妻のいない31日間 妻の母、妻の妹、人妻社員、シンママ

著者: 高宮柚希

本販売日:2023/12/22

電子版配信日:2024/01/05

本定価:825円(税込)

電子版定価:880円(税込)

ISBN:978-4-8296-4701-1

「あの娘がいない間だけ、夜のお世話を……」
亮介の硬直を締めつける、四十路の完熟女膣。
妻の海外出張中、妻の母が性処理役として立候補!?
セックスレスの先輩人妻社員、純潔女子大生の義妹、
近所のシングルマザーともハーレム・チャンスが……
嫁のいない自由を満喫する、31日間の甘い楽園!

目次

プロローグ  新妻のいない日々

      「お世話させてください」


一章     妻の母・四十四歳

      「浮気防止のおまじないは私の身体です」


二章     人妻・三十二歳

      「近くで夫が寝ているのに」


三章     妻の妹・十八歳

      「初めてのお尻を捧げます」


四章     シングルマザー・二十六歳

      「あなたに種つけしてほしいの」


五章     麗しの3P禁交

      「母娘そろって代理妻になります」


エピローグ  妻のいない××日間

      「ずっとご奉仕してもいいですか?」

登場人物

あやの(44歳)妻の母

ありさ(18歳)妻の妹

かえで(36歳)OL

まいか(26歳)シングルマザー

本編の一部を立読み

「ねえ。いつまで寝ているつもり? 起きて、ア・ナ・タ」
 眠りを覚ます声とともに、カーテンが盛大に開かれる。
 窓いっぱいに広がる夏空。朝の白い光が、坂下亮介へ一斉に降り注ぐ。
 新婚夫婦のベッドには、色違いのペア枕がぴたりと並ぶ。亮介は寝返りを打ち、この枕へ顔を埋めた。
「頼むよ、もう少し寝かせてくれ。休日なんだから」
「何よ。せっかく妻の私が起こしにきたのに……あっ、わかったわ。おはようのキスがほしいのね?」
 枕元へ近づくボブカットの頭を、亮介はすげなく押し返す。
「誰が妻だって? 亜梨沙。君は妻の妹だろう」
「ふん。もう少し新妻ごっこに、つきあってくれてもいいのに」
 眠気まなこの先で、義妹が頬を膨らませた。
 木村亜梨沙は十八歳。今年の春、大学へ入ったばかりの女子大生だ。
 巷では可愛いと言われてチヤホヤされているが、二十四歳の亮介から見れば、まだまだ子どもみたいなものだ。
「ところで、なんで亜梨沙が家にいるんだ? 合い鍵を渡した覚えはないぞ」
「随分な言い方ね。わざわざこの私が、お姉ちゃんの代わりに朝ごはんを作りにきたっていうのに」
 亜梨沙は丸っこい目を、これ見よがしにすがめる。
 亮介は頭をクシャクシャと掻きながら、ベッドから起きあがった。
「朝食は感謝するよ。でも俺だって、ついこの前まで自炊していたんだ。無理して作りにこなくていいって」
「そういうわけにいかないよ。ていうか、お姉ちゃんもお姉ちゃんだよ。普通、結婚早々に、新妻がひと月も家を空けるかな?」
「仕方がないよ。それが若葉の仕事なんだから」
 有名ホテルグループに勤める妻の若葉は、海外にできたホテルのオープニングスタッフとして三日前から出張へ赴いている。期間はひと月の予定だ。おかげで挙式から二週間にもかかわらず、亮介はひとり暮らしに逆戻りしていた。
 洗面所で髭を剃り、リビングへ向かうと、亜梨沙が食事を用意してくれていた。目玉焼きにサラダ、バタートーストがワンプレートになった朝食だ。コーヒーの香ばしい匂いが鼻をくすぐる。
プロローグ

(こうして見ると、亜梨沙もいいお嫁さんになりそうだな)
 エプロン姿の女子大生へ、亮介は暖かい眼差しを送る。
 亜梨沙のことは、彼女が中学生のときから知っている。ちょうど妻とつきあいはじめた頃で、亮介、若葉ともに大学二年の春だった。
 それから月日が流れ、社会人となった男女は念願のウエディングベルを奏でた。ところが今はなぜか、妻の妹がキッチンに立っている。不思議といえば不思議な光景だった。
 亜梨沙がコーヒーをカップに注いだ。
「用意できたよ。座って、坂下さん」
 彼女は初対面のときから亮介を苗字で呼んでいる。もう身内になったのだから、母親からは「お義兄さん」と呼ぶよう言われているが、直すつもりはないらしい。亮介にしても呼び名など、どうでもよいと考えていた。
 ちょうどそこへ、その母親がやってきた。妻の母である木村綾乃だ。
「お義母さん。おはようございます」
「おはようございます。鍵が開いていたので、勝手に入ってきました。あら」
 綾乃は食卓を一瞥するなり、亜梨沙を睨む。
「朝から姿を見ないと思ったら、またお邪魔をしていたのね」
「別にいいでしょ。今は私が、お姉ちゃんの代理妻なんだから」
 いつそんな話になった。
 反論しようとすると、綾乃が先に声を挟んだ。
「亜梨沙は今日から合宿なのでしょう。早くしないと遅刻するわよ」
「はい、はい。朝ごはんの支度は終わったから、もう行くわよ」
 亜梨沙は小学生の頃からバレーボールに打ちこんでおり、大学に入った今も、部活に励んでいる。彼女はこのバレーボール部の夏合宿へ、十日間の日程で行くことになっていた。
 亜梨沙はエプロンを外して、適当に丸める。
「ダルいな。最近はバレーのせいで、お尻がどんどん大きくなって嫌なのよね。いっそ、部活をやめちゃおうかな。どう思う? 坂下さん」
 不平を鳴らしつつ、それでも義妹は出かけていった。
「朝から騒がしくて、ごめんなさいね」
 綾乃は、亜梨沙の丸めたエプロンを広げて身につける。娘が散らかしていったキッチンを片づけるつもりなのだ。
「お義母さん。洗い物なら自分でやるので、いいですよ」
「そういうわけにまいりません。まったくあの子ときたらフライパンもボウルも、全部そのままにして……私の育て方が悪かったのね」
 綾乃は十年前に夫を病気で亡くし、以来ふたりの娘を女手ひとつで育ててきた。それだけに我が子の振る舞いには、ひと一倍気にかけている。
 次女の亜梨沙だけでない。長女の若葉にしても、新婚の夫を放って長期出張へ出たことを、内心では憂いているようだった。
(だけどお義母さんは、少し怒った顔も素敵だな)
 パンをかじりながら、洗い物をする姑を盗み見る。
 彼女は今年四十四歳になるが、見た目は三十代といって通用するほど麗しい。
(この美貌は、初めて会ったときから変わらない)
 瓜実の輪郭、ミディアムロングの黒髪。奥二重のアイラインは優美な弧を描き、引き締まった鼻梁や紅唇には、未亡人の気品が滲みでている。
 美しい横顔を眺めていると、綾乃が屈んだ。床の汚れを拭くためだ。
 膝丈の黒いタイトスカートが迫りあがり、腰まわりで窮屈そうに張りつめる。双臀に浮かぶスカートの光沢。裳裾から、ムチっとした太腿が覗いた。
(うわ、下着まで見えそうだ)
 綾乃は立ちあがると、視線を察したように振り向いた。
「ところで亮介さんは、今夜、花火大会が開かれるのをご存知ですか?」
「あ、はい。近くの川ですよね?」
「今年から打ちあげ会場が移動して、家からよく見えるようになったみたいなの。よかったら、いらっしゃらない?」
 思いもよらぬ誘いに息を呑む。美姑とふたりきりで、花火を眺められるのだ。心は大いに弾んだ。

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