本販売日:2024/11/22
電子版配信日:2024/12/06
本定価:825円(税込)
電子版定価:880円(税込)
ISBN:978-4-8296-4766-0
失意の左遷先が、美女まみれのハーレムに!?
美人上司と二人きりの残業で「女の扱い」を教わり、
未亡人大家に仕事の疲れを女体でねぎらわれ、
後輩のシンママには夜のおねだりをされて……
濃厚フェラ、母乳パイズリ、禁断のコスプレ!
35歳、40歳、22歳に彩られた、おいしい逆転人生!
序章 左遷前夜~やがてそれは正夢になる~
第一章 地方異動で知った女上司の秘密 「私を感じてくれる?」
第二章 未亡人大家は身体ごと癒して 「あなたになら、私……」
第三章 挑発的すぎる女傑のランジェリー 「今日の私、すごく乱れるの」
第四章 後輩シンママの母乳パイズリ 「私だって、女になるときはあります」
第五章 四十路熟女、禁断のコスプレ奉仕 「許して、これが本当の私です」
第六章 立場を越えた女上司との性交~淫夢が現実に~ 「私は、あなただけのものよ」
第七章 業務命令は4Pハーレム 「私たち、これからも一緒です」
本編の一部を立読み
序章 左遷前夜~やがてそれは正夢になる~
シーリングライトの光を浴びて、大ぶりのヒップが揺れていた。
「ううっ。だめよ。ああ、そこ……そこは弱いの!」
女の湿った息遣いが、ホテルの無機質な壁に響く。
交尾の体位はバックだ。剛直を深く咥えたヴァギナは、緋色の粘膜を晒して、ねっとりとした汁を垂れ流す。
ムンと、股のあわいから酸っぱい匂いが立ちこめた。
早田健斗は、艶めく女尻をがっしり抱えた。
(最高だ。このハメ心地)
悦に入り、筋張った硬棒を叩きこむ。
「あああ、いやっ。そんな奥まで……」
ベッドの上で細い喉が仰け反った。
憧れの女上司、剣崎沙耶香との結合に、健斗の胸は大いに高鳴る。
社内において彼女は高嶺の花であり、絶対に手の届かぬ存在である。その身をしたたかに貫いているのだ。興奮しないわけがない。
「はあ、はあ。沙耶香さんは、本当に奥が好きなんですね?」
「ああん、だからって、好き勝手に突いちゃ……ああ、いやっ」
ズンズンと肉棒を蠢動させた途端、沙耶香の肩甲骨がくっきり浮かびあがった。四つん這いスタイルから顔を突っ伏し、快感に酔いしれる。
(この反応、そろそろだな)
健斗は満を持して、律動をあげていった。
「はああ……いけないわ。本当に……ううっ。はあ、ああん、あああああ」
次第に嬌声の音色が高くなる。牝の匂いに誘われ、とてつもない痺れが睾丸に押し寄せた。
「うう、沙耶香さん。僕、そろそろです」
「私も……私、もう持たない。はああ……好きよ、愛している。早田君!」
全身から汗を滴らせて、ショートボブの髪を振りたてる。
健斗はベッドを軋ませ、最後のラッシュをかけた。
だがここで視界が急速に白く染まりだす。白い闇はふたりを覆うように包んでいった。
深夜、自室のベッドで目覚めた健斗は、跳ねるように飛び起きた。
「なんだ、夢か」
呆然とつぶやく。
夢にしては妙にリアルで生々しかった。
その原因はすぐに判明する。なんと夢精してしまっていた。
「あああ、マジかよ」
暗闇の中、ひとり頭を抱える。
二十七歳にもなり夜中に下着を汚すとは、なんという失態。仕方なく洗面所へ向かった。
(しかし、よりによって、あの人とヤル夢を見るとは……)
鏡の前でパンツを洗いながら、健斗は女上司の顔を思い浮かべる。
切れ長のアイラインにノーブルな鼻梁。固く引き締まった朱唇は、見るからに意志の強さを感じさせる。そのルックスをひと言で例えるなら、研ぎ澄まされた刃物のような美しさといったところだろうか。
沙耶香は三十五歳の若さにして、本社の営業企画部長の地位に就く才媛である。
美人で有能な彼女は全社員憧れの的であり、健斗も例に漏れることなく、この女上司を慕い、尽くしてきた。
(それなのにたった一度のミスで、剣崎部長は……)
健斗は最近まで、東京の大手広告代理店で働いていた。
入社五年目。仕事にも慣れて、広告マンとしてキャリアを積みはじめたところだった。
それがつい先日のこと。些細な段取りミスからクライアントの不興を買って、健斗は方々へ頭を下げてまわるはめになった。これで事を収めたつもりでいたが、結局は詰め腹を切らされた。
命じられたのは、子会社となる広告会社の地方営業所への出向だった。
『残念だわ。もう二度と、会うことはないでしょうね』
離任の際、皆の前で沙耶香から投げかけられた言葉を、健斗は忘れられない。
左遷以上にその態度には傷ついた。あの瞬間、彼女に対する尊敬の念は憎悪に変わった。
「そんな女性を相手に、僕は夢で……あれ、待てよ」
健斗はハっとなり、パンツを洗う手をとめる。
これまで健斗が恋を実らせた相手はふたりだ。そのいずれの女性ともつきあう前に、今夜のような淫夢を見ていた。
いわゆる「正夢」である。
実際のところ、それらの夢は「予知夢」と言ってよいほど正確であり、反対に夢に出なかった女は、いくら好きでも交際に至らなかった。
「ということは今回も……いやいや、そんなはずはない」
すぐに妄想を振り払う。
本社の部長として華々しく働く沙耶香とは、今後の人生で交わるはずがない。それは彼女から手渡された辞令が如実に物語っていた。
だがこのとき見た夢は、まぎれもない現実となる。
そのドラマは新天地で幕を開けることとなった。