本販売日:2025/05/23
電子版配信日:2025/06/06
本定価:935円(税込)
電子版定価:935円(税込)
ISBN:978-4-8296-4802-5
「すごくカチカチ。私とキスしてこんなに勃ったの?」
五本の指で張り詰めた股間を撫で回してくる真梨香。
互いに子育て中、隣のシンママと情交を結んだ正人は、
ギャルママの母乳、保育士ママの濃厚フェラに煽られ、
教育ママと水着プレイ、金髪碧眼ママとアナル体験……
淫性を晒したママ友たちと溺れる最高のハーレム生活!
第一章 隣のシンママと
独り身の寂しさを繕い合って
第二章 母乳溢れるギャルママは
おっぱいマッサージをご希望
第三章 保育士ママの
大胆すぎるエッチな秘密
第四章 ツンデレ教育ママと
市民プールで肉欲に溺れて
第五章 ブロンドママ
「日本人のモノは後ろの穴にぴったり」
最終章 ママたちとの
大乱交ハーレム生活
本編の一部を立読み
第一章 隣のシンママと
独り身の寂しさを繕い合って
桜の花びらが舞い散る中、息子の進がこちらを向いて誇らしげにピースサインを突き出している。隣には『みなみがわ幼稚園 進級式』という白看板が輝いていた。山口正人は一眼レフのシャッターを切る。
「パパ、かっこよくとれたー? 見せて、見せて! はやくっ」
「ちょっ、待てって。このカメラ、高かったんだから!」
一眼レフを乱暴に奪い取ろうとする進を制止しながら、立て看板の横、写真ポイントを後続の親子に譲った。
「パパ、写真へたくそじゃん。まいっか。早くかえってママに見せよう!」
幼稚園から帰ったら、息子は必ずリビング奥の小さな仏壇に駆け寄る。そこには亡き母親の笑顔の写真が飾ってある。
進級式から二人でアパートに帰宅し、息子は仏壇への報告を済ませた。着替えもせぬまま、お隣の友達宅へとさっさと遊びに行ってしまう。
「ったく。制服ぐらい脱いでいけばいいのに。なあ、ママもそう思うだろ」
息子同様、正人も亡き妻に向かって自然と話しかけていた。愛する妻を病で失って、三年が経過しようとしている。
「進がもう年長クラスなんてな……。わんぱくに育って、元気そのものでさ」
正人は視界の端に携帯ゲーム機を捉えた。最近進はお隣に住んでいる隼人君とレースゲームをするのにハマっている。先ほど慌てて飛び出していったから忘れてしまったのだろう。正人はため息をつきながら隣室へと向かった。
「こんにちは。隣の山口です」
『進君のパパ? どしたの?』『うわあ、パパが来たっ。なんで!』
隣室のインターフォンを鳴らすと、向こう側から男児二人の元気な声が重なって響いてくる。思わず苦笑しつつ、正人は用件を伝えた。
「ごめん、ぼくゲームもってくの忘れてた。パパ、とどけてくれてありがと!」
進は笑いながらゲーム機を受け取ると、奥の部屋に引っ込んでしまった。ゲームの起動音が二つ聞こえる。男児たちは早速ゲームを開始したようだ。
「正人さん、こんにちは。あら、忘れ物? わざわざご苦労様ね」
手前の部屋から平岡真梨香が現れた。隼人君のママで、この家の家主。正人と同じ三十歳だ。息子同士も同年齢ということもあり、仲良くさせてもらっている。
「進級式、お疲れ様でした。なぜか私たちも緊張しちゃったわね」
真梨香はハレの日用のオフホワイトのブラウスと、ネイビーのフレアスカートをまとっていた。艶々とした黒髪をお団子にしている。胸元には小さな百合のブローチ。清らかで上品なコーディネートは真梨香の人となりをそのまま映したかのようだ。
「そ、そうですね。俺も、その……変に緊張してました」
あなたがあまりに綺麗だから、進級式よりも今の方が緊張していますよ。そんな軽いセリフを口にできるほど、親しくはない。おかしなことを言って息子の友人関係にひびを入れたくなかった。
「子供たちにおやつを出そうと思っていたの。私たちも、お茶にしない?」
真梨香はジャケットとエプロンをチェンジし、キッチンへと入っていく。エプロンを着用しても分かるほどに大きなバストがゆさゆさと揺れている。フレアスカートの裾の内側、ふくらはぎから足首へ続くまろやかな曲線。魅力的すぎるボディラインである。
(真梨香さんのこと、ついつい気になっちゃうけど……マジで止めないとな)
死別した妻のことを今でもまだ愛しているのに、目の前の美人に心を奪われようとしている自分の浅はかさに嫌気が差す。しかも相手は息子の友人の母親なのだ。節操がなさすぎる。
自分の下心がきちんと隠せているか不安で、正人は真梨香の表情を盗み見る。
つるりとした雪白の素肌に、高めの鼻筋、形の良いふっくらとしたリップ。いわゆる日本美人と呼ばれるタイプの美女だ。アーモンド形の眼の奥、黒真珠のような瞳が静かな光を宿していた。よくよく観察してみると、その瞳は充血してしっとりと潤んでいる。
「あれ……目が赤いですよ。花粉症か何かですか?」
「イヤだ、私ったら。お客様の前でだらしない姿をお見せしてしまって」
真梨香はぐずっと鼻を鳴らすと、正人に向かって弱々しく微笑みかけた。
「主人に、隼人のことを報告してたの。無事に、立派な年長さんになりましたよ、って」
お茶を用意する真梨香の手が止まる。真梨香も正人同様、早くにパートナーを亡くしていた。二年前の交通事故で夫を失い、シングルマザーだ。
「せっかくなんで、旦那さんと一緒にお茶を頂いてもいいですか?」
正人の申し出に真梨香はゆっくりと頷く。大きな瞳に涙を浮かべながら。
親子の寝室の壁際に仏壇が鎮座している。アパート用にあしらわれた小ぶりでシンプルなデザイン。周囲には隼人君の写真や園で作った工作が飾られている。
「ごめんなさいね、変なところを見せてしまって。でも正人さんなら、私の気持ち、分かってもらえるかな……」
仏壇の前に二人で並んで座り、淹れ立ての緑茶を啜る。真梨香は亡きご主人の写真を見上げていた。視線には愛情が満ち溢れていたが、儚さを孕んでいる。
「子供たちはすくすくと大きくなっていくのに。私たちには、それを一緒に見守るパートナーがいないのよね」
妻を亡くした正人と、夫を亡くした真梨香。六歳の愛しい息子がいるところまで含めてそっくりだった。
「分かりますよ。俺、普段は全く気にしてないんですけど。今日みたいな、進級式とかの場だと……。なんというか、寂しいもんですね」
周囲の家族は父親と母親が揃って式典に臨んでいた。一人の園児に対し、二つのパイプ椅子が用意されている。正人の隣はいつも空席だ。
「そう、ね。私も同じ気持ちだわ。寂しい……」
真梨香の大きな瞳から一筋の涙が零れ落ちた。むき卵のようにつるりとした頬の上を、パールのような雫が静かに流れていく。
(ああ、泣いているところまで綺麗だ……)
押し黙って涙を流す未亡人の端麗さから目が離せない。涙が溢れてきて、真梨香はすかさず両手で顔を隠す。背を丸めて小さく震え始めた。
「うう、う……っ。あなた……っ。私、寂しいわ……。うう、ううう……」
隼人君といる時の優しいママでもなければ、上品な奥さんとも違う、真梨香がそこにいた。失った夫への想いを募らせて垂泣する、孤独な一人の女性。正人は思わず真梨香の背を撫で擦っている。
「……そうですよね。寂しい、ですよね」
特別な言葉をかける必要がないことは、正人が痛いほど理解している。
その後しばらく真梨香の背を擦り続けた。正人の手のひらと真梨香の背中の温度が溶けあう頃、彼女はようやく顔を上げる。
「……ぐすっ。すみません、お見苦しいところばかり、お見せしてしまって」
弱々しい微笑みを浮かべている。普段の穏やかさを取り戻したようだ。
「私たちってすごく良く似ているわ。配偶者に先立たれてしまったところも、元気で可愛い息子がいるところも……。ぜひこれからも仲良くしてね。ふふふ、改めて言うと、なんだか変な感じ」
「……っ! 真梨香、さん……っ」
考えるよりも先に身体が動く。気付いた時には、正人は真梨香をギュッと抱き締めていた。彼女が両腕の中にすっぽりと収まっている。
「正人、さん。あ、あの……」
真梨香の顔を正面から見据える。未だ充血している瞳の奥で、かすかにオンナの色欲がちらついたように見えた。
隣の部屋からゲームの機械音が聞こえてくる。小さな仏壇の前、三十路のパパとママが行き場を失くした感情を持て余していた。
「す、すみません。つい、勢い余って……。あの、お嫌でしたか?」
「そ、そんなこと……ない、わ」
至近距離で見つめ合った後、二人の口唇が自然と重なる。真梨香のふっくらとしたリップの弾力を感じると、正人の全身に緊張が奔った。
(俺、真梨香さんとキスしてる……っ! 信じられない!)
チュ、ムチュ……ッ。小鳥が啄むような、優しく軽いフレンチキスを何度か繰り返した。真梨香は嫌がる素振りはなく、自ら望んで口唇を突き出してくれる。
(嫌がられてはいないようだ。むしろ、それどころか……)
いつの間にか真梨香の両腕が正人の背中側へと回っていた。お互いが相手の身体にしがみ付くようにして、ギュウと求め合っている。
試しに、真梨香の口唇をペロリと舐めてみた。未亡人のリップが開かれる。わずかに生まれたその隙間に向かって舌先を伸ばした。
「んむっ、ン……ンンン。正人さ……ん、ムチュ……ッ」
未亡人は一瞬驚いた様子であったが、それでも拒否するつもりはないようだ。舌先同士が遠慮がちに触れ合う。不安のあまり恐々と、それでも先を求める感情が止められないといった様子で、相手の出方を窺っている。
「真梨香さん……っ! ンムッ、チュ! ちゅうぅう……んふ、ふぅうん」
まさかまた女性にキスをすることがあるなんて。妻を亡くして以来ご無沙汰であるから、約三年ぶりになる。柔らかく繊細な真梨香の肉体は、力加減を間違えてしまえば容易に傷付けてしまいそうだった。
(ダメだ、止まらない! 真梨香さんとずっとキスしていたい……)
亡き妻を今でも愛しているとはいえ、正人はまだ三十歳。久方ぶりに感じるオンナの魅力に身体は素直に反応してしまう。いつしか股間部分に血液が集まり、熱を帯び始めていた。