き
- 【擬音】(ギオン)
- 「ドピュッドピュッ」「パンパンパンパン」「ジュポジュポ」。
これらは、現代の官能小説において挿入時に使用される擬音の一例である。エロ漫画の擬音に影響されたと推測される。
「すかりすかり」「ツッポツッポ」「ごぼごぼ」
江戸時代の春本における擬音がこちら。現代の擬音より、幾分「湿り気」が少ない気がするが、時代によって、男が感じる擬音には、これほどの差があるのだ。
100年後、200年後の「感じる擬音」とはどのようななものなのか。想像してみてはいかがだろう。
- 【近親相姦】(キンシンソウカン)
- incest(インセスト)、近親者との性交のこと。
母子、父娘、姉弟、兄妹のタブー関係での性交を呼ぶのが普通だろうが、フランス書院文庫では叔父叔母も近親相姦ととらえている。
フランス書院文庫では母子、姉弟が圧倒的に多いのに対し、アメリカのペーパーバックポルノでは父娘のほうが断然多い。
これは日本が母系社会だからだとか、少年の年上女性願望の変形だ、など諸説あるが、いずれにせよ、やさしい母や姉(義理も実も)に教えてもらう、甘える、という世界が好きな読者が圧倒的に多いという事実は今も昔も変わらない。
高竜也や鬼頭龍一、牧村僚がもっとも得意とするところで、高、鬼頭に至っては全作品の8割以上が近親相姦である。