さらわれたロシア系美少女ユーリア

放課後絶頂撮影事件

著者: ウメ種

電子版配信日:2022/01/14

電子版定価:770円(税込)

身長170センチ、B92(Fカップ)、W58、H89。
空手も修め、正義感も強いロシアハーフ美少女ユーリア。
親友を襲っていた痴漢相手に大立ち回りを演じ助けたまではよかったが……。
男たちの卑劣な罠は、銀髪金瞳の美少女のカラダへと向けられる!
睡眠薬を盛られ、気付けば縛られ、媚薬絶頂の撮影会へ!
処女を奪われ、未来すら握られる少女! カバーイラストなつきみち。
(文庫換算128ページ)

●もくじ
序章 その少女、篠崎・アフマートヴァ・ユーリア
第一章 痴漢電車での大活躍
第二章 暗転 罠にはまったロシア系美少女
第三章 悪夢の監禁撮影スタート!
終章 これから先もずっと

本編の一部を立読み

「あ、零すなよ。高いクスリなんだからな」
「構うか。処女で銀髪、外人ハーフの女子高生なんて、これからいくらでも稼いでくれる」
「ひっど。オニっすねえ」
 山崎たちの軽口が、遠くから聞こえてくるようだった。
 頭がグワングワンと揺れ、視界が定まらない。
 だというのに。
「ひぃぃ、ひぃいぃい……」
 意識が朦朧としているのに、男たちから与えられる快感には反応してしまう。
 絶頂しているのに、今までのような強い刺激が脳まで届かない――ような感覚だった。
 頭はソレで守られたが、しかし身体の方は今まで以上に激しく痙攣し、クスリを飲んだ後は数分間、伊藤が支えていなければならないほどだ。
「ほら、イク時は『イク』って言え」
「うぅうう、いぐぅ……まだいぐ、まだいぐぅぅ……」
「ぷっ。マジで言ったよ、この女」
「もっと言わせろ。正気に戻った時も癖になるくらいにな」
 山崎はそう言いながら、淡々とクリキャップを嵌めたクリトリスを揉み続けていた。
 指で摘まむのも難しいほど小さかったクリトリスが、今ではクリキャップからわずかにはみ出してしまうほどの大きさだ。
 右の乳首も同様で、あと二、三回も繰り返せば、この大きさが定着するだろう。
 銀髪金眼。日本人離れした美貌。
 高い身長に大きな胸、くびれた腰。スカート越しにも分かる安産型のお尻と長い脚。
 この美少女が服の下にはこれだけ卑猥な性感帯を持っているとなれば、動画を見た痴漢愛好家たちのよい的になるだろう。
 女子高生、女子大生、二十代の社会人。
 まだまだユーリアには未来がある。たくさん稼いでくれるはずだ。
「イグぅぅう!? もうイヤぁっ、もういぎだぐなぃぃ!?」
「じゃあ、我慢しろよ。ほら、ほらっ」
「むりぃぃいっ!? 我慢できないんでずっ、ムリなんでずっ!」
「じゃあ、ごめんなさいだ」
 伊藤はそう言うと、ユーリアの耳元で何かを呟いた。
 いったい何を言っているのだろうと山崎は気になったが、特に咎めるようなことはしない。
 彼らの仕事は痴漢サイトへアップする動画を撮ることで、それ以外はてんでバラバラの、仲間意識すら薄い連中だ。
 趣味嗜好も違う三人で、鈴木に至っては美女美少女に触れて楽しむより、撮影している方に興奮する変態である。
 山崎は自分のことを仕事と割りきって撮影するプロフェッショナルと自負しているし、伊藤は……。
「ごめんなざぃぃ……ち、痴漢を捕まえてごめんなざぃ、もうしませんから、もう帰してぇぇ……」
「ぷっ」
 こうやって不要に辱めるのが好きな人間だ。
 女の痴態を撮影すればいいだけなのに、その撮影の中で謝罪させたり、泣かせたり、無様な姿を取ることを楽しんでいる。
 ただ、こうやってクールを気取っていたり強気な女が泣きながら謝罪するというのは一定の需要があるようで、伊藤の気が乗った時の動画は評判がいい。
 おそらく、今回もそれなりの稼ぎになるだろう。
 そう思えば、こういう無駄なおしゃべりも悪くない。
「ごめんなざぃいぃっ! ごめんなざいっ! あやまった、あやまりましたぁああっ!」
「ほら、イク時は『イク』って言え。ソレも守れないのか?」
「イグぅうっ! イグっ、いぐっ、いぐぅっ!」
「ぷっ」
 おそらく、言うことを聞けば帰してやると言ったのだろう、と山崎は思った。
 追い詰められたら、人間はなんでも言うことを聞く。
 あれだけ強気な視線を向け、山崎に鋭い蹴りを放った女でも、身体中にクスリを使われては抵抗する気力も残っていないようだ。
「もう帰して、もう帰してぇえええっ!」

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