お二階さんは淫らな美女 人妻&シングルマザー

著者: 高宮柚希

本販売日:2025/03/24

電子版配信日:2025/04/04

本定価:825円(税込)

電子版定価:880円(税込)

ISBN:978-4-8296-4791-2

「私みたいな女でよければ、筆おろしをしてあげる」
アパートの二階に住む人妻と、まさかの初体験!?
鮮烈フェラ、卑猥な手コキ、挿入の誘導、大胆な腰つき。
女にめざめた瑠夏から、夫婦の閨房でも性指南を。
密会を知った隣家のシンママ・雅にも迫られて……
二人の「お二階さん」の濡膣に溺れる、極甘奉仕生活!

目次

第一章 筆おろしはお二階の美人妻 「ひと晩かけて教えてあげる」

第二章 煽情的すぎる女体レッスン 「女の秘密、どこから知りたい?」

第三章 シングルマザー、夜の痴態 「ごめんなさい。これが私の本性です」

第四章 大人の経験はラブホテルで 「セックスの醍醐味を堪能してね」

第五章 身代わり性奉仕の決断   「どうですか、私のアソコの味は?」

第六章 愛の証しは3P子作り   「種つけは、ふたり一緒よ」

エピローグ

本編の一部を立読み

第一章 筆おろしはお二階の美人妻 「ひと晩かけて教えてあげる」

「夜分にお邪魔しちゃって、ごめんなさいね」
 二宮瑠夏は玄関先に傘を立てかけると、さほど悪びれる風もなくハイヒールを脱いだ。倖田太一は、おずおずとタオルを差しだす。
「あの。よかったら、これを使ってください」
「ありがとう。助かるわ」
 瑠夏はブラウスやタイトスカートにタオルをあてて、水気を拭きとっていく。
 梅雨入りして間もないが、外はかなりの豪雨のようだ。アスファルトを跳ねた水しぶきはダークブラウンのストッキングにも飛び散っていた。
 瑠夏はアパートの二階に住む人妻だが、とりたてて親しい間柄ではない。
 今までも挨拶くらいしか交わしたことはなかった。それにもかかわらず遅くに、一階にある太一の部屋へ来たのには訳がある。
「鍵を無くして、家に入れなくなっちゃったの。あと一時間ほどで夫が帰るから、それまで雨宿りをさせてくれない?」
 その程度なら断る理由はない。太一は快く瑠夏を迎え入れた。
(とはいえ、最初にうちへ入るのが「お二階さん」になるとはな)
 内心で苦笑する。
 太一はこの春に上京して、ひとり暮らしをはじめたばかりの大学生だ。健康な男子なら誰もが夢見るように、いつかは女の子を部屋へ招きたいと思っていたが、初めては意外にも三十路の人妻となった。
 瑠夏はリビングのラグに横座りすると、セミロングの黒髪を掻きあげた。
 湿気を孕み、軽くウエーブした毛先。尻の丸みでタイトスカートが迫りあがり、ストッキングに包まれた太ももが露出する。
「太一君。悪いけど、ブラウスを脱いでいいかしら?」
「え?」と耳を疑い、聞き返す。
「あれ。あなたの名前、太一君でいいのよね?」
「そうですが。いや、そっちじゃなくて……なんで服を脱ぐんですか?」
「だってこんなにビチョビチョじゃ、気持ち悪いじゃない」
 強調するように人妻は襟元を摘みあげる。
 雨に打たれ、白いブラウスにベージュのブラジャーが張りついてしまっていた。生地にはレースの花柄が透けている。砲弾状の乳房は、Fカップはあるだろうか。まるでそこだけが傘に収まりきれなかったように、びっしょり濡れていた。
「なあに、太一君。おっぱいをガン見しすぎよ」
「す、すみません」
 さすがに女性を下着姿にするわけにいかないので、Tシャツを貸すことにした。
 このアパートの間取りは2DKとなっている。玄関を入ってすぐにキッチンと水まわり、奥にはリビングと寝室のふた間が並んでいる。
 瑠夏が寝室で着替える間、太一はキッチンにお茶を淹れにいった。
(いったいなんなんだ。この展開は?)
 太一はドキドキがとまらない。
 彼女がいわゆる普通の「オバさん」なら、これほどの動揺はなかっただろう。
(でも、この人って、妙にセクシーなんだよな)
 優美な弧を描くアーモンドアイ。透きとおったヘーゼルの瞳は彼女の凜とした佇まいを引き立たせている。整った鼻筋や、ぽってりした唇も麗しい。
 澄ましているときはいたって美人と言っていいだろう。だが笑うとまなじりが下がり、一転して親近感が増す。この落差に心を揺さぶられるのだ。
 リビングへお茶を運ぶと、Tシャツに着替えた瑠夏がスマホをいじっていた。
 あたかも自分の家のようにくつろいでいる。
(変な感じだな。女の人がうちで、僕のTシャツを着ているなんて)
 白い無地の安物シャツだが、妙齢の女性が纏うと、まるで別物に見える。特に乳房の膨らみは……そこまで視線を下ろしたところで、太一は目を剥く。
(嘘だろう。まさかノーブラ?)
 傍らを見ると、折り畳んだブラウスにブラジャーが載せてあった。
 太一の焦りに気づき、瑠夏が下着を指差す。
「ああ、これ? 男の子にはわからないと思うけど、濡れたブラジャーをつけているのって、すごく気持ち悪いものなのよ」
「そうかもしれませんが、一時間くらい我慢してくださいよ」
「なんで、いいじゃない。まさか三十二歳のノーブラなんて見ても、太一君は、興奮しないでしょう?」
 返答に窮していると、瑠夏のスマホに新たなメッセージが届いた。
 画面を見て、彼女が眉をひそめる。
「困ったわ。主人が今夜は帰れないって」
 何やら急な仕事が入り、帰宅は明日になるとのことだった。
 瑠夏によると、夫は仕事で全国をまわっており、自宅へは月に二回くらいしか戻らないという。本来なら今夜は、久々に夫婦水入らずとなるはずだった。
「仕方がないですね。鍵屋さんを呼んで、ドアを開けてもらいましょう」
 これ幸いとばかりに、太一はスマホで鍵業者を調べた。
 だが瑠夏は首を振る。
「いやよ。業者なんて頼んだら高くつくじゃない。悪いけど今夜はここに泊めてくれない?」
「泊まる?」
 唖然となる太一に、瑠夏は唇を尖らせる。
「だめなの。やっぱ童貞じゃ、私みたいな年増でも意識しちゃう?」
「ど、童貞って、何を根拠にそんなことを言うんですか?」
 実際はそのとおりだが、見た目で判断されてはたまらない。
「あら。こう見えて私、太一君のことはなんでも知っているのよ。先週なんて、同級生の女の子にコクったら、童貞はキモいからって断られたのよね」
 太一は開いた口が塞がらない。
 完全に最近の出来事を言いあてられていた。
「もしかして二宮さんって、エスパー?」
「そう、と言いたいけど、実は一階の浴室の音って、二階の浴室に筒抜けなのよ。配管のミスっていうのかしら。あなたって結構ひとりでグチるでしょう。それが全部聞こえていたというわけ」
 瑠夏は人差し指を立てて、真上にある自分の部屋を指し示す。
(なんと酷い……)
 太一はヘナヘナとその場に座りこむ。
 確かにひとり暮らしをはじめてから、ひとり言が多くなった。とりわけ風呂に浸かると、その日にあったことを、つぶやくクセがあった。
 落ちこむ大学生を瑠夏はやさしく励ます。
「安心して。あなた、まだ十八でしょう。セックスなんていつでもできるわよ」
「いつでもとか、無責任なことを言わないでください」
 童貞を理由に振られただけに、つい口調も荒くなる。
「その感じからすると、かなり気にしているみたいね。いいわ。だったら泊めてもらうお礼に、私が筆おろしをするのはどう?」
 思いもよらぬ爆弾発言が飛びだした。
「じ、冗談はやめてください」
「あら、私は冗談で誘ったりしないわ。本気よ。あなただってセックスを教えてもらえたら、ラッキーでしょう?」
 人妻は両手をついて距離を詰めてくる。
 ツンと艶めくリップ。Tシャツの襟ぐりからノーブラの谷間がチラ見えする。青年の喉仏が縦に大きく動いた。
「いや。でも、人妻さんを相手にそれは……」
「人妻なんて関係ないわ。それとも、私みたいなオバさんは無理?」
 可愛らしく小首を傾げてたずねる。これまでにない真剣なまなざしが、太一を射抜いた。
「無理なんて。むしろアリというか……いや、全然アリです」
「よかった。じゃあ来て」
 美人妻は腕を大きく広げた。
 けれども太一は蝋人形のごとく固まる。
(来てと言われても、何をどうすればいいんだ?)
 十八年間、童貞と共に生きてきた大学生は初手から考えこむ。
 男にとっては夢のようなシーンに違いない。だが、いざその瞬間を迎えると、何もできなくなってしまった。
 ふいに瑠夏の口角があがった。
「なるほどね。だったら最初は私がリードしてあげる。まずは服を全部脱いで」
「服……あ、はい」
 太一は着衣を脱いで、トランクス一枚になった。
「全部と言ったでしょう。ほら、パンツも下ろしなさい」
 やむなくトランクスをずり下ろす。女性の前で全裸になるのは初めてなので、恥ずかしくてたまらない。
 当人の意思に反して、愚息が空を切るように起きあがった。
「まあ。おとなしい顔をして、とんでもないモノを隠し持っていたのね」
「すみません。僕のって、キモいですよね?」
 下半身の話をされると、身の置き場がなくなる。太一のペニスは細長いわりに、亀頭だけが太い。ウナギにも似た異形は、いわばコンプレックスの塊だった。
「大丈夫よ。女を喜ばせるのは、見た目じゃないから」
 瑠夏は落ち着いた声でささやき、肉棹を撫であげる。
「ううっ」
 怪しい電気が背筋に走り、後ろへよろめく。背中が壁にあたった。
(なんだ、今の感じは? 自分で触るのとは全然違った)
 愕然とする間も彼女はフェザータッチで指を踊らせ、裏筋の微妙なポイントをくすぐる。身体の芯が猛烈に熱くなる。
 途端に下腹部が落ちつかなくなった。
「あん、硬くなってきた。早くもビンビンね」
 挑発的なまなざしを傾け、細い指を肉幹に巻きつける。雁首を握られただけで、ヌチュっと我慢汁が滲みでた。
(まずい。出ちゃいそうだ)
 太一は反射的に膝を閉じようとした。
 しかしストッキングに包まれた脚が、太ももの間に割って入ってくる。
「うふ、すごく敏感なのね。でも、恥ずかしがらないでいいのよ……感じるのは、とても大切なことなんだから」
 女体との密着によって、甘い匂いが漂ってくる。
(くうう……これが女性の匂いか)
 汗に化粧水。他には説明のつかないフェロモン香が鼻腔へ押し寄せる。加えて、吐息まじりの声が耳朶を掠めた。
「太一君は、何もしなくていいから……そうね。最初はオンナの気持ちよさを教えてあげるわね」
 甘やかな誘いだけで、フワフワと酔ったようになる。
 この後、太一は寝室のベッドへ座らされた。
 照明はスタンドライトを残し、すべて落とされる。ちなみに瑠夏は依然としてTシャツにタイトスカートという着衣のままだ。
 その瑠夏は足元に跪くと、股座へ顔を寄せた。湿った吐息が男根に吹きかかる。太一はとっさに股を手で覆った。
「二宮さん。僕のあそこ、シャワーがまだなんで、臭うかも」
「いいの、臭いなんて気にしないで。私はむしろ、洗ってないほうが好きだから。それよりも私のことは『瑠夏』と呼んで。こんなときに夫の苗字で呼ばれるのは、アレだし」
「わかりました。瑠夏さん」
「ありがとうね。ああ、それにしても獣じみて、いい香り」
 瑠夏は股間の臭いを嗅ぎ、うっとり瞳を潤ませる。
 ルージュを塗りこめた唇が開いて、可愛らしい舌先が覗いた。次の瞬間、予告なく亀頭を舐められた。
「う、うわわ」
 腰に強烈な痺れが走り、太一は膝を踊らせる。
(まさか、いきなりフェラチオをするなんて)
 瑠夏は満足そうに目を細めると、男根のゴツゴツとした起伏に沿って、生舌を滑らせた。まずは先端が触れる程度のソフトタッチだ。
「はあ。とてもおいしいおチ×ポね」
 ここから人妻のフェラチオは本格化する。
 やわらかな舌が肉幹の根本から先端へかけて幾度も往復した。青い筋に沿って、ヌラヌラとした唾液が塗られていく。
「うぐぐ……ぬはっ」
 蕩ける愉悦に追いたてられ、太一は呻くばかりとなる。
 口淫の傍ら、瑠夏は睾丸へ手のひらを添え、緩やかなマッサージを施していた。悩ましい玉袋の愛撫に、蠢く舌先。どのような刺激も愉悦へ直結する。
(こ、これがフェラチオ……エッチすぎる!)
 舐められる快感もさることながら、女を跪かせて奉仕させる行為そのものに、獣欲を焚きつけられる。
 上質な唾液にまぶされて、亀頭が妖しく光った。
「ああん……太一君のおチ×ポ、ピクピクがすごい。手からハミでそう」
 彼女は暴れる肉棒を握りしめて、黒光りする穂先へ唇を被せる。輪っかにした唇を滑らせ、棹を口内へ引きずりこんだ。
「くおおお、おおおおお」
 童貞の生殖器が、生まれて初めて「挿入」という感覚を味わった。
 太一は天を仰ぐ。
 鮮烈な肉の喜びだった。男根をしゃぶられる感動。人妻の口内は暖かく、舌が踊るたび全身の毛が逆立つ。
「どう、初体験のフェラは?」
「どうって……いいに決まっています。それよりもっと舐めて」
 焦燥に駆られ、太一は腰を揺らした。
「うふ。よかったわ。少しは積極的になってくれたみたいね」

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