兄妹なんかでするわけないと俺たち以外の人類がゾンビになるまでは思っていた

著者: XPJbox

電子版配信日:2022/01/28

電子版定価:770円(税込)

シチュエーション

ゾンビ感染が広がり、崩壊した世界で生き残った俺と妹の瑠依。
生命力あふれた妹の体に惹かれるように禁断で罪深なセックスへ。
誰よりも大事な妹の唇で射精し、なによりも大切な妹の処女を奪って。
「好き、好きっ! お兄ぢゃん大好きっ!」妹の中に放つ生の証明。
タブーを超えて、そこには最高の快感と、最後で最強の幸せが。
しかし、ついに妹が発熱して……XPJboxが贈るゾンビ・パンデミック小説!
(文庫換算140ページ)

●もくじ
第一章 俺とゾンビの桃子
第二章 世界で二人きりの兄妹
第三章 今は恋人のように
第四章 妹の望みを叶えたい
第五章 そして最後の日が来る……

登場人物

瑠依 妹

本編の一部を立読み

 瑠依が誰よりもエロい体をしているって――ずっと前から気づいていたよ。
 妹の体を、瑠依という女の肌を、指先で丹念に味わった。チ×ポを入り口に当てたまま、これからするセックスの意味をよく考えた。
「はぁ、はぁ、お兄ちゃん……くぅ」
 くちゅくちゅと俺たちの接点で水音がたっている。半分埋まった亀頭にヌルついた熱が絡みついてくる。
 目隠しの下で瑠依は顔を赤くして、開きっぱなしになった口から舌先を見せていた。
 俺たちは最後の兄妹だ。死ぬまで一緒にこの世界を生き抜く。
 性欲が命の証なら、セックスだって協力してする。生きていくためのセックスをする。それだけのことだと言って、明日も生きていればいい。
 やりたいからやるだけだろ。こんなの。
「……瑠依」
 少し腰を進めると、その唇がきゅっと閉じた。固く握りしめられた手の上に俺の手を重ね、頬にキスをした。
「いくぞ」
 チ×ポの先を突き入れると、瑠依はぎっと歯を噛み鳴らした。でも、そのまま俺は腰を突き出した。めりめりと瑠依の中を広げて、一呼吸置いて、奥まで一気に押し入れた。
「あぁ……ッ!」
 瑠依は大きく口を開いて、ぱくぱくと動かす。目隠しをしようが妹の顔だ。泣いてるのがわかった。
 動きを止めて、妹の呼吸が落ち着くのを待つ。
 ごめん。ごめん、瑠依。兄ちゃんが悪かった。
 後悔しかなかった。チ×ポに密着する快感も罪悪感になる。そして拭いきれない気持ち悪さもついてくる。
 このエロい快楽を与えてくれているのが身内の体だって事実に、どうしようもない俺の愚かさがのしかかる。
 だけどうちの妹は、震える声で笑顔を作るんだ。
「ほら……気持ちいいんでしょ?」
 処女の妹の中で、一向に萎える気配のないチ×ポが、言い訳を許してくれない。本当に生意気な妹だ。兄貴のプライドとか全然考えてくれない。
 昔から可愛いって評判で、人気者で、こんな世界じゃなかったらモデルかタレントなんかにもなっていた瑠依は――妹じゃなかったら、確かに俺だってめちゃめちゃ気になってたに違いない。そんな「女の子」の処女をいただいてしまった。

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