02/06 電子版発売

妻の実家の淫らな習わし

著者: 香坂燈也

本販売日:2026/01/23

電子版配信日:2026/02/06

本定価:935円(税込)

電子版定価:935円(税込)

ISBN:978-4-8296-4851-3

「娘の代わりに、女の身体を教えてあげます」
女ざかりの妻の母が甘くささやく危険な熱帯夜。
習わしに名を借りた手コキ、濃厚フェラ、後背位……
娘婿への大胆レッスンは、やがて周囲に知られることに。
セクシー義姉に迫られ、隣家の若妻にねだられて……
妻の故郷はビキニまみれ、毎日が刺激的な禁忌島!

目次

第一章 妻の実家~義母の完熟女体レッスン

第二章 大胆すぎる蜜戯の習わし

第三章 高慢な義姉に海で誘われて

第四章 母娘の尻振り媚びダンス

第五章 隣家の若妻、秘密のおねだり

第六章 禁忌島~ビキニ義母に酔わされて

本編の一部を立読み

第一章 妻の実家~義母の完熟女体レッスン

 民宿のチェックアウトは十一時と決まっている。
 けれど宿泊客の出発時間はまちまちだ。
 本土からフェリーで四時間。
 皐島に到着し、民宿で一泊した釣り客やダイビング愛好家は、午前六時にはフル装備で出発する。
 何日か島に滞在して、本土に戻るフェリーに乗る家族やカップルは朝食後もゆっくり過ごす。宿を発つのはチェックアウトぎりぎりだ。
「みさき荘」の常連客なら、一息ついて女主人との会話をのんびり楽しむ。
 馴染みの客が宿を発つのはフェリーの出る午後六時近くになってからだ。
(だんだん風が強くなってきたな)
 宇田京輔は厨房の窓から鉛色の空を見あげた。
 視線を海に向ける。
 天気予報通り、台風の影響で波が高い。
 皐島は黒潮の通り道にあり、南側が砂浜、北側は岩礁で囲まれている。
 この夏、京輔が手伝うことになったみさき荘は遠浅の湾の内側だ。
 地元では古い民宿で、ガイドブックにも載っている。
「京輔くん、おつかれさま」
 厨房のドアから三崎里佐子が顔を出した。
「あっ、はい。お義母さんこそおつかれさまです」
 この民宿をずっと一人で切り盛りしてきた妻の母だ。
 もう四十代だというのに、いつも元気で若々しい。
 長い黒髪をたばねて、前髪を短くしている。
 表情が豊かで、大きな目とぷりっとした唇は笑顔が似合う。
 もう二週間もこの宿を手伝っているのに、今も里佐子を目の前にするとどきどきする。思春期の少年が憧れの年上女性に会ったときみたいだ。
「やっぱり戻りのフェリーは欠航だって」
 この島の古くからの住人は、本土に向かうフェリーを「行き」、本土からやってくる便を「戻り」と呼ぶ。
「お客さんがキャンセルになっちゃったから、今日はお休みだね」
 残念そうな表情で左手薬指の指輪をいじる。義母のくせだ。
「漁港も船が出せないから今日は開かないって電話がありました」
 厨房を担当する京輔にとっても船の欠航は痛手だ。
 この島にやってくる観光客のお目当ては魚料理だ。夕食に出す魚は朝の市場でほとんどを仕入れるから、予定がまるで狂ってしまう。
 とはいえ天候ばかりは仕方がない。
「参ったなあ。あたしの店だってお客さんの予定があったのに」
 義母の後ろから、ひょいと若い女性が顔を出す。
「体験ダイブが二組と、Cカード講習が一組、キャンセルだなあ。まいった」
 ぼやきながら厨房に入ってきたのは三崎家の長女、渚だった。
 軽くウエーブした茶色い髪に細い眉。母親とは違って洋風の顔立ちで、切れ長の目が印象的だ。グロスを塗った唇をへの字にしている。
 背が高くて手足が長いのは、亡くなった父譲りらしい。洗いざらしの白いTシャツでは隠せない、スイカを詰めたみたいな巨乳と、裾を切りっぱなしのデニムのショートパンツからはみ出しそうなヒップが大迫力だ。
「義姉さん。どうしたんです、こんな時間に」
 渚と話すときは視線に要注意だ。
 Tシャツからうっすら透けるブラジャーのラインや、ショートパンツから伸びた日焼けした脚に見とれていると、「どこを見てんのよ、このスケベ」などと叱責が飛んでくる。
 数年前に結婚したものの、すぐに離婚したと聞いた。京輔は離婚の理由を知らないが、気が強くて男に頼る必要などなさそうな女性だ。
 今はみさき荘から数キロ離れたダイビングショップを一人で営んでいる。
「実家に用事はないの。菜摘さんが自転車をくれるっていうから」
「そうなんです。私はもう乗らないですから」
 渚の影から小さな声がした。
(菜摘さん。ずっといたのか。気がつかなかった)
 大柄で目立つ渚の後ろから、黒髪ショートカットの頭がひょこんと現れた。
 岡野菜摘。みさき荘の隣にある、大きな屋敷の若い主婦だ。
「私、運動神経がないから自転車に乗るのは怖くて。乗らずにおいても錆びさせてしまうから、菜摘さんに乗ってもらおうと思って」
 去年男の子を産んでママになったばかり。
 年齢は渚よりも上の三十歳だが、小柄で人見知りだから、年齢よりもずっと幼く見える。子ども時代から渚とは大の仲良しだ。
 年上の菜摘が、いつも渚の後ろをついて歩いている印象がある。
 隣の岡野家は昔の網元で、今は公共工事メインの建設会社を経営しているから羽振りがいい。そのせいか菜摘の服装はこの常夏の島では珍しい、きちんと襟のあるブラウスと黒のロングスカートだ。
「菜摘さん、悪いけど帰り、自転車ごと車に乗せていってよ」
 自分がものをもらう側だというのに渚は堂々と頼む。
「ちょっと渚、それは、あつかましいでしょう」
 母の里佐子が割って入る。
「いえ。いいんですよ。私も、家から出られて気分転換になりますから」
 菜摘が気にしないで、と手を振る。幼い子どもを育てている真っ最中だからなにかとストレスもたまるのだろう。
「フェリーが欠航だと大変ですね。なにか私が手伝えることがあればいってください」
 菜摘は東京生まれで結婚してからこの島にやってきたと聞いた。
 島には夫以外に知り合いがいなかったから、みさき荘の母娘にはとてもお世話になったんですよ、と以前京輔に教えてくれた。
「ありがとう、菜摘ちゃん。でもだいじょうぶ。キャンセルだったみんなは来週末に同じ人数で来てくれるって」
 里佐子は安心して、と微笑む。
 予約していた四人組は、シーカヤック好きの、四十代の男性グループだ。分解したシーカヤックを車の屋根に積んでやってくる常連だ。
 予約の問い合わせで、みさき荘が満室だとそもそも島にやってこない。
 彼らは島や宿そのものよりも、独り身の女将に会うのを楽しみにしているようだ。『そういうお客って多いのよ』と教えてくれたのは妻の真結だ。
『ママを狙ってるとはいわないけど、ママって未亡人らしくないし、誰にでもフレンドリーで壁を作らないからね』
 この島出身で京輔の妻、真結は父の死後も母が民宿を続けるのは反対だったようだ。
 心配性で生真面目な次女は、無防備で誰にでも親切な母がひとりで宿を守るのは不安だったという。
(まあ、真結とお義母さんはタイプもまるで違うからな)
 東京の建築事務所に勤める妻は典型的な仕事人間だ。
 さまざまな会社の内装やイメージカラーのデザインを手がけ、今は北欧の家具メーカーが東京に初出店する店舗のデザインに集中している。
 妊娠四ヶ月の今も、産休を取って実家に戻るつもりなどない。
 京輔と妻が知り合ったのは京輔が勤めていた隠れ家的なレストラン。そこの常連だったのが三歳上の真結だ。
 レストランに勤めていた時代から今まで、常に年収は妻のほうが上だったし、社会経験も豊富で頭がいい。
 仕事人間の妻をサポートする夫、という立ち位置は、昔からおとなしくて独立するよりも誰かを手伝うのが好きだった京輔には居心地が良かった。
「じゃあ、あたしたちは行くね。ママ、京輔。またね」
「ちょっと。京輔くんを呼び捨てにするのはやめなさい」
「いいじゃない。京輔はあたしの弟になったんだから」
 母の里佐子の注意にも渚は聞く耳を持たない。
「じゃあね。行ってくる」
 渚は菜摘をうながして厨房から出て行く。
 菜摘は深くお辞儀をしてから、年下の友人の後ろをいそいそと追った。
 まるで嵐みたいに突然の訪問だった。
「まったく、渚ったら……ごめんなさいね。京輔くん」
 京輔の背後から、里佐子はフランクすぎる長女の態度を謝る。
 義姉と隣家の若ママが去ると、厨房は元通りの静けさになった。
 客がいないなら、仕込みも時間はかからない。
(そういえばお義母さんだけじゃない。義姉さんも独立心があるっていうか、しっかりしてるよな)
 背後にいる義母に話しかけようとして京輔は振り返る。
「わ……っ」
 京輔は目を丸くした。
 里佐子は前かがみになって冷蔵庫の下段を開いている。
 赤いタンクトップにタオル地のグレーのショートパンツ。暑がりで島育ちの義母にとっては普段着だ。
 京輔に向かって前かがみになっているから赤いタンクトップの襟が乳房の重みで引っ張られている。
(うわっ、もう少しでおっぱいがぜんぶ見えそうだ)
 カップ付きのタンクトップだから透けないと安心しているのだろうが、南国の果実のように豊かに実った紡錘型のバストが揺れるたびに、淡いピンクのカップが乳房から離れ、ココナッツクリームみたいに艶のある白い谷間が見える。
 思わず京輔は背伸びしてしまった。
 あと数センチ身長が高ければ、乳輪まで見えそうだった。
「あれ……冷蔵庫じゃなかったかな」
 下段の保冷庫を覗いた里佐子が首をかしげると、黒髪が揺れる。
「何を探してるんですか」
「ほら、この前酒屋さんが持ってきたサンプルの缶ビール。どこにしまったかな」
「ああ、それならドリンクの冷蔵庫ですよ」
 厨房に業務用の冷蔵庫は四つある。
 部屋は六室だけ、最大でも宿泊人数は三十人ほどの民宿だが、外で食事を摂る客はごくわずかだから飲み物のストックは大量だ。
「ありがとう。京輔くんが移してくれたんだ」
 里佐子は京輔に背中を向けると、瓶ビールや島の名産の焼酎、それに魚料理に合わせた白と発泡、そして最近流行のオレンジワインが詰まった冷蔵庫の扉を開ける。
 グレーのショートパンツのウエストが落ち、腰から黒いレースの布地がちらりと見えた。
 義母の下着は普通のショーツではなく、Tバックやタンガと呼ばれるような、尻の谷間に食いこむタイプだった。
(お義母さんのお尻、丸くてパツパツで……スイカが並んでるみたいだ)
 京輔は片手に仕込み中のキュウリを握ったまま動きを止めてしまった。
 里佐子は都会の女性よりはるかに若い年齢で娘を二人産んでいる。
 自然に囲まれた島の生活とおおらかな性格のせいか、実際の年齢よりもずっと若く見える。
(やばい。勃ってきちゃった)
 タンクトップとショートパンツという薄着だけでも刺激的なのに、黒い過激デザインのショーツまで見せつけられて、若い男が我慢できるはずがない。
(今夜も……お義母さんを妄想してオナニーしちゃいそうだ)
 この民宿で働くようになってすぐ、京輔は義母を女として意識するようになってしまった。
 無防備な薄着や、親しげなスキンシップのたびに、若くて健康な肉茎は即座に反応する。
 妻の母だといくら自分に言い聞かせても、身体の反応は止められない。
 娘婿の困惑など知らずに、里佐子が缶ビールを二つ取り出して無邪気な笑顔を向けてくる。
「もう今日はお休みにして、京輔くんもお酒を付き合ってくれない?」
 缶を揺らすのに合わせてタンクトップのふくらみも揺れる。
「は、はい……先に仕込みを終えてから」
 片手に握ったキュウリよりも、京輔の股間のほうが硬くなっていた。

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