なくてエリーゼちゃんも大胆になっているのか、ポヨンポヨンぶつかってくる。
気持ちいい胸だ。
さっきまでは大丈夫だったのに、一度意識しだすとダメだった。ちょっと股間が反応して盛り上がってくる。
強く意識すると、エリーゼちゃんから、うっすら汗の匂いがした。
甘いような、色っぽい汗の匂い。
あれ嗅ぐとやばいんだよな。
ついつい、セックスの時の汗を思い出す。
昨日は二人ともすぐ寝たし、旅行中も馬車移動なので疲れていて、ずっとエッチはお預けだったからかもしれない。
妄想が止まらなくなってきた。
汗のにじんだ胸に顔を押し込み、そこで思いっきり匂いを吸い込みたい。
柔らかなおっぱいを舐めて、揉んで、乳首を勃起させたい。
あー……
舌と手がムズムズしてきた。
エリーゼちゃんを見下ろすと、近すぎて帽子しか見えない。
だが、たまにチラリと見える胸元に、ちょっとだけ白い肌が見える。
見たすぎるな。
周囲を確認すると、人はまばらだった。
だが、遮蔽物がなく、流石に開けすぎている。
だが、反対側を見ると細い横道が見えた。
「どうかしたの?」
いろいろな妄想でパンパンで、しばらく黙ってしまっていたらしい。エリーゼちゃんが心配そうに見上げていた。
可愛い顔の中の、柔らかそうな唇と、白い胸に続く胸元が目に入って、そこから目が離せなくなった。
あ、やばい。
これ、我慢の限界だ。
「エリーゼちゃん、勇者の像に行く前にちょっとそこ寄っていい?」
「え? そこって?」
エリーゼちゃんの手を引き、横道に入る。
いい感じに誰もいない路地だったが、覗かれても困るので、もう一つ角を曲がると、ほとんど袋小路のようなものだった。
誰もいない。
「なに?」
不思議そうに訊いてくるエリーゼちゃんの帽子をとって、すっぽりと腕の中に囲い込み、顔を覗き込む。
胸の膨らみが、グニュッと胸板に押し付けられて、エリーゼちゃんがびっくりしている。
「ここ、キスしても見られないかな、と思って」
顔を耳に近づけて、そこにチュッとキスをする。
「んっ……黙ってると思ったら、そんなこと考えてたの?」
エリーゼちゃんが頬を少し赤くして、呆れた顔をする。
「うん」
硬くなった股間をグイッと押し付けると、自分で思っていたよりも固くて驚いた。
擦れて息が漏れる。
エリーゼちゃんも、腹に押し付けられたものの硬さに驚いて、下を見ている。
「ちょっとだけだから、ね。キスしよ」
そう言って、勝手に唇を押し付けた。
プニッと柔らかい感触に、焦って吸い付く。
小さい唇をチュッチュッと吸い、音を立てる。
それから口を開き、舌でヌルヌルと唇を舐めた。
自分の鼻息が荒くなる。
エリーゼちゃんの唇が開くと、その隙間に舌を差し込んだ。
濡れた舌を探し、ぬるぬると舐めて甘い唾液を味わう。
ちゅっ、れろっ、ちゅぷっ
ねっとりキスを楽しみながら、そっと手を動かして胸を触った。
ドレスの上から、そっと手を触れ、抵抗されないように優しく撫でる。
手を開いて、手全体ですりすりと擦り、乳首の場所を見つけると、指の先端でくすぐるようにクリクリと刺激した。
両方で同時に刺激を与えると、乳首がだんだんと勃ち上がって硬くなってくる。
それをコショコショしていると、エリーゼちゃんの体がピクンピクンと跳ね始めた。
口が離れ、
「んっ……待って、あ……んっ」
と文句を言う。
唾液で濡れたエリーゼちゃんの口を追いかけ、捕まえると、口内に再び舌を入れてキスを繰り返す。
「はっ……んっダメっ……あんっ……はぁっ」
余裕がなくなって、エリーゼちゃんの口の端から唾液が漏れる。
それをぬぐってやり、快感で力の抜けたエリーゼちゃんの体を支えるため、スカートの上から、股を広げさせて脚を差し込んだ。
グッと押し付けると、エリーゼちゃんのクリトリスが太ももの上で潰れる。
エリーゼちゃんがビクンと腰を揺らした。もっと刺激してやろうと脚をグニグニ動かすと、エリーゼちゃんの腰が快感から逃げるように上に逃げる。
「はぁっ……あっん、ダメ……っ」
「何で? クリトリスこすったら気持ちいいのに」
容赦なく太ももを押し付け、潰して刺激すると、下唇を噛んで快感を堪える。
「噛んだら傷になるよ」
胸を片方揉みながら、後ろに手を回してドレスのホックに手をかけると、エリーゼちゃんが流石に本気になって抵抗した。
「はぁっ……んっ……外じゃダメ。もうおしまいっ」
乱れて色っぽい顔をしたエリーゼちゃんが、何とかこちらを睨みつけ、怒っていると自己主張する。
「……帰ってから、ね」
近くで突然「ギャーッ」と子供の泣き声があがった。
驚いて振り返るが、少し遠いようで、姿は見えなかった。
「コラ! そんなに泣くなら、何も買ってあげませんよ!」
という声が子供の声と一緒に聞こえ、ほっと息をつく。
「あっちみたいだね」
「ほら、人がいるのに……もう」
仕方なくエリーゼちゃんから離れる。
さすがに他国を旅行中、猥褻系の罪で逮捕されたらヤバい。親父にも釘を刺されたし、エリーゼちゃんのパパ上にも流石に殺されそう。
親父たちのことを思い出してペニスを萎えさせる。
落ち着くと、エリーゼちゃんのドレスを直しながら顔色を窺う。
「ごめんねエリーゼちゃん、怒っちゃった?」
「続きは帰ってから、ね?」
その顔が可愛くて、また危うく勃ちかけたが、何とか抑え、平静を装う。
それから、エリーゼちゃんと再び腕を組んで、元の道に戻る。
「それじゃ、さっさと勇者の像、見に行こっか」
で、飯を食べたら、すぐにホテルに帰ろう。