薬で眠った義姉の躰を剥き出しにし、
肉を軋ませて禁断の扉を破る!
ああ、この瞬間を何度夢見たことだろう……
官能の荒波にもまれ、次第に柔らかくくずれていく
佐知子の女体は美しく妖しかった。
さちこ 兄嫁
けいこ 女子大生
ゆかり(19歳)その他
本編の一部を立読み
「おれの友人たちはね、みんなうらやましがってる。すてきな姉さんだ、理想の女性だって。結婚するならねえさんみたいなひとがいいって……その体を、おれは手に入れたんだ。もう、手ばなせるものか」
邦生は乳房の柔らかい弾力を愉しみながら、さらにいう。
「ねえさんは、おれの大切な宝物だ。このおっぱいも、腰も、足も……そして、お尻もね。もう、すべて知っているけど、もっともっと知り尽くしたい。愛して、愛しぬきたい」
「わ、わかったわ、邦生さん……」
佐知子が顔を向けて、静かにいった。落ちついた嘆息するような声のひびきだった。
佐知子は涙に濡れた瞳をうすく開けて、邦生を仰ぎ見た。
恨むでも嘆き悲しむでもない、母性に満ちたやさしささえ浮かべる表情は、ぞっとするような神秘的な美しさで、邦生は気圧されるものを感じた。
「あきらめるわ。あなたと一緒に地獄に堕ちるわ」
「地獄だなんて、おおげさだぜ。それより天国へ昇りたいね」
邦生は眼の底に嗜虐性のひかりを宿した。ぬるり、と唇を舐めずった。
「ねえさん、裸を見せてくれ。どんな下着を穿いてきたか、調べてやる」
突然、邦生はわめくようにいって、右手を佐知子のスカートに走らせ、裾を捲りあげて、いきなり内腿の奥にねじ入れようとした。
「あっ、だめよ」
佐知子は驚愕して、あわてて邦生の手首を押さえた。両手で堅く拒んだ。
「なんだよっ」
邦生が声をあげると、
「いや、汚れているの。体を洗わせて」
と消え入るような声でいい、上気した頬に羞じらいの色を散らすのだ。
「そんなこと構うものか」
「わたしは、いや」
佐知子は眉根を曇らせて、すがるような眼をした。
邦生は「だめだ」と叫んで、腰を浮かせると、佐知子の体をうつ伏せに転がした。すばやい動作でスカートの裾を大きく捲りあげて、佐知子の下半身を腰まで露わにした。肌色のパンティ・ストッキングと淡い水色の小さなパンティに覆いつつまれた臀部が、悩ましい量感を湛えてまるく盛り上がっていた。パンティの薄い布地は、臀丘の谷間に喰いこむようにぴったりと張りついていた。肉づきの豊かな締まった太腿からすらりと伸びた両腿も優美だった。臀部に手を撫で這わせる邦生に、
「いいわ」
でも、自分で脱ぎます、と佐知子は屈服したことばを吐く。
「ねえさん、おれの前でストリップをする気か」