09/05 電子版発売

狂った禁絆【溺れ姉弟】

著者: 香坂燈也

本販売日:2025/08/22

電子版配信日:2025/09/05

本定価:935円(税込)

電子版定価:935円(税込)

ISBN:978-4-8296-4822-3

「お姉ちゃんといけないこと……最後まで、しようか」
憧れてきたハイスペ女子の姉が、29歳で処女だった!?
凜々しい麻由が、僕にだけ見せる潤んだ瞳で濃厚奉仕。
「姉弟なんて許さない。ほしくなったらママを使って」
姦係を知った母・亜矢子も寝室に忍び込んできて……
顔射おねだり、裏穴責め……姉と母に挟まれる秘密生活!

目次

お姉ちゃんの夢を見た

第一章 ハイスペック姉の無防備な夜

第二章 お姉ちゃんのはじめてをもらってね

第三章 ママとお姉ちゃんの思い出

第四章 息子を求める母の夜這い

第五章 姉の魔指に翻弄されて

第六章 悩ましすぎるママのおねだり

第七章 麗姉と熟母にはさまれる禁忌プレイ

第八章 お姉ちゃんの穴、ぜんぶあげるね

本編の一部を立読み

お姉ちゃんの夢を見た

「ん……あ、は……んっ」
 真っ暗な一階に降りてきたとき、不思議な声が聞こえてきた。
 一瞬、妖怪や幽霊の妄想がよぎって脚がびくんと震える。
「は……ああん、止まらない……」
 女性のかすれ声と、ちゅく、ちゅぷと水をかき回すような音が聞こえた。
(お姉ちゃんの声だ)
 リビングにいるのが姉だとわかって瑞樹は安心する。
 母は入院している父に付き添って病院に泊まっているから、この家にいるのは瑞樹と姉の麻由だけだ。
 リビングのドアがわずかに開いている。
 そっとのぞきこむと、隣接するキッチンの明かりに照らされてソファや食卓が暗闇にぼんやりと浮かんでいる。
「は……あんっ、鼻がおかしくなっちゃう」
(苦しそうだ。風邪でもひいたのかな)
 瑞樹と同じように、寝苦しくて水でも飲みにきたのだろうか。
 姉は背中をソファの低い背もたれに預けている。
 暑い夜だ。汗ばんだ肩がキッチンの照明を受けて輝いている。
 リビングにはバニラアイスみたいな甘い香りが充満していた。
「ううっ、じわじわする。こんなの……いけないのに」
 いかにも真面目な学生らしい黒いセルフレームの眼鏡がきらりと光った。
「ん……ふ、くうぅ、こんなの……子どもがさせていい匂いじゃないよ」
 姉は左手に何かをつかんで、顔に押し当てている。
 右手は瑞樹からは見えないが、肩が小刻みに動いている。
 瑞樹の目が暗闇に慣れてくる。
 姉は丸めたハンカチみたいな白い布を鼻に押し当てて匂いを嗅いでいるのだ。
「ううっ、パンツのここ、瑞樹の精巣に当たっているのね。精子がたっぷり詰まった精巣……陰嚢……ああっ」
 瑞樹は息を呑んだ。
 真面目で勉強一筋の姉が顔に押し当てているのは、瑞樹が入浴前に脱ぎ捨てたボクサーブリーフだった。
(お姉ちゃん、僕のパンツを嗅いで変な声を出して、何をしているの)
 くちゅ、ちゅぷ、くちゅ。麻由が腕を動かすたびに水音が廊下まで聞こえる。
「んは……う、ここに陰茎が包まれて……ああっ、これが陰茎の匂い。いやらしいっ、ああ……あの子の陰茎、性器……」
 麻由はボクサーブリーフを裏返し、男性器が当たる部分に顔を押し当てる。
 精巣、陰嚢、陰茎。性教育で習う単語だ。
「ひどいよ。こんな下着をお姉ちゃんのパンツといっしょに置いておくなんて。お姉ちゃん、瑞樹の精子で妊娠しちゃう……ん」
 うわごとのように繰り返しながら、麻由はソファに預けた身体を滑り落とす。
 麻由の肩や首が背もたれに隠れ、小さくて丸いものが背もたれの上に現れた。
 白くてつるりとしている。
(お姉ちゃんの膝だ。脚を広げて持ちあげてる)
 ぬちっ、ちゅっと水音が大きくなっていく。
 V字に大きく開いた脚のあいだが不思議な音の発生源らしい。
「んっ、ああ……熱いの。陰茎が、入ってくる……」
 瑞樹の性器について、何かを妄想しているようだ。
 小学校にあがるころからずっと優等生で、図書館に通ってばかりの真面目な姉が、男性器の部位を連呼しながら身体を揺らしている。
 姉はいったい何をしているのだろう。
 瑞樹にはわからないけれど、きっと見てはいけない行為だと本能的にわかる。
 声がだんだんと大きくなり、深夜のリビングに反響する。
「おしっこの味……瑞樹ったら、なんて悪い子。おしっこを拭かないなんて」
(嘘だ。真面目で勉強一すじのお姉ちゃんが僕のパンツを舐めるなんて)
 潔癖症気味でお風呂好きな、真面目な姉が弟の下着に唇を当てているのだ。
 瑞樹の頭が混乱し、めまいが起きてしまいそうだ。
 同時に、第二次性徴を迎えたばかりの若茎がびくんと充血する。
(なんでおチン×ンが大きくなるんだ。お姉ちゃんにエッチな気持ちなんか持っちゃいけないのに)
 自制しようにも、肉軸は瑞樹の意思などお構いなしに勃起していく。
 パジャマのズボンの中が苦しい。
 真っ暗なリビングに、姉の肌が放つ若い汗の湿気がこもっている。
「は……ああん、瑞樹ったら、こんなにいっぱい……」
 暗いソファの上では、麻由がごそごそと脇を探って白い塊を取り出した。
 左手でその白い物を鼻に押し当てて、麻由の腕が小刻みに震える。
「ああっ、きつい……頭がおかしくなる。精子、精子の匂いっ」
(ええっ、あれって……僕が捨てたはずの)
 ボクサーブリーフに代わって、姉の左手が握っていたのは丸めたティッシュペーパーだ。
 今日、瑞樹は家に帰ってから覚えたての自慰をした。自分のスマホではアダルトサイトに接続できない。同じクラスの女子の裸を妄想して肉茎をしごいた。
 若い性器はがまんが効かない。一分ももたずに射精を受け止めたティッシュは丸めて自室のゴミ箱に捨てた。
 それを麻由が拾って、匂いを嗅いでいるのだ。
(やめて。お姉ちゃん、汚いよ)
「あう、子どもの瑞樹がこんなに出すなんて。ああ、精子すごい。精子ぃ……」
 うわごとのように繰り返しながら、麻由の声は高くなっていく。
 リビングをのぞく瑞樹の脚が震える。
(これ以上聞いちゃだめだ。これは……夢だよ。幻覚だよ)
 その場に残りたがる足を引きずって、瑞樹はドアから離れる。
 背後からは姉の声が聞こえてくる。
「ん、陰茎……勃起をちょうだい。精子をお姉ちゃんの中に注いで……」
 性教育の授業で習った淫語を並べながら、麻由がうわごとのように繰り返す。
「あ……あああっ、んっ、気持ちいい。精子気持ちいいのぉ……っ」
 悲鳴のような声がリビングに響き、やがて静かになった。
 瑞樹は階段をきしませないように注意して自室に戻る。
 ベッドに入ると、頭まで薄い布団をかぶった。
(これは夢だ。ほんとうのことじゃないんだ)
 自分に言い聞かせるうちに、眠ってしまった。
 次の朝、瑞樹は下着が重くなるほど大量の夢精をしていた。

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