本販売日:2025/11/21
電子版配信日:2025/12/05
本定価:935円(税込)
電子版定価:935円(税込)
ISBN:978-4-8296-4839-1
「私があなたのお母さんになって何でもしてあげる」
親友の母親の家で暮らすことになった拓真。
友梨奈は少年に亡き息子の影を重ねて世話するも、
未亡人の母性愛は一線を越え、禁断の筆おろしへ……
生フェラ、パイズリ、裸エプロンと夜伽はエスカレート。
秘密を知った女教師・莉緒も教え子のために体を……
プロローグ 親友の母と、僕は……
第一章 私の身体で大人になって
~未亡人の筆下ろし
第二章 お口で癒してあげる
~夢を叶える「母子関係」
第三章 裸エプロンは好き?
~極甘すぎる同居生活
第四章 先生が守ってあげる
~拾ってくれた担任教師
第五章 あなたに膣を捧げるわ
~二人きりの学校で
第六章 子作りしましょ
~親友の母と女教師・3Pの絆
本編の一部を立読み
プロローグ 親友の母と、僕は……
「これからは、私があなたの母親になります」
運命の歯車は、前触れもなく突如動きだす。
だが久世拓真は運命を意識するどころか、言葉の意味さえつかめない。
当然だ。なぜならその人は──。
困惑気味の少年を見て、安藤友梨奈は柔和にまなこを細めた。
「驚かせてごめんなさい。母親というのは、今後は私が拓真さんを家族のようにサポートをしたいという意味で……それでよかったら、あなたにはうちへ越してきてほしいの」
拓真は友の遺影へ目を向ける。
(僕が、武史のお母さんと一緒に住むのか……)
幼馴染みであった安藤武史がバイク事故で亡くなって、まもなく二年を迎える。この日、拓真はその友人を偲んで、一年ぶりに彼の家へ線香をあげに来ていた。
記憶が確かなら、友梨奈は今年四十路を迎える。
親友の母親である彼女は、十八歳の拓真からするとかなり上の世代になるが、その容姿は年の離れた姉と言っていいほど若々しい。
「でも僕と同居なんて、迷惑じゃないですか?」
「私のことは気にしないでください。それより拓真さんはもうすぐ今の住まいを出ないといけないのでしょう?」
「はい。そうですが」
幼い頃に母親を亡くした拓真は、ずっと父親とふたりで過ごしてきた。
だがその父も三ヶ月前に病気で他界。今は父の勤務先の社宅に住んでいるため、近いうちに部屋を明けわたす必要に迫られていた。
友梨奈はそうした事情を踏まえたうえで話を続ける。
「拓真さんは来年受験ですよね。ここならば勉強にも集中できると思うんです。どのみちうちは、部屋も余っているわけだし」
ポツリとつけ足された言葉には、どこか寂しさが滲む。
家族に恵まれなかったという点において、友梨奈は拓真と境遇がよく似ていた。
彼女は五年前に夫、そして二年前には息子も失うという憂き目にあっており、この一軒家にはひとりで暮らしていたのだ。
とはいえ、いきなり移り住むというのは気が引ける。
拓真は姿勢を正した。
「わかりました。では、まずは僕が仮住まいするというのはどうです?」
「そうね。確かに最初はお試しにしたほうが、拓真さんも気持ちが楽ですよね。それでは私、よいお母さんになれるように頑張りますね」
友梨奈は嬉しそうに微笑む。
ナチュラルにハーフアップしたロングの黒髪。鳶色の瞳にぽってりした上唇が目を引く。それまでの陰りのあった表情が一気に華やいだ。
(ハハ。僕の母さんにするには、綺麗すぎるな)
こうして身内のいないふたりは、新たなる家族への第一歩を踏みだす。
彼らにとって、心を揺さぶる親子関係のはじまりだった。